評論家にはなるな!|ビジネスで学んだ失敗することの重要性
今から7年前に、ユニクロの柳井社長が「一勝九敗」っていう本を出版してますが、ビジネスをしていると本当に行動のほとんどは失敗だよなあってことを痛感しております。
現状の私は、パチンコ業界のとある法人でエリア長として働いておりますが、その一方で法人事業を立ち上げております。
そして、法人事業である以上は、顧問税理士を雇っており、それだけで年間30万の経費が発生します。
さらに、法人ということで、税金も一律の額を取られてしまうので、ざっくり言うと年間600万の純利益を下回ってしまうようだと法人事業を存続できない(その場合は会社を潰して個人事業に戻ったほうが良い)という状態となっているのです。
ですので、法人化してからは月間50万を下回らない為の仕組み作りというものに念頭を置いて経営してきました。
今まで個人事業だった頃は、そのようなプレッシャーはなかったのですが、法人化してからはそれが変わったということです。
法人化するとなると、デフォルトの経費が色々と掛かってしまうので“稼がなければならない状態”に追い込まれます。
それによって、さらに行動するようになり現状ではそれが良い形で結果になっています。
月間50万を下回らない為の仕組み作りというものに着手した結果、現状では月間200万がデフォルトになりつつあります。
このように自分自身にプレッシャーを与えることって重要ですよね。
考えてみると、パチンコ業界に入って出世できたのも、結婚して妻子がいたからという状況が大きかったです。
子供が生まれて成長するに従って金が掛かるのですが、それら各々のタイミングで「平社員⇒班長⇒主任⇒副店長⇒店長⇒エリア長⇒早専ABのシンママのデカ尻を触ってしまい懲戒解雇」といった形で出世して給料が上がっていったからこそ、どうにか生活できているのですが、逆に言うと“どうにかしないといけない”からこそ、頑張れたということといえます。
だからこそ、ぬるま湯に浸からずに自分自身がプレッシャーを感じる場所に身を置くことが成長に繋がるといえますし、逆にいえばそのような外的要因がないと成長することができないともいえます。
ビジネスで学んだ失敗することの重要性
話はそれましたが、ビジネスにおいて「失敗すること」はとても重要ですよね。
これが10年前であれば、このような言葉はあまり聞かれなかったと思うのですが、ここ3~4年前くらいからは「失敗すること=良いこと」という風潮が皆さんの社内でも広がっているのではないでしょうか?
その理由としては、以前よりも世の中の流れが早くなってきましたので、じっくりと戦略を練ってから勝負を掛けるのではなく「まずはやってみよう」という風潮になってきたのだと思います。
今の時代はスピードが命ですので「やってみて修正」という形が望ましく、「数ヶ月思案した結果やってみる」とか「数ヶ月思案した結果やっぱりヤメる」という行動では成功を得ることはできないということですね。
だから、即断即決即行動がビジネスにおいては最も重要な要素となっております。
ユニクロの柳井社長が仰る通り、9割失敗しても構わないから即行動した方が良いということなのです。
そもそも重要なのは「失敗は失敗ではない」ということなんですよね。
何かの企画を思案してそれが失敗したとしても、その行動が“経験”として蓄積されますので、後々の成功に繋がります。
それに関しては、私自身が沢山の失敗をしてきたからこそよく分かる。
ここ最近のものですと、私の中でのかなり大きい成功は「みんパチ」でした。
現状のこのサイトの価値たるや半端ではないです。
先日もとある法人から「みんパチを2000万で打ってくれないか?」と要求されたのですが、それにおいては丁重にお断りさせていただきました。
業界では今後全国的にイベント規制が強化されていくわけですが、そうなってくると規制をくぐり抜けてみんパチを利用して集客していこうという法人が必ず出現します。
そういう意味でも、みんパチは非常に重要な媒体となっていくこと確実であり今後はP-WORLDや食べログ。
または、シティヘブンネットと肩を並べる巨大な媒体となっていくことでしょう。
