聖闘士星矢 海皇覚醒 設定配分・利益率・今設定が最も入る機種である理由
2018年に最も設定が入る機種は「パチスロ聖闘士星矢海皇」で間違いないだろう。
その根拠について考察していく。
海皇が絆にとって変わる!?
長らくお待たせしました。
パチスロ旧基準機30%規制と、聖闘士星矢海皇のヒットをもって、ようやく全国のホールが絆離れができそうです。
特定日には絆に4or6をぶっ込んでおけばそれで良いというクソつまんねえ営業がようやく終焉を迎えそうです。
しかしながら、なぜに聖闘士星矢海皇が絆にとって変わることになると断言できるのでしょうか?
その理由や注意点を説明しますね。
聖闘士星矢海皇に設定が入る理由
いつの時代でも長期稼働が見込めそうな台ほど平均設定が高くなる傾向にある。
その良い例が、バジ絆や番長3といえるだろう。
これらの機種に高設定を入れる理由は長期稼働が見込めるからであり、その為、設定を入れて台を育成したいとホール側は考えるわけである。
逆に長期稼働が見込めない台には設定が入ることはない。
例えば、イノキロードトゥゴッドに設定を入れても後々の稼働に繋がらないですよね?
だから、設定が入ることはないのである。
例外として、イノキがバラエティにあったとして、そのホールがバラエティをメイン機種として育成しているのであれば話は別。
イノキが外れてもバラエティは存在し続けるので、その場合はイノキに設定を入れても「バラエティのイノキが出ていた」というアピールとなりうるので、バラエティの育成にはなるわけだ。
ただ、その場合でもバラエティですらすぐに撤去されそうな機種に設定を入れるのであれば、クレアの秘宝伝や織田信奈の野望といったバラでも長期稼働しそうな台に優先的に設定を入れる可能性が高い。従って、イノキロードトゥゴッドにはどうあがいても設定は入らないのである。
ちなみに、上記は現在のパチスロ中古市場である。
ご覧の通り、5.5号機にけっこうな値がついており、その中でも聖闘士星矢は群を抜いている。
この値段の上がり具合は、以前の沖ドキやバジ絆の時と似たような現象といえる。
実際に、その時の沖ドキやバジ絆にはめちゃくちゃ設定を入れていたというか、特定日に設定を入れる機種といえば、この2機種+ジャグハナだけといった感じだった。もちろん、それ以外の旧基準機にもポイントで設定を入れることはあったが、基本は「沖ドキ」「絆」「ジャグラー」「ハナハナ」であったと思う。
そして、30パイが廃れているエリアでは「沖ドキ」「ハナハナ」に設定が入らない分、他の旧基準機にちょいちょい設定を入れるということはあったが、基本は「絆」「ジャグラー」だった。
以上のことを考えてみた時に、聖闘士星矢が「沖ドキ」「絆」にとって変わる今後の注目機種となることは必至である。
2年前は「絆の台数=スロットの集客力」という図式が成り立っていたが、今後はそれが「聖闘士星矢の台数=スロットの集客力」という図式となる。
おそらくそれが確定的となるのは、2018年12月の旧基準機全撤去規制である。
旧基準機に関しては、30%以内の比率であればスロットホールに設置していいことになっており、認定が切れる今後2~3年は設置可能なわけだが、私の予想ではクソメーカー共が警視庁を買収して、2018年12月に旧基準機全撤去規制が発足すると思っている。
ちなみに、その予想の根拠に関しては、知り合いのメーカーから聞いた話である。
興味があれば、以下の記事を読んでほしい。
【某メーカー関係者が衝撃告白!】5.9号機が売れない現状の今後のメーカーの目論見
・・と、話が脱線してしまったが、仮に旧基準機が全撤去とならなくても、旧基準機は全体の30%以下の台数しか設置できないという縛りがあるわけだから、縛りのない人気機種である聖闘士星矢の台数を増やして全体稼働を上げたいとは誰もが考えることである。
