緊急事態宣言明けの6月にスロットの設定状況が良くなった理由 ~東京編~
どうもクロロ(@Curoro_tenchou)です。
上の画像は、ビジネス的なお付き合いのある専業さんからあった言葉です。
おそらく、6月に思いのほか出しているホールが多かったという件においては皆さんも感じているのでは?
ってとこはコロナ明けの6月に思いのほか設定状況が良かった理由について書いていこうと思います。
ちなみに、今回は東京都内で営業をやられているスライム店長に書いてもらいました。
自分も営業の話を書くのは大好きなんですけど、おそらく今現在は今までの人生で最も忙しい時期である為にブログ1記事すらまともに書けない状態です。
特に緊急事態宣言の煽りを受けた地域は東京都と大阪府でしょうから、今回は東京都内のスライム店長。
そして次回は大阪府内の業界人Yさんに書いてもらう感じです。
それではどうぞご覧ください!
コロナ明けの6月の設定状況が良かった理由
こんにちは。
東京都内で店長職をやらせていただいておりますスライムです。
今回はなぜ思いのほかコロナ明けの6月の設定状況が良かったのかというテーマについて書いていこう思います。
某データによるとコロナ休業前のコイン粗利は平均41銭でしたが、休業後の6月平均は36銭でした。
台粗利で見てみると3,800円だったのが2,400円まで下がっています。
アウトも下落しておりますが、休業後いかにホールが甘く運用していたかが分かります。
このような結果になった理由は主に3つあると考えています。
- 客足の戻りが予想以上に悪かった
- 周りのホールが出していたので対抗して出した
- 販促ができず、できる施策が玉出ししか無かった
理由1 客足の戻りが予想以上に悪かった
まず①についてですが、客数・粗利などの予測値を休業前の60%程度で考えていましたが40%程度の数値からスタートしました。
分かりやすく例えると休業前は100人程度の客数が来店していたのに40人程度しか来店しなかった。
100万程度の売上を見込んでいたのに40万程度の売上しかなかったという事です。
それでも「営業再開したばかりだしな」「営業できるだけマシか」と当初は楽観的に考えていましたが、1週間経っても数字がほとんど上昇せず、特に焦ったのが旧イベント日の数字でした。
営業再開後の3日目が旧イベント日だったので時期が早かったというのもあるかも知れませんが、休業前の30%しか来店がありませんでした。
もちろん設定を落とした訳ではありません。
休業前と変わらない形でシミュレーションを組んで少しでも還元できたらと考えていたのですが、客足が予想していた以上に悪いという結果。
これはもう玉を出して行くしかないと思ったのが一つ目の理由になります。
理由2 周りのホールが出していたので対抗して出した
二つ目の理由ですが、こちらは周りのホールも自店と同じことを感じたのだと思います。
予想以上に客足の戻りが悪く焦ったのか、旧イベント日は軒並み強めに出してました。
旧イベント日以外も甘めにしていたんじゃないかなと思います。
理由3 できる施策が玉出ししか無かった
三つ目の理由が販促が出来なかった事です。
休業期間中にパチンコ店が叩かれまくっていた兼ね合いもあり、組合から販促を自粛するように通達が来ていました。
通常の場合、多くのホールが玉を出す時に宣伝してから玉を出します。
宣伝するツールは「折込チラシ」「ポスティング」「イベント商材」「ライター来店」「ツイッター」「LINE」「メール」などと多岐に亘ります。
勿論ダイレクトに「玉を出すから来てください!」とは宣伝できませんが、新台導入しましただったり、増台しましただったり、大型レイアウト変更などと、何かしら出玉を匂わせるような宣伝をして集客しようとするのが主な手法。
多くのホールがこのような何かしらの販促と出玉を掛け合わせて集客しているのですが、営業再開後はこの販促というものが全て自粛となってしまったのです。
中には抜け駆けして過激なLINEを配信されていたホールもありましたが、ほとんどのホールはこのルールを守っていたように思います。
入替しても告知ができないのでやる意味無いなとさえ考えるようになりましたし、実際に入替はやりませんでした。
(所轄から入替やるなオーラを出されたこともありますが・・)
時期が時期だけに止むを得ないとは思いましたが、このように販促が出来ないというのはパチンコ店において致命的な影響があります。
そういった背景があり残された方法としては口コミしかありませんでした。
シンプルに来店されたユーザーに「出てた」という事を口コミで広めてもらう。
ただ、広めてもらうには今まで以上に玉を出す必要があり、口コミしたくなるような出玉を見せる必要があった為、全台系や1列ALL④⑤⑥など少しでも目立つような設定の入れ方をしました。
これらの要因が重なり東京都内では全体的に甘めの傾向になったと考えております。
コロナの影響を最も受けているのは新宿区
補足ですが都内でも地域によって稼働差があり、出玉状況にも影響が出ているのでは?と考えています。
私が気になるのが新宿区。
プライベートでよく打ちに行くという事もあり気にしているのですが、自店以上に客足の戻りが悪いようでした。
新宿で優良店として有名なマルハン新宿東宝、エスパス歌舞伎町、新宿アラジンなどの店舗は軒並み稼働が激減しています。
最近になり徐々に戻しつつあるようですが、東京都内においてもコロナの影響を1番受けているのではないでしょうか。
マスコミの報道も東京ではなく、新宿であったり、歌舞伎町という名前を名指しして報道しているので、この3店舗は客足に大きく影響していたような気がします。
ある種の風評被害だとは思いますが、そういった影響もあり東京都内の中でも新宿区は、かなり苦戦を強いられていました。
特にこの3店舗は某稼働ランキングだと都内ベスト10に必ず入っているような優良店でしたが、6月の実績はランク外で終わっていました。
少しでも早く巻き返したいという事と7月は3店舗共に特別な月だと思いますので、7月は強めの出玉放出が期待できると予想。
マルハンさんは出だしからいそまる君を呼んでいましたし、気合は入っているんじゃないかと思います。
そういう意味では今後の新宿区は甘くなる可能性があると思います。