パチンコ店の顔認証システムとは何か?
皆さんは顔認証システムってご存知でしょうか?
このシステムを導入するだけで数百万近くの金が掛かる為に、導入している店は希かと思いますが確かに存在するシステムです。
そして結論からいうとこのシステムはリサーチの為の機械であるといえます。
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例えば、皆さんのマイホを想像してみてください。
オープンから入場してクイーンハナハナの6を掴んだとします。
となると、閉店まで全ツッパしますよね?
そんな感じでほぼ1日中、店内にいることってないでしょうか?
同じように私も店内でオープンから働くと早番なので夕方前には仕事を上がります。
遅番では午後4時くらいから閉店まで店にいます。
そのようにほぼ1日中店内にいると「いったい何人の人がこの店に足を踏み入れているんだろう」といった疑問は入社時から抱いていました。
では、それをリサーチするとして店の出入り口にオープンから閉店まで人を配置したとします。
さらにパチンコ店の出入口は必ず複数ありますのでその全ての場所に人を配置しなければなりません。
それだけではなく、何人入店するのかを調べたいので1度入店して外に出て戻ってきた人はノーカウントとなります。
そうなると、自分の持ち場に500人通過したら500人分の顔を覚えなければなりません。
さらに言うと、一度退店した客が他の場所から入店してもノーカウントにしなければならないのですが、その場合は違う人間がリサーチしているので、一度入店したと気づくことができません。
そう考えると「1日の入店客数」を調べることが想像以上に難しいということがわかります。
というか、人の力でそれを調べるのはほぼ不可能です。
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しかし、以上のような弊害を解決できるのが「顔認証システム」となります。
顔認証システムでは各入口にカメラを設置し、そこを通過した客の顔を認証します。
もし、その客が一度店外に出て再び入店したとしてもカメラは2回目の来店ということに気づくことができます。
それによって、1日何人の客が来店するのかってことが検証できるわけです。
顔認証システムの機能はそれだけではなく、一ヶ月あたりの来店頻度を調べることもできます。
つまり、月1~2回来店のライト層、週一来店のミドル層。ほぼ毎日来店のヘビー層といったように各カテゴリーがどの程度の割合で存在しているのかといったことまで検証できるのです。
さらにいうと性別まで判別することができるのでその店舗の男女比率までわかってしまうのです。
以上が顔認証システムでリサーチできる代表的な項目となります。
顔認証システムの導入においては莫大な金額が掛かるのでそうそう入れられるものではないですが、この導入による検証によって客の来店頻度から告知などのアプローチスパンの見直しを行ったり、男女比率からアメニティ、またはポイントサービスを見直したりといったように様々な営業戦略が組み立てられるようになるわけです。