メダル泥棒の抑止策
今回はネスカフェさんからのご質問にお答えします。
はじめまして、ホール側の裏話等をいつも楽しみにさせてもらっています。 疑問なんですが、最近のホールではコイン交換時台番号がある札を一緒に持っていくと思います。 地元のホールでは番号札は無いんですが、コインを流した後レシートに台番号が書いてありました。 これってどういう仕組みでわかっているんでしょうか? 不思議に思ったので質問させてもらいました。 よろしくお願い致します。 |
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はじめまして^^
いつもご愛読ありがとうございます。
ご質問に関してですが「コイン交換時に台番号がある札を一緒に持っていく」という件に関しては私は見たことないですね。
あと「レシートに台番号を書く」という店も見たことないですがレシートに流したスタッフの名前を書く店は見たことあります。
ただ、どちらのケースでも目的は何となくわかりますよ。
おそらく、メダル泥棒やゴト行為の抑止力としてやっているのだと思います。
例えば、人がいない席のドル箱をそのまま計数機に持ってきて流して帰るというメダル泥棒がいたときに、台番号の書いてある札を渡すということは、その台で何か不正を働いたということがバレることになります。
もちろん、換金して帰ってしまった後に持ち主が取られたことに気づくというパターンもありますが、台番号の書かれた札を持たせることによって追跡がスムーズになると思います。
同様にその台でゴト行為をやられたとしても、それがわかった時の追跡がスムーズになります。
また、台番号の札を持たなくてはならない(もしくはレシートに台番号を書く)こと自体が、その台で不正をした人にしてみれば嫌ですよね。
ですので抑止力になるということです。
その他にも、ホールコンと計数機をリンクさせて不正にメダルを抜かれていないのかチェックする方法も存在します。
例えば、100番台のドル箱を計数したとします。
その時に100という数字を計数機に打ち込みます。
すると、100番台の持ちメダルをホールコンが管理しているので、実際に流したメダルの枚数がそれよりも多いと計数機の表示で教えてくれるという仕組みです。
わかりやすく説明しますと…
100番台のジャグラーで千円入れてメダル50枚出てきたとします。
その後、メダル30枚消費してボーナスが当たり300枚獲得したとします。
その場合の持ちメダルは320枚となりますよね?
その後、客が100番台と書かれた箱にメダルを入れて計数機まで持ってきました。
で、店員が100番台と書かれた箱なので計数機に100と入力します。
その後、メダルを計数したら480枚となりました。
この場合は計数機の液晶が赤く表示されて異常があることを知らせてくれるわけです。
つまり、100番台の持ちメダルは本来320枚なので480枚ということは160枚分多いということになります。
そしてその160枚は不正にメダルを出したのか、メダルを持ち込んだのか、もしくは台移動したのか何らかの原因があるはずなんですよね。
このように計数機に台番を入力して出玉を管理しているホールもごく少数ではありますが存在しますね。