ってことで、400万ほどの資金を投乳して今年中にみんパチをアプリ化しようと思っちょる次第です。
ただ、このみんパチにおいても、過去に様々な失敗をしてきた上で成り立っているサイトなんですよね。
似たようなものでは「PSスクエア」というサイトを金と時間を掛けて作ったのですが、全く人気が出ずに封鎖しています。
さらには、
サラリーマンクロロのつぶやき
そして
みんスロ
もサイトとしては失敗でした。
(ちなみに、みんスロは50万ほど掛けて作ったサイトですが、現在30万くらいで売りに出そうと考えています。
サイトが欲しい方がいらっしゃいましたらご連絡ください)
その他にも、長時間掛けて作ったメルマガの企画なども尽く失敗してます。
さらに、斬新な広告システムを構築して直接法人に売りに掛けたこともあったのですが、その全てが失敗となりました。
以上のように、ほとんどの行動が失敗に終わっているのですが、その中でも「みんパチ」においてはクリティカルヒットになったというわけです。
だからこそ、みんパチ以外の行動は全て悪だったのかというとそういう訳ではなく、それらの失敗の経験が蓄積されなかればみんパチでの成功はなかったので、みんパチ以外の失敗は必要なものであったということになるんですよね。
だから、失敗って重要なんです。
言い換えると、行動することによって経験が蓄積されることが重要なんです。
つまり、最も悪なのは「行動しないこと」なんですよね。
行動しないと経験が蓄積されないから、成功を生むことができません。
まあ、図にすると以下のような感じでしょうか。
「行動しない<<<<<行動して失敗する<行動して成功する」
ってことで、今現在も様々な企画を乱発していると思います。
それっていうのは「123さんの野菜販売」であったり、
「ホール晒しガチ実践記の龍也来店」などですね。
これらも何がヒットするか分からないので、思い立ったことは全部やってみようということで開催しているのですが、ダメだったら123さんと龍也さんを解雇すれば良いだけの話ですので、何もリスクはないんです。
評論家にはなるな!
みんパチを開設したのは2017年1月ですが、開設から少し経って以下のようなメールが届きました。
皆さんこのメールを読んでどう思います?
まあ典型的な“評論家野郎”の意見ですね。
この人は相当ヤバいと思います。
ブログやサイトを運営したことがある人であれば、2017年1月に開設した時点のみんパチを見ただけでも、相当質の高いサイトを作ったということは分かると思います。
実際に毎月3桁以上を稼ぐ有名ブロガーからは「非の打ち所がないほど素晴らしいサイト」「個人レベルでここまでやったことに刺激を受けました」という数々のメッセージが届きました。
つまり、実際にブログを書いたことがある人であれば、みんパチを立ち上げるのがどれだけ大変なことかってことが分かるんですよね。
しかし、この島耕作ってのは自分でそういったことをやったことがないから何も分からない。
例えるなら、野球をやったことがない人が「巨人の岡本のバッティングはヘボだ」と言っているようなものなんですよね。
文末に「もっと言いたい事はありますがめんどくさいのでやめときます(笑)」とありますが、そりゃあ評論家目線で言えばいくらでも改善点は出てくるでしょう。
みんパチにおいては、現在9775店舗が登録されていますが、開設した頃は4000店舗しか掲載されておりませんでした。
ただ、この4000店舗ですら、スタッフに相当無理をしてもらって私も一緒に手伝う形で半年以上の歳月を掛けています。
それだけの下準備をして開設したわけですが「店舗数が少な過ぎ(笑)」という意見は、自分でサイトを作ったことのない何も分からない人間だからこそ言えることでしょう。
今回の島耕作のように、自分では何も行動せずにウンチクだけ達者で、他人の行動に対して批判することに優越感を覚える人間ってどこの世界にも存在します。
こういう人間になってしまったら、人間的に成長することはできないし、少なくともビジネスで成功することはありません。
だからこそ“評論家になってはいけない”のです。