【パチンコABCの店長からのメッセージ】降格から這い上がるメンタリティについて

どうやら当サイトは業界人のバイブルとなっているようで、日々、業界関係者からのメッセージが届くのだが、今回はその中の一つを紹介する。

From:佐々岡 恵
日付:2017年3月3日 21:10
件名:Re: 苦しかった班長時代

いつもブログを楽しく見させていただいています。

メールアドレスでバレバレかもしれませんが、東海地方の某チェーン店で店長をしています。

業界歴は20年に満たないくらいで、中途採用でした。

別業界からの転職組で、転職当初は数年勤めて別の仕事をしようと思っていましたが、上司にも恵まれ何となく前職よりも会社への居心地が良くて現在に至ります。

チェーン店ですので、20年弱の社歴で勤務地は勤務年数同等位まで膨らんでいますが、やはり上司に限らず人間関係で悩んだ時期はありましたが、ここ数年はそんなストレスを感じずに仕事に臨めています。

一般社員から始まり、現在は店長職となっていますが、現在に至るまでは山あり谷ありで、一度店長から降格になったこともあります。そこが一番しんどかったですね。

そこからどうやって這い上がってきたかというと、仕事に人の好き嫌いを持ち込まないことでストレスを極力排除してきました。結果的に自分のやるべきことが明確になり、多少の失敗はあっても最終的には良い成果を得られるようになっています。

色々ストレスを抱えてる時は
「自分の方が正しい」とか
「業績残せばいいんだよね」とか
余計な力が肩に入っていて、結果的に空回りのことが多くて、余計ストレスを抱える悪循環に陥ってしまうのだと思います。

だらだらまとまりの無い文章になってしまいましたが、この業界に限らず、生きていくうえで人間関係は付いて回るものなので、自分なりに上手く消化していきたいと思っています。

もうすぐ転勤するかもしれませんが、フルネームを明かしているので、署名で素性を明かしておきます。

セミナーなどでご一緒する機会があれば名刺交換させてください。

/////////////////////////////
㈱ABC ◯◯店
店長 佐々岡 恵
TEL:***-***-****
FAX:***-***-****
/////////////////////////////

ご本人に迷惑を掛けることがあってはならないので、本名は変えさせてもらったのだが、本名や勤務先を明かしてメッセージを送ってくるという、誠心誠意さにちょっと感動してしまった。

冒頭で述べたように、メッセージを送ってくる業界人は多いのだが、本名を明かす人なんて一人もいなかった。
(逆に一般人であれば、ファンレターなどでたまに本名を記載する人が存在する)

実際に、私のメルマガに入会してその中に「苦しかった班長時代」という内容のものがあるのだが、それに心を打たれたのだと思われる。

これは、私としても非常に嬉しい限りだ。
ということで、私も誠心誠意を持って一文ごとに返答していこうと思う。

パチンコ店長のメルマガはこちら

メッセージ本文への返答

パチンコABC
パチンコABC一覧/みんパチ

>業界歴は20年に満たないくらいで、中途採用でした。上司にも恵まれ何となく前職よりも会社への居心地が良くて現在に至ります。

転職組じゃ私と一緒ですね。
しかも、20年というと私とも職歴が近いですね、私よりも数年短いくらいですかね。

「上司にも恵まれ」とありますが、それって特に初期の頃には重要ですね。
ある程度、社歴を積んで地位が向上すれば、上司は関係なく自分の実力次第で上手くやっていくことが可能ですが、そういった立場でない初期の頃こそ、上司に言われるがままの毎日ですので、やはり上司に恵まれるかどうかで天国にも地獄にもなると思います。

>チェーン店ですので、20年弱の社歴で勤務地は勤務年数同等位まで膨らんでいますが、やはり上司に限らず人間関係で悩んだ時期はありましたが、ここ数年はそんなストレスを感じずに仕事に臨めています。

20年弱で20店舗くらいの転勤があったってことですかね。
それは平均よりもちょっと多いですね。

ABC自体が転勤が多い社風なのか、佐々岡店長がやり手ということで転勤で引っ張りだこになっているのか、もしくは使えないということでたらい回しにされているのかのどれかでしょう。

