沖ドキの設定判別が絶望的なまでに難しい理由
沖ドキ。
地域差はありますけど、いい機械ですよね。
2万枚規制の対象とされていない機種なので、もしゴッド系やバジリスクが強制撤去となったら沖ドキを育てているホールが営業では圧倒的に有利になるでしょう。
そういうこともあってか沖ドキの設定状況はすこぶる良い。
都内ではそもそもの設置台数が少ないんで、状況は悪いですが地方だとめちゃ出してますよ。
現状を考えても、平均設定は最も高い機種といえます。
にも関わらずプロが沖ドキを狙わない理由とは一体何なのだろうか?
プロが沖ドキの設定狙いを避ける理由
結論から言うと「設定がわかりずらいから」 これに尽きる。
機械割が108%で物足りないとか
出玉の波が荒いので収支が荒れるとか
そんなことは大きな問題じゃあないわけです。
それよりも大きな問題は「設定がわかりずらいから」ということであり、その状況こそが設定狙いのプロにとって最も怖い。
(データとして取れる判別要素が共通ベル確率とボーナス初当たりしかないというのは非常に厳しい)
ジャグラーとかもそうじゃないですか。
Aタイプの設定狙いって設定看破する要素が少ないから簡単なようで実はかなり難しい。
「5000G回してブドウが弱かったんで低設定です」
って話ではシャレにならないし、その一方で合算による立ち回りも危険極まりない。
合算というのはあくまで結果論であって、設定判別という要素としては使うのに危ういわけです。
話を沖ドキに戻すと、沖ドキは判別が難しいからプロで攻める人はいないってことです。
判別が難しいってことは退き時の判断が付かないのがかなりのリスクであり、そればかりか1日打っていても、設定状況がどうだったのかってことはわからない場合が多い。
そんな答え合わせのできない機種をプロが打つわけがないでしょう。
プロが沖ドキを避ける理由とはそんなところ。
沖ドキでよくある勘違い
私自身が沖ドキの設定判別はつくづく難しいと思う理由は、実際に設定を勘違いしてしまっている人に度々遭遇しているからである。
というのも、私が中身(設定)を知っている中で、スタッフであったり客側から上がってくる意見に食い違いが生じていることが非常に多いからだ。
その中でも最も多く勘違いしているなと思うのは
奇偶数の判別
一般論として、天国モード中の継続率は奇数設定は高く、偶数設定は低いとされている。
実際に継続率を見ても通常当選時の天国モード以上の継続率は
奇数が75%、偶数は65.6%となっている。
そういったイメージがある為に、天国で普通に10~15連とかすると「これは奇数っぽい」と大部分の人は思ってしまう。
しかし、多くの場合それが間違った推測である場合が非常に多いのだ。
先日は、ある台で爆連した台があって、客が「あれは5だな」と言っていたのだが、実は6だったってことがあるし、ある日、私が系列店にてプライベートで沖ドキを打った時にめちゃくちゃ爆連して、閉店後「あの台は3だろ?」と聞いた時に「4です」ってことがあった(エリア長は系列店で遊技していいことになっている)。
とにもかくにも奇偶数の設定で勘違いするケースが非常に多いのだ。
奇偶数さえ判別が付かない状態なのに設定看破などできるハズもないだろう。
偶数設定でも爆連する理由
これにおいては時々考えるのだが、偶数設定の天国中に65%から漏れたとしても、引き戻しに入って32G中に光ってる可能性があるし、通常モードでもそれはありえる。
さらには、初当たりからドキドキに入って80%ループしている可能性もあるので、偶数とはいえ爆連する要素はふんだんに盛り込まれているのが沖ドキといえるのだと思う。
設定6であるあるスランプグラフ
沖ドキにおいては設定6を入れても、それほど出ない為にけっこう安心して入れられる。
まあ、それほど出ないとは言っても、流石に6なので70%くらいで赤字になるのだが、それでも2000~3000枚程度に落ち着くことが多く、安定して6000枚以上を放出するバジリスク絆とはわけが違うのだ。
そこで、今回は設定6のあるあるパターンをスランプグラフで公開してみようと思う。
むろん自分の系列店のデータを載せることはできないので、超優良店として多くのスロットユーザーに支持されているスーパーDステーション座間店の沖ドキのスランプグラフを例にとってみよう。
Dステ座間店の沖ドキ 営業日9月18日(日)
適当に32台を例として載せてみたが、この中に設定6があるとしたら何番台のようなスランプを描くと思いますか?
答えは・・
全台ありえます
まあ、それはそうなんだがそんなこと言ってしまったら話にならないので、この中でも特に設定6投入時のあるあるパターンを挙げてみると
638番台
640番台
641番台
672番台
675番台
これらの、開幕から右肩下がりでそのまま放置されて誰にも6と気づかれないパターンは非常に多い。
普通このようなスランプの台があった時に、それが高設定と思う人はいないですよね?
でも、それが普通にあるんですよ。
あとはまあ、特別調子が悪いわけではなく普通に6の挙動を見せてくれた時の6となると
671番台
678番台
このあたりか。
これらに関しては一般ユーザーもで6を推測するスランプでしょう。
確かに、1ではほぼ見ないスランプかな・・・2では普通にあるけど。
最後にこのパターンは6ではほぼ見たことがないってスランプも載せときます
661番台
682番台
こういうパターンはあまり見ないかな。
逆にいうと、この2台以外のスランプであれば、どの台を6って言われても驚きません。
沖ドキで勝負するとはどういうことか?
そろそろ結論。
ここまで沖ドキの設定看破がいかに難しいかってことを書いてきたが、それでも平均設定が高い傾向にあるのは間違いないのでイベント日には狙ってもいいと思う。
優良店でそこそこ強い示唆があればオール4以上くらいは普通にやってきそうだし。
つまり、沖ドキは設定判別して勝つという台ではなく、ホールの信頼度を見抜いて勝つってのが沖ドキの設定狙いの立ち回りであるということを、営業側の人間として結論付けました。
だって、結局1日打っていてもわからないから。
沖ドキでは設定を判別するというか、特定日の島データなどで毎回還元していることが分かっていて全台系のイベントをやっている時に勝負って形にならざる負えないですね。
となると、やはりプロが沖ドキで設定狙いするわけがない。
沖ドキで設定狙いする行為は例えると
沢尻エリカを口説こうとするようなものです。
そりゃあ、大やけどしますよ。
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