可愛い子は料理が下手 パート2
クロロ「ふーーーーー。北海道から戻ったぞ~~」
ゴトー「お帰りなさいませクロロエリア長。北海道はどうでしたか?」
クロロ「ライターイベントが復活していたな。そのあたりはだいぶ規制緩和してたよ。
おそらく雑誌イベントで激しく儲けまくっている“でちゃう”が裏で根回ししたんだろ。まあ業界にとっては広告宣伝の幅が広がったのは喜ぼしい限りだ」
ゴトー「なるほど。この流れが全国的にも広がってくれるといいですね」
クロロ「その通りだ。
それにしても空港まで迎えに来てくれるなんて助かったよ。帰りに飯でも食っていこうか」
ゴトー「いえいえとんでもございませぬ。
はい、ご飯の方はぜひ行きたいと思いまする」
可愛い子は料理が下手
外は既に日が暮れており夜のなか車を走らせていると、とある喫茶店を発見。
クロロエリア長とゴトー店長はその中で食事をすることにした。
中に入ると客席は合計20席くらいのこじんまりとした店だった。
雰囲気は古風で戦国の風潮だった。
店内の一角には鎧や刀まで飾ってある。
店主は戦国マニアなのだろうか?
「いらっしゃいませ~」
店の奥から若い女の声が聞こえる。
「何にしますか?」
戦国な雰囲気に飲まれたのか。
クロロとゴトーは急にお茶が飲みたくなってしまった。
クロロ「それじゃあ、緑茶を1つ貰えないかな?」
ゴトー「私もそれと同じものをお願いします」
その数分後、2人の前に緑茶が差し出された。
奥の厨房には人が居る気配がないので、この女の子が淹れたのだろうか。
「うぇええぇえええ~!」
クロロとゴトーはその緑茶のあまりの不味さに悶絶。
その後、食事を頼む気も失せて、料金を払うとその店を後にした。
クロロ「いやあ。ゴトー今の店はヤバかったな」
ゴトー「左様でございます。クロロエリア長」
クロロ「おっ!あそこのイタリアンであれば調子良さそうだな。あの店に行くか!」
「いらっしゃいませ~」
クロロ「このミラノチキンのボルシチ風イカ墨オムレツってやつがいいな」
ゴトー「私もそれが食べとうございます」
その数分後、料理が運びだされた。
「ドン引きです!」
クロロとゴトーはミラノチキンのボルシチ風イカ墨オムレツのあまりの不味さに悶絶。
その後、二口目を食べずに料金を払うとその店を後にした。
クロロ「いやあ。ゴトー今の店はヤバかったな」
ゴトー「左様でございます。クロロエリア長」
クロロ「口直しに和食が食べたいな」
ゴトー「左様でございます。クロロエリア長」
クロロ「おっ!あそこの和食屋であれば調子良さそうだな。あの店に行くか!」
ゴトー「良いと思いまする。しかし“和食屋 朧”とはこれまた風流な店名でございますな」
「いらっしゃいませ」
クロロ「この“イワナの煮物定食”ってやつが旨そうだな」
ゴトー「左様でございますな。クロロエリア長」
その数分後、料理が運びだされた。
「う~~~ーーーーん」
クロロとゴトーはあまりの味の酷さに倒れてしまった。
自作自演
以上のように散々な目にあったが、クロロとゴトーはようやく店に辿り着いた。
その後、閉店後のデータを見て明日の営業の打ち合わせをしたのだった。
そして、それが終了するとハッとしたようにクロロがゴトーに質問する。
クロロ「そういえば“パチンコ店長のホール攻略”のブログの読者の反応はどうだった?」
ゴトー「どうといますと?」
クロロ「ほら。8月18日の記事でクロロがゴトーを殺して終了したみたいな形にして読者に最終回と告知しただろ。
あの反応はどうだった?」
ゴトー「ああ、その件でありましたか」
クロロ「あいつら(読者)いつも、好き勝手コメント書いてオレのことバカにするからな。
今回は最終回と言って意地悪してやったよ。多分みんな悲しんでいるんじゃないのかなw」
ゴトー「・・・・・コメントではこのような反応のようです」
「むむ」
「むむむ」
「むむむむ」
「むむむむむ!」
ビシ・・(ノイズ音)
ビシ・・ビ・ビシ・
「むむむむむ!!」
「むむむむむ!!」
「むむむむむ!!」
むむ・・
む
「あ゛あ゛あ゛あ゛~~~!」
「うっ」
パチンコ店長のホール攻略 完
長い間、ご愛読本当にありがとうございました。