>一般社員から始まり、現在は店長職となっていますが、現在に至るまでは山あり谷ありで、一度店長から降格になったこともあります。そこが一番しんどかったですね。

一口に店長といっても簡単になれるものではありません。
例えば、30店舗を展開している大型法人でも、店長になれるのはわずか30名です。

そして、30店舗規模となると社員は本社を含めて400人くらいはいると思いますので、その中の30名に入るということは並大抵のことではありません。

だから、上がるまでの間は、山あり谷ありの相当な苦労をするでしょう。

また、降格に関しては、私の会社でも度々見受けられます。
そして、私は降格を体験したことはないですが、降格しそうになったことはあります。

それは、ある女副店長に蹴落とされそうになった時の話です。
良かったらご覧ください。

パチンコ店の女性副店長に蹴落とされた話

降格から這い上がるメンタリティについて

メンタル
私自身はエナニートである為に、降格を経験したことがないのだが、降格した時のことを考えただけで、相当メンタルがやられるんだろうなってことは想像つく。

極端な話、人間は他人からの評価がなければ生きていけない生き物なので、特に会社人として精神的に幸福感に満たされる瞬間とは、昇格した時そのものである。

これは、昇格した人間でないとわからないことだが
例えば、平社員から班長、班長から主任といったように、上司からの評価を得て昇進していく瞬間こそ、自分自身を肯定されたような至上の満足感に満たされる。

しかし、それに対して降格とは、昇格と真逆の出来事なので、これは絶望に突き落とされるかのような感覚に陥ることは想像に難くない。

その為、降格を機に退職する社員も少なくないのだが、逆にそこから這い上がる人って凄いなと思う。
まあ、私の場合も、もし降格になったとしても、辞めることはないと思うが。

この店長は出世すると思う

出世
偉そうだが、話をまとめると佐々岡店長は出世すると思う。
多分、数年後にはエリア長になっているのではないかと。

というのも、数々の業界人の中でトップ1%に入っているからである。

これは、どういうことか?

冒頭で、業界人からのメッセージが多く届くと書いたが、今までの累計で100通くらいは届いていると思う。
しかし、その中で本名や勤務先を提示してきたのは佐々岡店長だけだ。

だから、トップ1%に入ったメンタリティを持っているということであり、それは普段の行動のあらゆるところに活かされると思う。

以前の記事にも書いたが

1000人があるフェイスブックの記事を見たときに

何もしない人が947人
イイネする人が50人
コメントを書く人が3人

とかそんな感じだったりする。

となると、イイネすれば5%側の人間に
コメントを書けば0.3%側の人間になるということだ。

それと同様に、当ブログを見て

何もアクションを起こさない業界人が99%
メッセージを送ってくる業界人が1%
本名でメッセージを送ってくる業界人が0.01%

といった感じになるだろうから、佐々岡店長は前述したトップ1%どころではなく、トップ0.01%の人物なのである。

そういう意味では、私も昔はたけしさんのブログ(29伝説)に衝撃を受けて、メッセージを送ったことがある。
メルマガに登録すると、たけしさんの住んでいる住所が書かれていたので、たまたまその地域でBARを経営している知り合いがいたものだから

「今度その店で一緒に飲みませんか?色々とお話を聞かせてください」

なんて、内容の物を送ったら返信がなかったなんてことは、今ではいい思い出だ。
その後、29Collegeの教材を買ってネットビジネスで成功し、今ではたけしさんから年間30万のコンサルを受けて、今年はネットビジネスで300万の年収を目指している(その他の本業での年収は700万くらい)。

だから、メッセージ一つをとってみても、こういった行動をする人っていうのは、それだけの行動力がある人なわけで、将来的にも大成する可能性が広がっているということになるわけだ。

とにかく、インターネットという巨大な市場に対して、ただ覗き見しているだけではダメだよって話で、自分が興味のあることであれば、もっとコンタクトを取って繋がった方が何かと成長できるチャンスはあるという話である。

