ジャグラーのクレーマーの話【後編】
さて、ジャグラーのクレーマーの話も【後編】の最終回となりました。
40代チンピラ風の男をどのようにして出入り禁止にしようかって話です。
色々と方法はあったのですが最終的に選んだ方法はプロに頼むことでした。
会社の取引先で難しい顧客対応を請け負う業者が複数存在するのですが、その方の手を借りることにしました。
そして、クレーマーを出入り禁止にする為のシナリオは以下のようなものになりました。
①クレーマーが来店
②店員がクレームを受けて長時間足止めされる
③そこに業者が登場し対応を変わる
④業者がクレーマーを口論で潰す
⑤店長が登場し出入り禁止を言い渡す
その数日後にクレーマーが来店し、店員がさっそく足止めされました。
自分は業者に連絡し、業者が店に向かいましたが到着する前にクレームが終了してしまい出入り禁止作戦は失敗に終わりました。
こんな感じで、作戦は2回ほど失敗に終わったのですが、3回目にそれが成功しました。
スタッフがクレームを受けている最中に業者が到着し、業者がスタッフとクレーム対応を代わりました。
ちなみにこの業者ですが
いうなればヤクザです(爆)
もちろんちゃんとした会社の部長さんですが、クレーム対応のプロでチンピラレベルの輩の叶う相手ではありません。
ただ、見た目も話し方も怖くてヤクザ顔負けなんです(笑)
ただし、出入り禁止に関しては店長からハッキリと言わなければならず、業者からは出入り禁止を言い渡すことはできないんですよね。
ですから、自分も途中から会話の中に入って店の駐輪場の横で1時間くらいクレーマーと業者と自分とですったもんだ話していました。
そしてまあ、最終的には出入り禁止を言い渡しそのクレーマーは翌日から来店することはなくなりました。
なので結果的には良かったと思います。
やはり、こういう輩が存在すると店の稼働が落ちるんですよね。
ましてや、ジャグラー層って爺さん婆さんとか勝ち負けをあまり気にせずに習慣的に来店してくれるありがたい客が多いんです。そういう層って設定よりも環境(居心地)を重要視する傾向があり、チンピラやカチカチ君を使っているようなセミプロが島に蔓延してしまうと稼働が落ちる可能性があるわけです。
ですからこういった輩が現れた時には野放しにぜずにスムーズな対応をすることが大切なんですよね。
ちなみにこの業者さんですが。
以前、グランドオープンの時もお世話になったことがあるんです。
要はグランドってプロ集団が遠征してくるじゃないですか?
ですから対策として業者さんを呼んだんですよね。
そして、グランドオープン時にはその業者さんがノリ打ちや回し打ちをしている輩に次々と声を掛けてそのまま退場してもらったということがありました。
グランドオープンってだけで周辺の宿は地方から集まったプロ集団で埋まりますからね。
実際にそこで1,000万還元したとしてもその時だけにしか来ないプロ集団に還元してしまっては全く無駄玉となります。
ですので、そのあたりのプロ集団対策もやってるんですよね。