全台系イベントの罠!1~2台だけ低設定を入れる営業戦略
現在、ユーザーに最も好まれる全台系の出玉イベント。
それについて、経営者側視点からの裏話をしていこうと思います。
でちゃう系の全台系イベント
まずは、全台系イベントにおいてはどんな物が存在するのかを、ここで解説する。
「MAJIKA?」
対象機種:バジ絆orまどマギorまどマギ2
開催条件:1/2が456
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MAJIKAの文字が紫ならバジ絆対象。
さらに、ピンクが旧まどマギで薄いピンクはまどマギ2。
「NANTO?」
対象機種:4台以上機種の北斗
開催条件:1/2が高設定
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「ARIKKA?」
対象機種:4台以上機種のAタイプ
開催条件:1/2が高設定
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「WAO!」
対象機種:4台以上機種
開催条件:全台が設定6
全6ってことは、一番熱いイベント!?
「ガチ取材」
対象機種:4台以上機種
開催条件:全6or全456or半456
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引用元:東京パチスロット稼働ブログ
例えば、WAOやガチ取材においては全456や全6といった機種が存在するわけだが、こういったコーナーにおいては、実は1~2台だけ低設定を入れようとする意地悪な設定師が存在したりする。
全台系の中に低設定を潜ませる目的
例えば10台機種があったとして、そこを全456機種に設定したとする。
その場合は「4を8台と6を2台」程度といった配分が一般的と考えがちだが、実際のところそこまで愚直に設定を組む人は少ない。
例えば、そういう場合では「2を6台の6を4台」といった形にして確実に4台を噴かせて、残り6台のうち2~3台が出玉を見せられれば良いと考える設定師が存在する。
つまりは、全456というルールを完全無視である。
それはまだ6を使うだけいい方で、例えばまどマギ2の全台系イベントでオール3で営業するような例も存在している。
全台系なので客側はオール456だと思っているのに、実際の配分がオール3というわけだ。
特にまどマギ2においては、弱チェからのCZ当選率において設定3が抜きん出ている関係上、4ではなく3で誤魔化そうとする設定師が非常に多いのが現状となっている。
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今後ありえそうな「まどマギ2の全台系ガセイベント」について
さらにはオール6機種においても、1台だけ2を入れて誤魔化そうとする設定師も多い。
例えば6台設置のマジハロ5がオール6機種という位置づけであったときに、5台は6を入れるのだが1台だけ2を入れるということはけっこうある。
その最大の理由は、他が出ているので、オール6であったという錯覚を起こし、客側が不満に思わないという理由が大きい。
まあ、これは機種にもよるのだが最もありえるのがハナビ。
ハナビに関してはオール6対象となっても、少台数だけ2を入れて被害を最小限に留めようと考える設定師が少なくない。
その為、全6といいつつも5は普通に使うし、2も1~2台入れてくるのである。
もちろん、ハナビはスランプでこそ設定推測は難しいが、その他の判別要素によりある程度設定を絞り込むことが可能となっている機種ではある。
ただ、そういったことをお構いなしに、全6(または全456)といいつつも、低設定を入れてくるホールは非常に多いのである。
人は周囲の出玉状況に応じて期待感が変動する
例えば、10台中8台出ていたとしたら、出ていなかった2台を低設定だとは思わない。
この場合は「高設定だけどたまたま不発の台が2台あった」と考えるものだ。
そのように考えると必要以上に設定を入れる必要はないということがわかる。
つまり全6といえでも愚直に全台に6を入れなくてもいいのだ。
10台あるとしたら、残り2台は2でもいいのである。
ただし、一方で少台数機種を全6や全456と設定してしまうと本当に全台に入れないとマズイことになってくる。
例えば、4台設置してあったガルパンが全6だとして1台だけ2を入れてしまうと、低設定が目立ってしまうのでよくない。
逆に10台あれば2台だけ入れても目立たないので、誤魔化しても問題ないわけだ。
そのような観点からいうと全台系イベントにおいては大量設置機種が対象となるより、少台数機種が対象となった方が、信頼度が増すこととなる。
やはり、大量設置となると赤字を少しでも抑える為に、1~2台だけ低設定を入れてしまえと考える設定師は少なくないのだ。