その結果として、現在の中古市場では280万という値が付いているわけだ。
つまり、当然280万で買ったからには長期に渡って稼働させたいとホール側は考える。
・・であれば、ベタピンで抜きまくって「2週目に低スロ⇒4週目に撤去(中古市場に売る)」といった機械の使い方はしない。
長期的に利益を取るためには、稼働を付ける必要があるわけで、そういった目的が発生した時にホール側に初めて設定を使う根拠が生まれるわけである。
聖闘士星矢海皇に設定が入らないホール
バラに1~2台とかそういったケースでは設定は入らない。
この場合は高設定を入れて台を育成しても、最大で2台しか動かないんで費用対効果が低くなる。
その一方で、番長3や政宗2が4~10台とかあるんであれば、そちらに設定を入れた方がスロット全体稼働を上げるのであれば効率が良いと考えるのは確実である。
実際に、私のホールではバラに聖闘士星矢海皇が2台あるんだけど、最高でも2しか使ったことがない。
一方、4台以上の設置ホールであれば、全台系イベントで6を入れることもあるし、それ以上の台数となると特定日や通常営業でも入れることさえある。
だから、結局のところそのホールがメイン機種として聖闘士星矢を育成する気があるのか?
ということがポイントであり、まあそれって皆さんがご存知のメイン機種には設定が入るという理論と一緒です。
あと、もう一つ憶えておいてほしいのは。
そもそも絆やまどマギといったメイン機種が弱いと、聖闘士星矢を育成することはないということである。
そもそも聖闘士星矢を入れる理由を考えて欲しいんだけど、絆やゴッド系のメイン機種を打ちたくあぶれた客を打たせる為に、聖闘士星矢海皇が設置してあるわけだ。
例えば地域一番店といえども、30%規制によって絆やゴッド系を置ける台数に限りがあるので、それを打ちたくても打てなかった客が他の5.5号機を打つかというとそれは難しいわけで、それだったら過疎店の旧基準機を打つことを選択する客も存在するわけである。
だから、旧基準機が打てなかった客を逃さない為に、聖闘士星矢海皇や番長3の台数を構えて育成することによって、そちらを受け皿にして全体稼働を上げたいと考えるわけなんです。
つまり、言い換えると、絆が過疎ってるホールではそもそも聖闘士星矢を導入しても意味がないんです。
まあ、過疎ってるホールが聖闘士星矢を導入する予算を組めるはずもないんだけど「聖闘士星矢を入れるんであればまずは絆に客を付けてから」という理論なわけなんです。
いかに聖闘士星矢といえども、絆が現役稼働している現状ではこの機種にはなかなか勝てない。
ただ、絆は置ける台数に限りがあるのであぶれた客を逃さない為に、聖闘士星矢を用意しておく必要がある。
つまり、それは言い換えると地域一番店でも聖闘士星矢があるかないかで、ピーク稼働の最大値が変わってくるということなのである。
だから、そういうホールにとっては280万を払ってでも聖闘士星矢は絶対に揃えておきたい台なんです。
しかし、絆さえも埋まらない地域3番店以下のホールにおいては聖闘士星矢を買うことは無意味となる。
たまに、そこを勘違いして購入稟議書を上げてくる店長がいるんだけど、そういうバカには「聖闘士星矢を買う前にまずは絆の稼働を何としてでも上げろ!」と叱咤している。
聖闘士星矢海皇の設定配分と利益率
設定に関しては、1・2・4・6この辺が最も多い。
これは全てのART機に共通することなんだけど、3・5を使う可能性はほぼゼロ。
利益を取るのであれば1を使うし、高設定を匂わすのであれば4・6を使う。
そして「4・6は使えないけど偶数示唆を演出して高設定であると勘違いしてほしい」というのであれば苦し紛れに2を使う。
ざっくり聖闘士星矢の運営方法はそのような感じである。
また、この機種で全6のイベントをやったことも度々あるんだけど、かなり荒れる結果となるのでそのことは肝に銘じておく必要がある。
