弱虫ペダルの運営方法・設定狙い・プロ対策
すでに弱虫ペダルが全国のホールに導入されたが、今回はその運営方法について考察していく。
弱虫ペダルの特色
この機種は設定師の運用次第で稼働が大きく変わると思う。
その理由は以下の通り。
・設定判別要素が豊富
・天井狙いのポイントが豊富
・強すぎず弱すぎずのリセット恩恵
つまりは「設定狙い」「ゲーム数狙い」「リセット狙い」など、狙える要素が豊富にあるので、その豊富な要素をどのように活かして運営していくのかという力量が設定師に求められる。
その為、この機種をベタピン据え置きで放置するようなホールがあるとしたら、すぐさま稼働低下を招くことになり、競合店に集客を奪われることになるだろう。
そこで今回は、弱虫ペダルの稼働を上げるための運用方法について考察していく。
弱虫ペダルの設定差・考察
ボーナス確率・機械割
設定 | ボーナス合算 | ART | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/148 | 1/400 | 96.5% |
2 | 1/147 | 1/370 | 97.9% |
3 | 1/146 | 1/392 | 100.7% |
4 | 1/134 | 1/306 | 104.6% |
5 | 1/133 | 1/342 | 105.0% |
6 | 1/128 | 1/252 | 110.2% |
ボーナス間規定ゲーム数天井による確定演出
設定 | 456G | 500G | 555G | 666G | 777G |
---|---|---|---|---|---|
1 | – | 3.1% | – | – | 96.9% |
2 | – | 3.1% | – | – | 96.9% |
3 | – | 10.9% | – | – | 89.1% |
4 | 9.4% | 10.9% | – | – | 79.7% |
5 | 9.4% | 10.9% | 6.3% | – | 73.4% |
6 | 9.4% | 10.9% | 6.3% | 12.5% | 60.9% |
※上記規定ゲーム数到達後、前兆を経由してARTが発動
・500Gで当選で設定3以上の期待度アップ
・456Gで当選で設定456確定
・555Gで当選で設定56確定
・666Gで当選で設定6確定
設定変更後による確定演出
・朝一ボーナス5回連続ART非当選で設定456確定
・朝一15回目のボーナスでART当選で設定456の可能性アップ
・朝一20回目のボーナスでART非当選なら設定456確定
弱チェ・スイカ+ボーナス出現率による設定差
設定 | 弱チェリー+ボーナス | スイカ+ボーナス |
---|---|---|
1 | 1/7281 | 1/1985 |
2 | 1/5957 | |
3 | 1/5041 | |
4 | 1/4369 | 1/1008 |
5 | 1/3855 | |
6 | 1/3449 | 1/949 |
設定変更後による設定示唆
設定 | 同色合成 | 異色合成 |
---|---|---|
1 | 1/376 | 1/258 |
2 | 1/248 | 1/394 |
3 | 1/436 | 1/232 |
4 | 1/208 | 1/409 |
5 | 1/414 | 1/206 |
6 | 1/252 | 1/275 |
設定判別の要素 特色
確定演出・設定差・奇偶数示唆など、判別要素が豊富に存在しているが、その中でも確定演出が非常に出やすい仕様になっていることが特徴。
その為、設定を使っていることをユーザーにアピールするにはうってつけの機種といえる。
また、奇偶数示唆においては設定6の同色・異色の割合がほぼ1対1となっているので、無理して2を使う必要もない。
例えば、バジリクス絆であれば設定2・4・6の偶数示唆が一緒なので、2を入れておけば6を示唆することにもなる。
その為、イベント日においては6以外は全部1という運用は、すぐに台を見切られる懸念がある為ご法度だった。
しかし、弱虫ペダルにおいては奇数示唆が強くても6を否定するほどのものではないので、バンバン1を使ってOKなのである。
イベント日の運用方法
等価交換
弱虫ペダル(通常営業) | |||||
---|---|---|---|---|---|
1
|
1
|
4
|
1
|
4
|
1
|
予想アウト | 16000 枚 |
---|---|
台売 | 43200 円 |
台粗 | 2560 円 |
利益率 | 5.9% |
弱虫ペダル(全台系イベント) | |||||
---|---|---|---|---|---|
4
|
1
|
4
|
4
|
4
|
1
|
予想アウト | 22000 枚 |
---|---|
台売 | 59400 円 |
台粗 | -8360 円 |
利益率 | -14.1% |
5.6枚交換
弱虫ペダル(通常営業) | |||||
---|---|---|---|---|---|
4
|
1
|
4
|
1
|
4
|
1
|