最後に、以下は私からの心よりのメッセージである。
このメッセージをご覧になって、業界の為に日々精進していただきたいと切に願う。

https://rx7038.com/wp-content/uploads/2017/03/2017y03m12d_194548544.jpg

“【パチンコABCの店長からのメッセージ】降格から這い上がるメンタリティについて”のコメント一覧

  1. お水を下さい より:

    おっ今回は真面目な文章!と思い、
    感動する内容だった。

    最後クリックした俺がバカだったww

  2. かず より:

    最後ひどい笑

  3. 神士 より:

    私もまだまだ新人ですが業界に身を置くものです。
    今は一般の社員でまだまだアルバイトと変わらないような仕事しかしていない状態ですが、、、

    生意気ではありますが、
    クロロ店長さんのブログは店舗運営に携わってる人が見ると共感する内容も多分にあり、
    仕事のモチベーション向上に繋がる内容かと感じます。
    また新人時代の仕事の向き合い方とかブログで書いて頂ければ嬉しいです。

    • アバター画像 クロロ より:

      ちょうど、店員さんからの質問も届いてるので、後日記事にします。

      基本的に私が平の時代から現在に至るまでに、悩んだこととかを書いているので、確かに共感してくれそうですね。

  4. 市井無頼の徒 より:

    イカロス失墜

    地位や
    役職といった
    「ロウの羽」が溶け
    その立場から失墜したときになって
    はじめて
    親しくしていたと思っていた人間の
    真の姿が見えてくるように思います。

    組織にあっては
    致し方ないことであり
    また
    その人の日常の
    在り様にもよるのでしょうが
    たいていは
    遠巻きに見つめて
    寄らず触らずでしょう。
    世ははかないものです。

    宮仕えの身ではあっても
    「得意淡然 失意泰然」の心持ちで
    歩みを進めたいものです。

  5. ドリームパスポート より:

    クロロ店長さん、佐々岡店長さんと同年代です。

    業種は全く違いますが、管理職をしていました。

    ただ日課に沿って働いていたヒラの時代と違い、
    部署が回るようにマネージメントしたり、売り上げや経常利益を考えたり、部下の育成を考えたり、 上司の無理難題を部下に浸透させる為に、無理矢理噛み砕いて、部下が納得出来るように説明したり。っと、中間管理職にならないと見えて来ない様な事を沢山経験させて頂きました。

    私の場合、常日頃、通常業種を100%のパワーで遂行する癖が、管理職になっても抜け切れ無かったため、通常業種が終わった後に管理職業務を行うってパターンで仕事をしていたので、身も心もクタクタになり、鬱状態になり、会社の上司達からは「一般職に戻って、やり直さないか??」っと打診が有りました。

    当時の私は、「主任からヒラに戻るのは恥だ。 主任の素質は無いから降格させられるのだ。 この職場では必要とされていない」っとマイナス評価を受けたのだと勝手に捉えて、退職を選択しました。

    私にこういった経緯が有るので、佐々岡店長さんが逃げ出さずに降格を受け入れ、そこから踏ん張り、再度昇格して頑張っている事に、とても感動しました。 更なる活躍を心から期待してます!!

    クロロ店長さんのブログのコメントの分析も面白かったです(^^;;

    まだまだ書きたい事は沢山有りますが、更に長くなるのでわ一旦、ここで切ります(^^;; 長文失礼しましたm(._.)m

    • アバター画像 クロロ より:

      ドリームパスポートさんのように仕事ができてもプライドや拘りが強くて、良からぬ結果になる人は多いですよね。

      今の時代は本当に職がないので、降格してもすぐに辞める人は昔よりは減りましたが、それでもダメなレッテルを貼られながらもそこで踏ん張る人は、凄まじいメンタリティだと思いますよ。

  6. roberta より:

