サラリーマン金太郎~出世回胴編~【営業考察】
ついに導入となった2015年期待の新台「サラリーマン金太郎~出世回胴編~」。
今回の記事では初日の台の挙動を兼ねて、サラ金について考察していこうと思う。
基本スペック
コイン単価3.8円
金太郎チャンス(AT)
純増2.8枚
1セット50G
G数上乗せ型。
AT期待枚数:約650枚
3.8円というコイン単価をどう見るか?
ちなみにその他の現役稼働機種のコイン単価は以下の通り。
モンスターハンター~月下雷鳴~ 3.1円
蒼天の拳2(新台) 3.4円
バジリスク絆 3.4円
アナザーゴッドハーデス 4.5円
ンゴロポポス 5.8円
まあ、明らかに高い部類に入るのは間違いない。
つまり、サラ金はハイリスクハイリターンの機種ということがコイン単価の高さが物語っている。
それでは出玉状況に関してはどうだろうか?
サラリーマン金太郎~出世回胴編~【台データ】
台番 | モード | アウト | 最大MY | 差枚数 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|---|
100 | 1 | 24,000 | 4,200 | -1,800 | 108% |
101 | 1 | 19,800 | 600 | 5,100 | 74% |
102 | 1 | 21,800 | 700 | 5,700 | 74% |
103 | 2 | 22,600 | 1,600 | 2,700 | 88% |
104 | 1 | 23,800 | 4,200 | -1,300 | 105% |
105 | 1 | 23,300 | 1,600 | 2,700 | 88% |
106 | 2 | 24,800 | 3,700 | -1,100 | 104% |
107 | 1 | 22,500 | 3,900 | -2,700 | 112% |
平均 | 1.25 | 22,825 | 2,563 | 1,163 | 94% |
※クロロの店のホールコンデータより。下2桁は帳票上では0表記となっている。
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モード:設定
アウト:投入したメダルの枚数
最大MY:最もメダルを獲得した時の枚数
差枚数:1日を通じての最終的な差枚数
※つまり-1,800枚は客にとってプラス1,800枚
5,100枚は客にとってマイナス5,100枚となる。
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上の表の場合、等価営業の時にはサラ金の1台あたりの粗利は
1,163(差枚数の平均値)×20(メダル単価)=23,260円となる。
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【感想】
メリハリがはっきりしている印象。8台中90~99%の出玉率の台が1台もない。
その中でも101と102番台が特に酷い。この2台の差枚数の平均が5,400枚となるが、計算すると108,000円も吸い込んでいることになる。
しかも、2台の平均アウトは20,800なので、1台あたり6933回転も回っているのだが、それに対して最大MYの平均はなんと650!
これは相当酷い…。
6933回転も回して最もメダルを持っていたときで650枚ほどしかないのである。
時代遅れの筺体
あと、その他の感想としては筺体自体が古臭いというか少し時代遅れのような印象を受けた。
今作のサラ金といえば一番最初に検定を通過したのは「2014-04-18」なのだが、その後指摘事項が入り「2014-09-19」に再度検定を通過している。
その後、10月に発売予定であったのだが例のスロット規制の話題が発生したことによりメーカーは意図的に発売を送らせ、かつ生産量を増やし、結局「2015-01-05」の発売となった。
発売を送らせた理由は、規制により新台のタイトルがほとんどない時期に発売し話題を独占したかったということと、生産量を増やしたかったということが考えられる。
つまりまとめると、サラ金は本来去年の4月18日に完成し発売するはずだったのに、あえてそれを寝かせた時代遅れの機種だったといえる。
その為、筺体自体はバーチャファイターに似ているが様々なリールアクションを搭載しているバーチャの方がまだ筺体に新しさが感じられる。
そして、モンハン月下やサラリーマン番長やスーパービンゴNEOといったように今の時代の回胴機は役物搭載が当たり前であるがサラ金はそういった機能がほとんどない(まだ、それほど打ち込んでないが)。
それもそのはず、本来4月18日以降に発売されるはずであった時代遅れの筺体なのである。果たしてユーザーがその筺体をどう判断するのかにも非常に興味がある。
サラリーマン金太郎~出世回胴編~ 今後の動向
コイン単価を見てもわかる通り、サラ金は高単価で打ち手の財布には厳しい台であることが初日の稼働を見て明らかになった。
実際に営業中も空き台がけっこう出来てしまったのだが、サラリーマン番長の時と比べても客の粘りが弱かったように思う。
まあ、今作がビンゴやハーデスのような高単価ハイスペック機ということは初めから分かっていたので、それはあまり問題ではなく、どれだけリターンを感じることができるのかが重要だと思う。
つまり、牙狼金色やハーデスのように強烈なリターンを客がイメージできるのであれば金は突っ込むだろう。
また、そのリターンまでの道のりがシンプルでイメージ出来やすいほど良い。
例えるなら神出鬼没で現れるGOD揃いやプレミアムオブハーデスである。
そういったシンプルなトリガーがあると客は出玉獲得へのイメージを抱き易く、またそういったイメージがあれば金を突っ込む気も起こる。
逆に、あまりに複雑で出玉獲得へのイメージが沸きにくい台は短命に終わってしまう。
果たして今作サラリーマン金太郎はいかに?
明日からの3連休でそこを見極めたい。