東京都におけるパチンコ28個、パチスロ5.6枚交換における今後の業界予想
東京都において、11月より交換率の変更が実施されることとなりましたね。
具体的な内容としては、パチンコ28円、パチスロ5.6枚交換へ変更となるようです。
スロットが等価から5.6になればベタピンで営業していたのが2~3をベースに設定を入れられるようになりますね。
その中でもベタピンで営業すれば凄まじい利益が取れるわけで、5.6枚の営業自体はパチンコ店にとってみれば喜ばしいことです。
等価では利益をコントロールすることが出来ないが5.6ではそれができる。
これは非常に大きい。
ただし、それなのになぜ今まで5.6にしなかったかというと他の店舗が全部等価なのでそれをやってしまっては交換率の時点で不利になってしまいいくら設定を入れたところで集客が見込めなくなるからです。
そのように考えると規制により全店同じタイミングで5.6枚交換になるといった条件は、各店がやりたくて出来なかったことが全店同じ状況でできるようになるということなので一見素晴らしいシステムのように思えます。
ただし、実はそうではない。
それによって業界は衰退する可能性は大いにあります。
それは以下の理由によるものです。
東京都が5.6枚交換になったら業界が衰退する理由
理由①換金率が下がったことによるユーザー離れ
やはり等価において拘りを持つユーザーも相当多い。
特に私の知り合いの養分スロッターであるレッドは等価であることに異常なほどの拘りを持っています。
「Aタイプを打つのであれば等価であることが絶対条件」
「パチンコ屋なんて等価にしてればどこも客が入る」
なんてことを話していたほど等価に拘っています。
同様に、設定狙いをするプロであればそうは考えないのでしょうが、一般ユーザーは換金率に拘る人が多いですよね。
5.6枚交換になったことをキッカケに辞める人もかなり多くなると予想します。
理由②釘をアケて設定を入れても簡単に稼働は伸びない
ただし、5.6枚交換になれば平均設定を上げることが可能になります。
平均設定を上げるということは、持ち玉遊技の時間が増えるということで客滞が伸びるということです。
となると、客はよりスロットを楽しむことができるし滞在時間が伸びれば稼働率も上がります。
以上のように5.6枚交換という規制も業界にとっては追い風となるのではないだろうか、と考える人も多いと思います。
しかし、答えは否です。
設定を入れられるようになっても、それを客に伝える手法であったり実感してもらえるように営業するのは設定師のスキルが問われます。
これってそれほど簡単なものではなく平均設定を上げても結局それが伝わらなくてユーザーは増えないんじゃないかというのが私の見解です。
例えば、等価のエリア内で未だに5.5枚営業をしていてそれで集客している店舗であれば問題ないと思います。
そういう店は真の意味で強い店だと思いますね。
でも、実際は5.5枚で上手く営業できる店舗ってそんなに多くないと思うのです。
理由③規制を守らない店舗も必ず存在する
これは規制の温度感がわからないので何とも言えませんが、11月になっても相変わらず等価で営業している店舗が存在している可能性もあります。
組合の決定事項も普通に守らない店舗が存在するので今回の規制においても同じことが言えますね。
5.6枚交換になったら宵越し対策が甘くなる?
これは大いにありえますね。
結局、等価で利益が取れないから宵越し対策をするようになったという節があります。
等価だと設定1をぶん投げても利益を取れないことがある。
じゃあ、次に何をするのかというと宵越し対策ですよね。
しかし、5.6枚交換であれば設定1をぶん投げても普通に利益が取れるわけです。
そうなると宵越し対策をする必要がなくなりますよね。
もちろん、ハイエナ層に還元させないために、今までどおり対策するホールが大半だと思いますが、そのチェックが甘くなったりするホールが出現する可能性は大いにあります。
とりあえず、5.6枚交換になった時に、リセ状況がどのように変わったのかは情報いただきたいと思います。