    クロロ店長様
    業界の裏側をチラ見できる貴重なブログとして、新着記事が出るたびにワクワクして拝見しております。

    クロロ店長さんのブログを利用して申し訳ないのですが、以下は佐々岡店長様へのメッセージです。

    ABCは昔から、過剰な設備投資やサービスを避け、純粋に出玉で集客し続けてきた優良チェーンとして、静岡では根強いファンがいます。自分もその一人で、7のつく日でさえマル○ンなんぞには目もくれずABCに行きます。
    他のチェーンと比べるとABCでは女性を管理職に登用する傾向が強いという印象があります。
    自分がよくお世話になるABC店舗にも女性店長さんがおられます。入れ替え初日や旧イベ日には店頭に現れ、入店する客一人一人に頭を下げ、店内が忙しくなると、スーツにハイヒールのまま客のドル箱を替えてくれたりする姿に、この人は優秀な人だ、同僚の妬みを買うことがあるかもしれないが、最終的にはこういう人が正当な評価を得て高い地位に上り詰めるだろう、と思っていました。ABCの他の店舗では、客から絡まれるのが嫌なのか、男性店長でも全く店頭に顔を出さない人もいるなかで、女性の身で感心だな、と思っていました。

    記事を読み、この方が佐々岡店長さんでは?と勝手に想像しています。
    この店舗は去年少々アンラッキーな事件があり、そこから客足が少し遠のいてしまったという背景がありますが、そんな中でも店長さんは、出来る限りの営業努力をされていたと感じています。
    どんな業種でも、常に顧客の視点に立ち、他人がやらないことをやる人は、必ず正当な評価を受け、成功します。見ている人は見ていますから。

    長くなりましたが、ご異動先での益々のご活躍をお祈りしております。ハードなお仕事ですが、くれぐれもお体に気を付けて。

    • アバター画像 クロロ より:

      基本的に店長はあまりホールには出たがらないものですが、それはダメですね。
      餃子の王将では店長が客に直接ビラを配っているように、第一線での感覚は身につけておくべきだと思います。

      女性店長さんであれば、なおさらホールに出たほうがイメージ良さそうですしね。
      以下は関連記事です。

      監視モニターを見てホールをうろつく店長
      http://rx7038.com/?p=6130

      • roberta より:

        女性の店長さんだと女性客も居心地がいいですよね。未だにヤ○ザとの癒着が囁かれる業界でもありますし、クリーンな企業イメージを印象づけられますね。

        ABCに限らずですが、店長が店頭に出てこないのは営業に自信がない時(回収期)のような気がします。

        • アバター画像 クロロ より:

          その考えは当たっていますね。
          大回収の日は、決まって店長はホールにでないことが多いです。

          昔、年末年始にニュー島唄のストック飛ばして営業していた時は、絶対にホールに出ませんでした。

  7. たこぞう より:

    自分は静岡県に住んでおりABCの店舗でパチスロしたことがあります。

    静岡県では広告規制が入った頃から中小パチンコ店が次々と閉鎖しマルハンが勢力を伸ばしています。
    それに対抗しているのが「コンコルド」「アプリ」「ABC 」の3県内企業。こういう構図になっております。

    3企業供郊外に広い駐車場も持って集客するスタイルで特色としては、コンコルドは奇抜なCMが人気。アプリは殆んどの企業が55枚交換なのに対し47枚交換。それに比べるとABC はおとなしめの営業な感じがします。

    以前モンハン月下でジンオウガロングを引いてモードが継続したまま終了した時、据え置いてくれたので2日連続万枚とお世話になったグループなので頑張ってほしいなと思います(о´∀`о)

    • アバター画像 クロロ より:

      たしかにその中では、コンコルドがいつも騒いでいる印象ですね。

      ABCはコンプライス重視のカラーが強いイメージです。

      ジンオウガロングを据え置きとは・・
      以前の記事で書いたおそ松くんの、90%ループ据え置きと一緒ですねw

      http://rx7038.com/?p=12177

  8. マチオ より:

    このサイトでたけしさんを知って「FXはお金が無いときから始めなさい」とのことでしたので二の足を踏んでいた私もお金を使わないデモのトレードを始めました。まだ始めたばかりですが大きな可能性を感じています。
    チャンスってその辺に転がっていて、気付くかどうかだと思います。具体的には「やるかやらないか」。ここに来てよかったと心から思います。クロロさん、ありがとうございます。

    • アバター画像 クロロ より:

      FXは私も勉強したいんですけど、色々とやり過ぎていて暇がないんですよね。

      資産管理の一環として絶対に知識として知っておくべきことですよね。

お水を下さい へ返信する

画像を追加する