今年中に牙狼が撤去になる!?メーカーの陰謀
どうも。
パチンコ店長のクロロです。
先日、元業界人の方と東京駅で飲みました。
その時の話をお伝えしようと思います。
その方は、ニッケスと言って父親がパチンコ店を経営しており、神奈川県内で合計3店舗を経営していたのですが、5年前に3店舗とも全部潰れてしまったと話していました。
ニッケスは大学卒業後にエスパスに入社し、10年ちょっとで課長にまで上り詰めたのですが、パチンコ店を経営している父親から「地元に戻って経営を助けて欲しい」という連絡があり、苦渋の決断の末にエスパスを退社することにしたのです。
ニッケスはエスパスで働いていた時にも経営が苦しいということで、親に毎月数万円の送金をしていたのですが実際に父親のパチンコ店に戻ると、想像以上の経営の悪化状態に愕然としました。
とりあえず、従業員に給料が払えない。
エントランスのダスキンマットを交換する業者に対しての支払いもできない。
そんな状態でした。
その為に、当然新台を買えるわけもなく、新台を入れるとすれば登場してから一ヶ月以上経過した台を中古購入するとかそんな感じだったようです。
その為、ニッケスは他のアルバイトで収入を得ながら、無給で働き父親の経営をサポートしたようですが、最後は倒産となりました。
現在は父親・母親・ニッケスの3人暮らしで、父親は家に引きこもり母親はパート。
ニッケスは地元の居酒屋で働いているそうです。
メーカーに潰されるパチンコ店
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ニッケスは日本レジャーカードシステム(LEC)に対して今でも大きな恨みを持っています。
当時は現金で遊べたパチンコに、脱税の対策としてプリペイドカード方式(パッキーカード)の遊技機が登場し、その後はパッキーカードでの遊技が主流になっていきました。
しかし、パッキーカードを導入するとなると
カード販売機だけでなく、各遊技台に新たなサンド設備を導入したりなど莫大なコストが掛かります。
かといってパッキーカードを導入しないと、当時爆発的な人気を誇っていたCR花満開などはパッキーカードでしか遊べない仕様なので、導入する為にはパッキーカードやそれにまつわる設備を買わないといけなかったわけです。
こういったこと一つをとってみても弱小企業にとっては大きな痛手となるわけです。
日本レジャーカードシステムは警察庁の天下り先として、このようにホールを苦しめてきたわけですが、現在も似たような状態にあるとその時に感じました。
遊技機が年々スペックダウンしている理由
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射幸性という問題で、パチンコ・スロット両機種がスペックダウンし続けていますがその主な原因は何でしょうか?
結論からいうと「メーカーがそのような根回しを警察庁に行っている」ということが言えます。
メーカーはホールに沢山の台を売りたいわけですから、バジリスクやゴッドが何年もホールに置いてあったら困るわけです。
そこで、AT機を禁止にするように仕向けて、通常であれば認定を取れば最大6年間設置できる機種を、それ以内の期間で撤去させようと企てています。
結局のところ、バジリスク・ゴッド・沖ドキなどが撤去されれば、島封鎖するか新たに新台を購入するしか道はなくなるので渋々新台を買わなくてはならないわけです。
パチンコもそれと同様で早くメイン機種を撤去させて新しい台を売りたいわけです。
今年中に牙狼が撤去になる!?
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そういった中でパチンコ撤去対象機種リストの台がついに、今年中に撤去しなくてはならないという要請が警察庁より出されました。
牙狼を始めとするMAX機がホールからなくなるとなると、その穴埋めとして多くの遊技台をメーカーから買わなくてはなりません。
となると、メーカーはめちゃくちゃ儲かりますね。
そして、今後の展開を考えてみた時にパチンコ店で生き残っていく店舗は「真・北斗無双」がどれだけ多く設置されているのかというところがポイントとなってきます。
理由としては牙狼が撤去された後の受け皿として、北斗無双が台頭するからです。
実際に、中古市場でも北斗無双には230万の値がついていますね。
そうなってしまうと今更増台しようと思ってもう遅いw
牙狼の年内撤去がわかっているのであれば、もっと大量に買っておくべき機械でした。
そこは私も後悔しています。
メーカーが喰い物にしているのが今のパチンコ業界
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広告宣伝の規制が緩い時代であれば、イベントができたので新台に頼らなくても集客できました。
しかし、現在においてはイベントができないので集客するには新台を買うしかありません。
その為に、ホールはメーカーに資金を吸収され、ユーザーはホールに資金を吸収されます。
となると結局、儲かっているのはメーカーだけとなり、新台が導入できないホールは市場から淘汰され、新台を導入することによって発生する多額の機械台はユーザーから回収され、ユーザーは減少していきます。
ホールやユーザーが減少したら、いずれはメーカーも儲からなくなるのは当然なのですが、そういったことよりも目先のことだけしか考えていないのが現在のメーカーです。
メーカーはあらゆる手を使って、規制を厳しくして現行の機械をホールから撤去させるように仕向けています。
この状況を覆すことはほぼ不可能なので、今後も資金力のないホールは淘汰されて、ユーザーも減少するでしょう。
私としては、その中でどう生き残っていくかということを考えています。
現在の業界において、集客で大きな効果を発揮するのは「新台導入」です。
私達(プロ・セミプロ)の目線からすると新台よりも設定と考えがちですが、事実そうではありません。
極端な話、ユーザーは「勝つ」ということよりも「新台が打ちたい」のです。
言い換えると「好きな台で勝ちたい」というのがほぼ9割の一般ユーザーの心理といえます。
(つまり、好きではない台で勝っても満足度が半減してしまう)
おそらく、こういったユーザー心理が変わらない限りはホールは延々と新台を大量導入することになりますので、メーカーが繁栄する一方で、ホールやユーザーは減少の一途を辿ると思います。
日本レジャーカードシステムの話から始まり、ニッケスとはこのような話をしていました。
▽東京駅
▽ニッケスと入った居酒屋
▽飲んだ後は上野のアメ横を散歩
「エスパス」を見かける
▽その日はネカフェに泊まりました
▽翌日はアメ横にあった海鮮丼屋で食事して帰りました
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バジリスクの最新作
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先日、ユニバの営業所でバジリスクの最新作を見てきました。
関係者からは口外禁止と言われているので、撮影は禁止でした。
内容はアステカのような立体的な液晶システムを採用しているのですが、プロジェクトマッピングではありませんでした。
流石に新内規スペックだけに、絆のようなハイスペック機とはいきませんが筐体自体のクオリティは非常に高かったです。
まあ、とりあえず私は朱絹のお色気シーンに期待していますw
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