例えば、番長3などであれば、10台中8~9台は出るんだけど、聖闘士星矢では半分くらいしか出ないことは普通にある。
さらには、4台設置で全台系といったケースでは、4台中1台だけしか出なかったとかそういったケースも多い。
そもそも、現在のART機は6だからといって必ず出るというわけではない。
6というのは、ハマリが少なくART初当たりのチャンスが低設定よりも頻繁に訪れるということであるので、そのARTが単発即終了を繰り返しているようだとスランプは右肩下がりとなる。
従って、高設定といえども、どこかで一撃を出さなくてはならないわけで、それは絆や番長3も一緒であるのだが、聖闘士星矢では6の機械割が絆や番長3ほどではないので、そのリスクはさらに高まる。その為、4台中3台は凹むということも日常茶飯事なのである。
ただ、そのようなリスキーな台でも見返りが大きいので金をぶっ込むのが聖闘士星矢の最大の魅力である。
それだけに、聖闘士星矢海皇の台粗利は高く、以下のように5.5号機の中では群を抜いている。
機種名 | 平均台粗利 |
---|---|
押忍!番長3 | 3,458 円 |
政宗2 | 5,210 円 |
GⅠ優駿倶楽部 | 6,018 円 |
リング 終焉の刻 | 5,173 円 |
涼宮ハルヒの憂鬱 | 9,385 円 |
スーパーミラクルジャグラー | 3,257 円 |
グレートキングハナハナ | 1,954 円 |
聖闘士星矢 海皇覚醒 | 7,054 円 |
※集計期間は2017年
※クロロ店長の系列店での数値となります
ご覧の通り、聖闘士星矢の台粗は5.5号機の中では飛び抜けて高い。
元々コイン単価が高い機械(3.0円)なんで売上が高くなる機種ではあるのだが、それにプラスして前述したように金がぶっ込まれる機械なんでホール側はウハウハなわけです。
まさに、ダイコク電機でいう“金のなる木”といえる。
ちなみに、番長3の粗利が低い理由は、台数が多いので台平均にすると低くなっているからです。
また、グレートキングもそれと同様だが、これに関してはそもそもの売りが低いという理由によるものである。
特に、ホウオウやドリハナとセットで設置している場合にはどうしてもホウオウやドリハナよりも稼働が低下してしまうので、自然と売上は低くなります。
なお、涼宮ハルヒの台粗はSANKYOマジックによるものです。
いや、ほんと三共の台って利益が取れるんですよ。
それでいて、地味に動いてくれるんでバラエティにはもってこいなんです(もはや業界内では常識)。
歴代パチスロ聖闘士星矢での思い出
せっかくなんで、歴代パチスロ聖闘士星矢について一言語らせてください。
パチスロ聖闘士星矢
導入開始:2012年09月
最もフリーズが引きたかった機種。
ちなみに、フリーズ時は、純増2.8枚のATが88%ループとかそんなだったと思うんだけどヤバいでしょ。
それと同様に中段チェリーの空気感もヤバかったけど。
パチスロ聖闘士星矢 黄金激闘編
導入開始:2014年02月
あんま初代と差別化できてなかった機械でしたが、まあそこそこ動いてくれた台です。
ちなみに、この台で夜の8時にフリーズ引いたことあります。
何枚出たのかは以下の記事を見てください。
https://rx7038.com/?p=1367
パチスロ聖闘士星矢~女神聖戦~
導入開始:2015年08月
技術介入機としてA+ART機で登場。
ハイエナで1度打ったくらいです。
パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒
導入開始:2017年07月
もし、秘宝伝~伝説への道~が出た時期に登場していたら、見向きもされなかったでしょう。
登場する時期がちょっと変わるだけで全く変わってきますよね。
こういうのを見ると、世の中で一番重要なのは時勢だなって思います。