パチンコ店におけるメール配信の裏話 痛恨の送信ミスで降格した主任の話など
10年くらい前の話だが、数年に一度クラスのプレミアな失態を犯した主任の話をしようと思う。
主任のホール業務
主任の業務の一つで閉店後に、その日のホールの「アウト」「台粗」「総粗」といった営業数値をエリア長や店長にメール送信するって作業がどこの系列店にもあるのだが、例に挙げると以下のような定型文を入力して一括送信するわけである。
4パチ
アウト:12504発
台粗:3564円
1パチ
アウト:25367発
台粗:1853円
20スロ
アウト:9844枚
台粗:4045円
5スロ
アウト:13560枚
台粗:1360円
総粗:1437900円
コメント:
4パチがアウトの割に粗利が取れませんでした。
ガンツとダンバインが爆裂してしまったのが原因です。
この2機種は最近出玉の波が収まらない傾向にありますので、全台ラムクリを掛けアタッカー付近を若干シメた方が良いと思われます。
ちなみに、アウトっていうのは打ち込んだ玉数(スロットでは枚数)であり、台粗は粗利を指す。
そして、総粗というのは全台合計の粗利のことである。
パチンコ店では営業終了後に、上記のようなパチンコスロットすべての種別の平均アウト等のデータをホルコンで調べてメールに入力、その後エリア長や店長といった上層部に一括送信するわけである。
また、最後のコメントという部分はエリア長の方針で、単に数字を打ち込んで送るだけであれば平社員でもできるわけであり、主任であれば「何かしらの営業提案を考えてみろ」という趣旨で加えさせているわけである。
店舗のアウト・台粗を客にメール配信
で、すでにタイトルに書いている通りオチは見えていると思うが、これらの店舗情報を間違って客のメールに一括送信してしまった主任が過去に存在したのである。
その時のメール会員数は約2000人。
その2000人に店舗の機密情報を一括送信であるから半端ではない。
数値もそうだが、釘や設定がどうのとかそういったえげつないコメントも書いてあったわけである。
以上のように珍事では済まされない失態を犯したその主任は即刻降格となったのだが、それは当然であろう。
なぜそのようなミスが起こったのか?
聞いた話によると、その主任はホルコンで出力した帳票を見ながらPCのメモ書きに数値を打ち込んでいたようなのだが、それと同時に翌日の営業メールも作成していたのである。
そして、その日は閉店後に誤差玉も発生してしまい、その原因追求の作業も抱えていたということもあり、つまりは慌てていたのである。
その為、営業数値をメンバーに送信するためのアウトルックエクスプレスではなく、客に配信するP-worldメールに貼り付けて送信ボタンを押してしまったのだ!
これって実は何気に危ないと思う。
だって、P-worldメールを作りながら営業メールを作っていたわけで、そりゃあ確かにミスを犯す可能性はあるだろう。
だから、P-worldメールと営業メールって同時に作ってはいけないと思う。
P-worldメールを作り終えて、ウインドウを閉じてから営業メールをメモ書きに打ち込まないと危ないということである。
メール送信あるある
あとは、それ以外にもありがちなのが、残業して深夜2時くらいに作っていた営業メールをそのまま誤って即時送信してしまうケース。
普通なら翌日の朝8時とかにセットして送るんだけど、間違って即時送信のボタンを押してしまうということである。
これは、実のところ私も数回やらかしてる。
その時も深夜2時くらいだったので、メール会員の客には大変な迷惑となること必須である。
しかも、「間違えました」というそのお詫びのメールを送るのも、それはそれで深夜にウザいと思うので、その場合は翌日に謝ったりなどするケースが多い。
最後に、今は送れないけど4号機時代によく送っていた激アツメールを書いてみますかね。
当時は死ぬほども書いてたんで得意分野です。
4号機時代にありがちだった激アツメール
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金━━━┓┏━━━★
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地┃域┃最┃強┃!!┃
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” ドル箱タワー”
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⑦の付く日は
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■■の祭
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「等価」「金銀」「最強」「ドル箱タワー」「祭」などなど。
今だったらNGワード目白押しですね。
こんなメール配信したら即刻営業停止になりそうw