バラエティコーナーのパチスロ機で勝ちにくい機種は?|2019~2020年における激辛機種BEST10
どうもクロロ(@Curoro_tenchou)です。
今回はバラエティコーナーで勝ちにくい機種BEST10をまとめてみました。
バラエティコーナーの定義
基本的にバラエティコーナーは利益担当のコーナーとなります。
一般的なスロットコーナーの機種構成においては「旧基準機」「5.5~6号機」「ジャグラー」「その他ノーマルタイプ」「バラエティ」といった形でコーナー分けされていますが、多くのホールでは今後も長く使う機械である「6号機」「ジャグラー」といったカテゴリーで還元し、それ以外のカテゴリーで利益を取る営業をしています。
スロット営業においては、全ての機種で平等に利益を取っていくといったことをすることはなく、還元することによって今後の稼働上昇に繋がる機種に優先的に高設定を入れていく営業をします。
分かりやすい例でいうと、ミリオンゴッド凱旋や沖ドキといった旧基準機においては、高設定を入れません。
・その理由は、これらの機種は年内に撤去しなくてはならないということ
・低設定のままでも一定の稼働が見込めること(逆にいうと高設定を入れても稼働に影響しない)
・低設定のままでも出玉感が演出できること
などが挙げられます。
一方のバラエティにおいても、それは同様のことが言えます。
・バラエティを打つ層は高設定を求めているというよりかは、その機種が好きで打っている傾向が強い
・バラエティはそもそも少台数構成なので、その機種で出したところで全体の稼働アップには繋がらない
・そもそもバラエティに入る機械はメイン機種になれなかった機械なので人気が低く高設定を入れて育成する価値がない
これらの理由により、バラエティの設定は辛めとなります。
もちろん、中にはバラエティに力を入れているホールも存在しますので、100%のホールがそうだとは言いませんが、基本的な営業のセオリーは上記の通りとなります。
ですので、バラエティコーナーにおいては「利益を取りやすい機種」を優先的に設置します。
逆にいうと、利益が取りにくい機種はバラエティコーナーからも早々に撤去されます(もしくは低スロに移動)。
バラエティで辛かった機種 BEST10
それでは、今回は2019年1月から2020年4月において、バラエティコーナーで利益が取れた機種BEST10を挙げていこうと思います。
以下に挙げる機種は利益が取れたということで、基本的には認定が切れるまで長く設置された機種ということになります。
また、サンプルデータは過去16ヶ月であり、宮城・新潟・東京・神奈川・大阪・大分といった、全国の主要ホールから集めたデータの平均値を採用しています。
第10位 笑ゥせぇるすまん3
メーカー:三洋物産
タイプ:ART
平均差枚:-203枚
平均設定:1
この機種は、100G刻みでゲーム数・CZのチャンスがあるので比較的遊技頻度は高かったのが印象的。
たまに誤爆があるが頻度は低く、しっかりと利益が取れた機種。
ちなみに、一時期中古価格が100万を突破していたこともあるのだが、メインを張れる機械ではないのでそこまでの価値はないと思う。
第9位 ラブ嬢
メーカー:オリンピア
タイプ:AT
平均差枚:-338枚
平均設定:1.6
設置後バラで6年間使いき切った機械の一つ。
客層は中年男性がメインでありながらも、女性客も意外に打っていた。
リセットすることで天井短縮の恩恵があるので、そこまで打ち変え頻度は高くはなかったが、イベ時にはそれなりに設定を使うこともあった機種。
スペックよりコンテンツ需要が高かった印象があるが、差玉も出るし時間効率も比較的良いことが稼働に繋がっていたと思う。
第8位 麻雀物語3 役満乱舞の究極大戦
メーカー:オリンピア
タイプ:AT
平均差枚:-341枚
平均設定:2.4
現役のバラエティの中では稼ぎ頭の筆頭となる機械。
非常に辛い機種なのだが、一部のコアなユーザーにはたまらない機種らしい。
高設定を入れても出ない呪われた機種。
第7位 アクエリオンEVOL
メーカー:SANKYO
タイプ:ART
平均差枚:-405枚
平均設定:1
高粗利機種であり、事故ることもなく安定して利益を生み出すことができた。
コンテンツ的には人気のある機種なので、認定を取っていれば現在も設置している店舗も多いだろう。
第6位 沖ドキ!トロピカル
メーカー:ユニバーサルブロス
タイプ:AT
平均差枚:-445枚
平均設定:1
認定機なので現在も設置中、バラエティの粗利柱である。
稀に大事故を起こしたデータにもなるが、基本的には激辛。
もちろん売上・玉単価などは初代沖ドキに及ばないのあが、粗利はよい勝負。
最近で言えば、初代沖ドキの設置期間が年末まで延長となり、沖ドキ2がリリースされるので更なる稼働の低下が懸念されるが、動かなくなるまで稼いでもらおうと思っている。
第5位 涼宮ハルヒ
メーカー:SANKYO
タイプ:ART
平均差枚:-600枚
平均設定:1
粗利特化マシーン。
たまに誤爆するというイメージが強いのか根強い人気があるのだが、その誤爆も1年以上見た記憶がない。
第4位 トータル・イクリプス
メーカー:SANKYO
タイプ:ART
平均差枚:-610枚
平均設定:1
認定を取っていなかったので、約1ヶ月ほどの設置期間だったが、今回改めて集計データを見直してみたら、玉粗利が2円近くもあり驚いた。
コアなファンも多い機種で、認定を取っていた店舗では未だに設置もあると思うが、バラエティ設置が大半で設定も1である可能性が高い。
勝ちに拘った立ち回りをするのであれば遊技するのはオススメできない。
第3位 蒼天の拳2
メーカー:サミー
タイプ:AT
平均差枚:-700枚
平均設定:1
稼働・粗利共に申し分ない機種。
認定取る前は稼働が悪かったイメージがあるが、徐々に稼働が上がってきた機種。
昔から設定を入れた事はないが、勝手に稼働が上がってきた機種であり、時代の流れと共に支持が上がってきた。
リリース当時はあまりぱっとしない印象だったが、粗利貢献度は非常に高く、運用についてはオール1営業でもある程度のアウトを維持できる素晴らしい機械だった。
第2位 エウレカセブン2
メーカー:サミー
タイプ:AT
平均差枚:-750枚
平均設定:1.8
機械自体は辛い仕様だが、強コンテンツということで人気があった。
設定示唆画面や需要が高いことからイベント機種としての運用も稀に行っており、バラエティ内でも平均設定は若干高い。
第1位 吉宗~極~
メーカー:大都技研
タイプ:AT
平均差枚:-900枚
平均設定:1
爆発性に優れた機械で営業面において泣かされることも多々あったが、総合すると利益貢献度の高い機械だった。
設定運用についても1以外は使ったことがない。
個人的な見解
今回の記事は以上となります。
予想通り、SANKYOが3機種もランクイン。
SANKYOの機械はメインは張れないが、バラエティでは高粗利かつ一定の稼働を維持できる優秀な機械が多く、その件ついては業界内でも有名。
それ以外では吉宗~極~とラブ嬢においても、高粗利というイメージがあったが、改めて数字を見てみるとサミー系からも意外に抜ける機械が多い結果となった。
ちなみに、吉宗~極~の前作である5号機吉宗もかなり辛い機種だった。