パチンコ・スロットの稼働を上げる為に最も重要なこととは?
今回は質問にお答えします。
題名: 質問です
メッセージ本文:
いつも楽しく拝見させていただいております。
いきなりではありますが、質問させていただきます。
1.P&S稼働を上げるのに最も重要視されている事(行う施策)はなんですか? 機種ごとの玉利、販促、PPM、薄利など
2.たとえばスロットの粗利が欲しくて差枚数が、三日連続プラスの台を打ち替えを行い出率の調整を行う。
ということに関してどう思われますか?オカルトだと思われますか?
答えられる範囲でお願いいたします。
今後も楽しく拝見させていただきます。
いつもご愛読ありがとうございます。
パチンコ・スロットの稼働を上げる為に最も重要なこと
まず、一つ目の質問に答えますと
稼働を上げるのに最も重要な要素は販促です。
それ以外の玉利・PPM・薄利においては、後から発生する問題です。
その前に販促ができてなければ集客できません。
(例えば販促ができていないのに薄利で営業してもまず失敗します)
そして、販促とは販売促進であり、パチンコ店の販売とは遊技機にあたりますので、すなわち遊技促進ということになります。
まず、自分のホールは遊技促進できているのかどうかを考えてみてください。
ここで遊技促進について話すと、それだけで相当な文字数となりますので割愛しますが
要は「広告」「メルマガ」「ブログ」「導線」「装飾」「台周り」「接客」となります。
販促と言ったときによく「装飾」のみを連想する人がいますが、それは違います。
販促とは上に挙げた要素全部をいいます。
つまり、これらの販促を形骸化することなく、これらの要素を十分に提供できていますか?
特にパチンコ業界では「広告」「メルマガ」「ブログ」の扱いが本当にクソなんで、しっかりと勉強してください。
特に当サイトで何度も紹介している、上記の本を読めばそれらの販促スキルが劇的に向上するのでオススメです。
けっこう叩き上げや広告代理店みたいな奴のいいなりになっているエリア長もよく見られますが、自分自身で販促の基礎を身に付けないとそのレベルから抜け出せません。
PPMとは?
また、先ほどPPMという用語が出てきましたが、業界人以外にはさっぱりわからないと思うんで解説しておきます。
PPMとはプロダクト・ポートフォリオマネジメントの略で、遊技台各機種を以下の4つのカテゴリーに当てはめて営業するという考え方です。
カテゴリー | 内容 | 代表機種 | 扱い |
---|---|---|---|
金のなる木 | 稼働が高く利益も取れる機種 | 沖ドキ!/ジャグラー/バジ絆 |
稼働と利益の生命線であり最も強化すべき機種。 競合店の設定配分も常に把握し顧客が流れないように細心の注意を払う |
花形 | 稼働は低いが利益が取れる機種 | ラブ嬢/やじきた/サラ番 | 販促を強化したり、優先的に設定を入れて台を育成する |
問題児 | 稼働は高いが利益が取れない機種 | モンハン月下/北斗転生 |
宵越し対策・高確落とし・ペナルティなど利益を取るためにやれることは何でもやる。 それでも利益が取れない時は低スロに移動させるか減台する |
負け犬 | 稼働が低く利益も取れない機種 | 修羅の刻/仮面ライダー/テラフォーマーズ | 連日設定1で営業。低スロに移動か撤去 |
例えば、同じ高設定を使うのでも、負け犬の修羅の刻に使うのであれば、金のなる木である沖ドキか、花形のラブ嬢に設定を使った方が、費用対効果が高いということです。
つまり、言い換えると見切りを付けた機種は育成しない(高設定を入れない)ということです。
PPMについては過去記事にサラッと書いたことがあるので宜しければどうぞ。
設定打ち替えによるオカルト
2つの目の質問ですが、3日間連続で店側にプラスになった台に関しては、設定を打ち替える設定師が確かに多いですよね。
3日間利益が取れているので、4日目にその反動で出てしまうだろうという考えはもちろんオカルトです。
そして、そのタイミングでリセットすることによってまたゼロに戻そうと考えるわけですね。
特にアウトにもよりますが、3日間の括りで周期を考える設定師が私の周りにも確かに多いです。
ただ、そこで疑問に思うのは3日間出続けているからといって「波を変えるため」とかほざきながらそこでリセットを掛けるという設定師です。
さっきは、3日間で利益がガッツリ取れた為に、4日目に爆裂するのが怖いからリセットを掛けたとありました。
もし、その理論でいくのであれば、3日間爆裂した場合には据え置いた方が、4日目に波が下振れして利益が取れるということになります。
それなにの3日間出続けたので波を変えるためにリセットを掛けるということは、理論が矛盾してます。
まあ、そもそもオカルトなのでそこに理論は存在しないのですが、こういう設定師は星の数ほど世の中に存在していますね。
これに関する私からの返答は
「ハマリゲーム数よりもリセット掛けた方が期待値が下がるのであればリセットする」
ただそれだけです。
利益がほしい時はそれが一番でしょう。
さらには機種によってはリセット後の高確チェックもお忘れなく。
私はバイオハザード5でやむおえず掛けたリセット後に、初回ARTを当ててART終了まで回すといった執念を見せたことがあります。
その時期は系列店間で全店舗1位の粗利をとったのですが、オカルトについて色々と考える暇があれば、理論的に期待値を下げて利益を取る為に行動した方がいいと思いますよ。