パチスロの全台系のイベントで物思うこと
イベント規制も何処の話か・・。
でちゃう系の爆裂出玉イベントが業界に蔓延っている昨今。
全台系イベントについて一言物申したいことがあるので、記事を書いてみることにした。
全台系の代表的イベントといえばMAJIKA?
全台系の代表的イベントといえば雑誌でちゃうの企画である「MAJIKA?(マジカ)」が挙げられる。
MAJIKA?(マジカ)というのはバジ絆かまどマギが最低でも1/2以上で456投入というイベントであり、ホールによっては全6をやるところも少なくない。
まあ、それに関しては雑誌でちゃうにおいて1ページ掲載か1/2ページ掲載かで期待度が変化するらしい。
さらにはYABESHI!(ヤベシ)というイベントも出現したが、それに関しては北斗対象の全台系イベントといったところだろう。
このようなイベントが世に蔓延っている中でこういったイベントははたしてやる価値はあるのか?と考えてしまうわけだ。
全台系イベントのメリット・デメリット
メリット
・局地出しにより強烈な出玉のインパクトを客に印象付けすることができる
・朝の抽選人数の増加が見込める
デメリット
・対象機種においては赤字を打たねばならない
・対象機種しか稼働しないイベントである
個人的には全台系イベントはやる意味がないと考えている。
1/2で456ならまだしも、オール6を入れるなんて愚の骨頂。
初めから設定が入る場所が分かっているというのは、設定狙いの本来の趣ではない。
どこに設定が入るのかを予想して、台を選んで判別しながら打つというのが設定狙い本来の楽しさだろう。
それに対して、全6の機種が初めから分かっていて、徹夜で並んだり引き子を雇ったりして朝一から設定6確定台を取りにいく。
もしくは、ピンで抽選に並んで抽選負けしたら帰るという運ゲーは、パチスロ本来の楽しさとは違うんじゃないかと思う。
つまり、設定が入っているという示唆をするのはけっこうなのだが、それが示唆ではなく確定となってしまってはいけないということである。
バジ2かバジ絆をオール6で営業します
以前、私と対立した上司がいたのだが、そいつの営業は酷かった。
今思っても本当にバカなんじゃないかと思う。
そいつは当時とある小規模ホールを経営していて、近隣にある1000台クラスの大型店にいつもやられっぱなしだったので、そこにどうにか対抗する為にイベントを繰り返していた。
で、ある日
「明日はバジリスク2かバジリスク絆のどちらかをオール6で営業します」
なんてことを社員を使って遊技中の客全員に耳打ちしたのである。
で、次の日どんな営業したのかというと
バジ2とバジ絆をオール6で営業
「えっ?そこまでやっちゃいます!?」
なんて聞いたら
「そうじゃなくちゃ面白くねえだろ」
の一言。
当然、バジはどちらも軍団に食われて終了し、翌日のバジコーナーは閑古鳥。
全く意味のない利益の損失となってしまった。
そんな営業をするのであれば、ジャグラーの平均設定を上げたほうがよっぽどいい。
バジを全6で営業したことによって、そこからその後の集客に繋げていくストーリーが出来ているのであれば良いのだが、どうもそれが曖昧だっただけに何をやっても成功しなかった。
そして、そいつは数ヶ月後に降格してしまったわけだ。
ちなみに、その上司とは以下の記事で口論となった人物である。
全台系をやってもアリなケース
例えば「全6機種がある」ということを事前に客に伝えてもいいと思う。
しかし、機種名まで伝えてしまうのは違うということだ。
「全6機種がある」という情報に留めておけば、客はどこに入るのか考えて探す楽しみがある。
従って、全6機種以外にも様々な機種が動く可能性がある。
それに対して全6機種の機種名まで教えてしまうと、朝の抽選人数には期待できるが対象機種しか動かなくなる。
それではダメということだ。
こんな当たり前のことを分かっていない店長は意外に多い。
そういう意味でも「でちゃう」を始めとする機種イベントの実施においては、本当にやる価値があるのかということを今一度考え直す必要があると言えるだろう。
(MAJIKA掲載で20万も掛かるわけだし)
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以上、エナニートクロロの戯言でした。