40代のオッサン同士のバーベキューで感じたこと
盆明けの週末に地元の同級生とバーベキューやってきたんで記事に書いてみようと思う。
バンガローを借りてのバーベキュー
ちなみに、そのときは6人で開催したんだけど、バンガローを借りて寝泊まりすることにした。
いつもなら、夜8時くらいから飲んで11時には終了って感じなんだけど、寝泊まりすれば長く飲めるわけだし、年に数回しか合わないわけだからたまには泊りがけで飲むのもいいと思った。
これが学生時代であれば、毎日誰かしらの家に泊まりに行ってプレイステーションとかPCのアダルトゲームとかで遊びまくっていたのだが、大人になると簡単に予定が合うはずもなく、集まれる日は限られてくる。
しかし、今回は中心になって動いてくれた幹事の行動力もあって、泊りがけでの飲み会が実現されたというわけである。
14時に集合し、地元のスーパーで食料を購入。
こういった時には買い物が苦手な私は、すべて友だちに買うものを一任してしまうのだが、鉄板でハズせないのが『玉ねぎ』である。
この歳になると、肉よりも野菜の方が美味しく感じてしまうという側面もあるのだが、やはりバーベキューの時に鉄板で焼く玉ねぎは最高に旨い。
で、その後、現地でバーベキューを開催したわけだが、
例によって、まったく動こうとしない私は、
「自分で野菜を切らねえなら玉ねぎなんて買うんじゃねえよ」と愚痴られる。
仕方がないので、3玉中2玉を包丁で切って焼いたりしていたのだが、やはり焼肉のタレで食べる玉ねぎは最高に美味かった。
もう、2玉くらい多目に買っておけば良かったと後悔した。
40代のオッサン達のバーベキューで感じたこと
そして、時間も夜となり、薄暗い森の中でのバーベキューもまた味わい深かった。
上の画像がその時に撮影したものだが、ルネ・マグリットの光の帝国を思わせる幻想的な風景である。
▽ルネ・マグリット「光の帝国」
時間も夜の7時を回っており、寂れたキャンプ場だったので合計6箇所あったバーベキューコンロには、私達以外のグループは誰もいなかった。
そこに6人の40代のオヤジが集まって、盛り上がっているバーベキューパーティーも悪くない。
特に、妻子がいて本業と副業合わせて毎月100万以上稼いでいる、私のような立場の人間であれば、そのような空間もリラックスして楽しめるというものである。
しかし、もし女も金もない40代であったのであれば、そこでバーベキューを楽しむ余裕はないだろう。
いや、その瞬間は地元の友だちとの談笑で楽しいのだけれども、心底リラックスできない、そういった感情になると思う。
「こんなことよりも婚活しなきゃ」とか、
「今の状態では将来が不安」とか、そっちにばかり気を取られてしまうことと思われる。
結局のところ、若い頃にどのような行動をしていたのかが、後々になって個人間の大きな違いになってくる。
単純に、結婚したいのであれば彼女を作る努力をしなくてはならないし、
いい生活をしたいんであれば、金を稼ぐ行動をしなければならない。
それらのことに対して、どのように取り組んでいたのかが、40代にもなるとだいぶ如実に表れてくる。
地元の友達はいずれも幼稚園からの付き合いだ。
そして、今回集まった6人の中では6人中4人が結婚しており、その中でも金銭的な自由を得ているのは私だけだった。
不景気になると、サラリーマンのお父さんの小遣いをが低下したとかで、それが死活問題として苦笑いしながらテレビに写っているオヤジいたり、
その為「昼食を390円の牛丼で済ませてます」なんてインタビューに答えるオヤジが出現したりと様々だが、
スロットやネットビジネスで稼ぐだけで、そういった悩みから解放されるという知識はそういう人からしてみれば、まさしく帝王学となるのだなと思う。
ちなみに、結婚している私以外の3人は全員がマイホームを購入しているが、私は未だにアパート暮らし。
ただ、私自身マイホームに興味がなく、平たく言うと金を稼ぐことにしか興味がなかった。
その為、様々な紆余曲折を経て、今では会社の給料以外に毎月50万以上が副収入として入ってきている。
ただ、毎月50万以上の自由に使える金が存在していたとしても、別にやりたいことってなくて、
例えば都内に女でも2~3人買いに行って一泊してきてもいいなって思うときもあるけど、何だか面倒くせえなという気持ちが先行してしまい、そこまで行動しようとは思わない。
若い頃であれば、欲しいものも沢山あったように思うのだが、歳を取るに連れて物欲はなくなっていくばかりだ。
バーベキューではお決まりである、最後にシメとしての焼きそばが焼かれたわけだが、これがマジで激ウマだった。
繰り返しとなるが、この歳になると肉ってそれほど食えない。
肉よりも焼きそばとか野菜が旨いって感じてしまう。
職場内でのいじめ
だいぶ前に「500万借金した幼馴染みを打ち子に雇った時の話」という記事を書いたが、その時に登場したケンミがその時もバーベキューに参加していた。
ケンミが現在借金を全額返済したのかはわからないが、大手の自動車工場に契約社員として働いているらしく、時給も高くボーナスも貰えているようで、一先ず金の面では安定しているかのようだった。
ただ、契約社員なのでいつ首を切られるのかはわからない。その点は大きな不安材料と言えるだろう。
その時にケンミが話していたのは、職場内でイジメにあったという話だった。
3人グループで部品を製造しているらしいのだが、10歳以上も年下の31~2歳くらいの奴から、暴言を吐かれたり蹴りを入れられているとのことで、
「おめえいい加減にしろよ!作業が遅え奴だなあ!!」
といいながら蹴りを入れられたりなど、そういった感じである。
そいつはケンミと同じ契約社員なのだが仕事ができるらしく、その為に現場でバカにされているということだった。
そして、そこに工場長がやってくるとその男は豹変して、全身全霊でいい顔しているらしい。
私は、その話を聞いてみたときに、そのようなイジメ自体はどこにでもあると思うのだが、それを40代になってまで経験したくはないと思った。
もちろん、40代になっても社内における陰湿なイジメであったり、ライバルを蹴落としたりなどの嫌がらせは絶えない。
ただ、私自身そのような揉め事には楽観的に対応しており、それができるのもやはり自分自身の力で会社の給料と同等以上の金を稼いでいるという裏付けがあるかに他ならない。
本来、精神的に自由になるとはそういうことだ。
いくら会社で結果を出して給料を上げても、その会社なしでは生きていけない立場であることに変わりはないわけで、常に使用者側に心臓を握られているのも同然だ。
だからこそ、まずは副業で稼ぐ力を身に付けていく必要があるわけだが、そこまで飛躍した話にならなくとも、
転職を繰り返してキャリアがリセットされることによって、常に新人としてその職場に入るわけだから、それを繰り返せば繰り返すほどケンミのように年下からバカにされて仕事しなくてはならないリスクも生まれてくる。
それだけに、職場を頻繁に変えること自体も大きなリスクといえるだろう。
私が今の会社に入社して間もない頃に、
「仕事っていうのは残った者勝ちなんだ」
と言っていた店長がいたのだが、それを聞いた時にスッと腑に落ちたのを憶えている。
ただ、それから1年後にその店長はソウリン似の新入社員と不倫して、孕ませて堕ろさせたことが発覚し、スッと退職することとなったわけだが。