予想アウト | 16000 枚 |
---|---|
台売 | 43200 円 |
台粗 | 3057 円 |
利益率 | 7.1% |
弱虫ペダル(全台系イベント) | |||||
---|---|---|---|---|---|
1
|
4
|
4
|
6
|
4
|
4
|
予想アウト | 22000 枚 |
---|---|
台売 | 59400 円 |
台粗 | -10070 円 |
利益率 | -17.0% |
【条件】
※設置台数6台
※コイン単価2.7円
イベント日の運用方法 考察
通常営業の利益をかなり甘めに設定したが、設定1の出率が低いので通常日でも高設定は入れやすい機種。
一方、イベント日であれば赤字10000円程度にて全台系で運営できる。
ポイントは設定2と3を一切使ってはいけないということ。
この機種は設定4以上からの確定演出が出やすいので、できるだけ4を使う必要がある。
例えば、中途半端に2~3を使うなら低設定は1にして4を少しでも使うべき。
バジ絆では1を使うと奇数示唆が色濃く出てしまう関係上、最低でも2以上を使っていたと思うが、本機に関しては奇数示唆が出ても6の期待度がそれほど著しく下がるものでもないので気にする必要なし。
全台系に1を織り交ぜる運用に関して
上記のように6台中、4~5台に456を入れてしまえば、確定演出がバンバン出るので1を織り交ぜたとしても1とは思わずに「全台系の中でたまたま凹んだ台があった」と勘違いして回してくれるハズである。
結局、客に全台系と思わせればいい話なので、愚直にオール456にして赤字を膨らます必要はない。
特に本機は確定演出がでやすいので、6台中4~5台入れれば十分といえる。
~関連記事~
全台系イベントの罠!1~2台だけ低設定を入れる営業戦略
リセット恩恵と朝一の運用方法
設定変更時の通常ボーナス規定回数モード
モード | 設定1~3 | 設定4~6 |
---|---|---|
A | – | – |
B | 64.8% | 14.8% |
C | 25.0% | 25.0% |
D | 10.2% | 10.2% |
E | – | 50.0% |
モード別の規定ボーナス回数
モード | 規定回数 |
---|---|
A | 5~10回 |
B | 1~5回 |
C | 1~3回 |
D | 1回 |
E | 6~10回 |
設定変更時の特殊ボーナス規定回数
設定 | 規定回数 |
---|---|
1~3 | 20回目 |
4~6 | 15or20回目 |
【朝一の挙動】
※リールガックンはなし
※設定変更orリセットでボーナス間ゲーム数はリセットされる
朝一の運用方法
設定変更後のモード移行においては、設定1~3と4~6で大きな違いがある。
特に4以上においてはモードEの移行率が50%もあるので、モードEの特色次第では容易に456台を見破られてしまう。
ちなみに本機はモード別にボーナス規定回数天井を管理しており、規定回数に達するとARTに突入する。
つまり、全設定共通でリセット後のモードA選択率が0%なので、リセット台でボーナス5連続ARTスルーしたらモードE確定となり、その時点で設定456が確定。
その為、高設定台がすぐに見破られないようにイベント日にはオールリセットを掛けない運用がオススメとなる。
基本的には朝一のART当選がボーナス6回以上となった方が追ってくれる可能性が高いので、前日のARTスルー回数と照らし合わせてリセットか据え置きかを判断するのがいいだろう。
例えば以下のような感じだ。
前日のARTスルー回数 | |
---|---|
0回 | 据え置き |
1回 | 据え置き |
2回 | 据え置き |
3回 | 据え置き |
4回 | 据え置き |
5回 | リセット |
6回 | リセット |
7回 | リセット |
8回 | リセット |
9回 | リセット |
10回 | リセット |
基本的に6スルー以上のタイミングで天井に到達させることがベストとなる。
ただし、天井ゲーム数が
500Gと777Gの2種類が存在し
500G以上のボーナス当選でART確定
777Gに到達でART確定といった恩恵がある。
0~4スルー台は据え置き推奨とはいっても、イベント日に据え置きというのがバレてしまっては本末転倒なので、天井に近い台ほど強制的にリセットするしか道がないというのが本音あり、そうなると結局オールリセットに近い形にならざる負えない。
もしくは、オールリセット後に456の台だけボーナス当選まで回して、モードE突入の挙動をなくすという対策もあり。
ただし、その場合は回したのがバレないように、例えば前日50Gでヤメているのであれば、ボーナスを当てた後に50Gまで回す必要がある。
そのように最終ゲーム数を前日と合わせておかないと、天井到達ゲーム数がズレてしまうので、そこで回したのがバレてしまう。
以上が、弱虫ペダルの効果的な運営方法である。
非常に複雑な機械だが、設定判別要素やリセット恩恵をしっかりと理解することによって、効果的な運営を心掛けていただきたいと思う。