バジリスク絆はいつまで設置できるのか?絆の設定とユニバの陰謀
最近は年内にバジリスク絆を外さなくてはならないとか、認定が通らずにみなし機になるとか、逆に認定が通ったのでさらに3年プラスで設置できることになったとか、様々な憶測が飛び交っていますので、ここで私なりの解釈というか情報をもって記事を書こうと思います。
バジリスク絆
言わずと知れた今最も人気の台ですね。
あらゆるホールの特定日で真っ先に埋まる台であり、設定狙いの鉄板機種となっています。
店側も
「絆に設定ぶち込んでおけば文句はねえだろ」
といった感覚で、高設定をぶち込みます。
そして、客側は
「特定日に絆に設定を入れないのであればこのホールはダメ」
といった感じで、ホールを選別していますよね。
以上の理由から最もリピーターのつきやすい台ということで高設定を入れる価値があるわけです。
バジリスク絆の設定状況
ちなみに、ちょっと横道にそれますが絆の設定配分の全国平均値はどのようなものになっているのでしょうか?
以下は数万台の一定期間の営業データを集めて独自に集計したものです。
設定 | 投入比率 | メーカー出率 | 実質出率 |
---|---|---|---|
1 | 64.7% | 97.3% | 97.3% |
2 | 25.9% | 98.6% | 98.4% |
3 | 4.6% | 102.0% | 101.8% |
4 | 3.6% | 106.6% | 105.7% |
5 | 0.4% | 112.1% | 111.6% |
6 | 0.8% | 119.2% | 117.4% |
設定5よりも6の方が使われているというのは頷けます。
ただ、4よりも3の方が多く使われているということには驚きでした。
そういえば以前、部下の設定師が設定を組んでいるところを見たら3を使ってたりしてましたね。
絆では奇数を匂わせてもマイナスイメージしかないので3と5は全く使う必要がないと思うんですけどね。
あとは、2の投入率が25%もあるのでそこそこ使ってる印象です。
確かに絆の2はとても使い勝手がいい設定ですよね。
4とか6みたいな動きをしてくれるので非常に便利なんです。
バジリスク絆はいつまで設置できるのか?
いよいよ本題に入る前に、基礎から細かく説明しようと思います。
まずバジリスク絆に関しては型式が3種類あります。
型式名 | 検定年月日 | 検定切れ日 |
---|---|---|
バジリスク絆SK | 2013/10/18 | 2016/10/17 |
バジリスク絆TK | 2013/12/13 | 2016/12/12 |
バジリスク絆MK | 2013/12/13 | 2016/12/12 |
パチスロが世に出回る為には、保通協の検定を通すわけですが検定が通ればそこから3年間設置することが可能となります。
そして、よくパチスロでは人気シリーズほどパネル違いで再販されることがありますけど、再販されたもののほうが検定通過日が遅いためにその分長く設置できるというわけです。
では、3年間設置できるけどそれ以上は設置できないのかというとそんなことはありません。
検定を通過してから3年経過したとしても、そこから認定(再認定)を通すことによってさらに3年間設置できるようになるのです。
そして、認定は1台あたり数百円の検査料を払って、所轄の生活安全課に検査してもらうだけで可能であり、それを行うことによって合計6年設置できるようになるのです。
みなし機とは?
みなし機とは検定や認定を過ぎてしまった台のことを言います。
つまり、認定とってから3年過ぎると強制的にみなし機となるわけです。
また、検定通ってから認定を取らずに3年経過してしまってもみなし機となります。
例えば検定から3年以内に認定取るのを忘れてみなし機になってしまうという失態は度々聞かれます。
最近ですとマイジャグラーⅡKKの検定が2016年8月8日に切れましたが、もし8月7日までの間に認定を通してなかったらみなし機となってしまうということです。
こういった失態を起こすと思わぬ不利益を被ることになります。
よって店舗責任者は降格となることもあるわけです。
みなし機になることによるデメリットとは?
みなし機になるということは、検定(または認定)期間を過ぎた台ということなので、台が故障して部品を交換する際に警察検査を受けることができないんです。
そして、警察検査ができないということはどういうことかというと、部品を交換できないということで、つまりはどこかの部品が壊れたら撤去するしかなくなるということなんです。
(部品交換後に警察検査を通さずに台を動かすのは違法で重い処罰が下ります)
その為、認定を3年間過ぎた台の部品がどこかしら壊れたら即撤去ということはよく見受けられると思います。
古いものでは大海物語・沖海2・新海アグネスラムとか未だに設置しているホールはほとんどないと思いますけど、釘やチャンスボタンが壊れたら即撤去しているハズです。
(こっそり部品交換して警察検査を受けずに台を動かしているホールも未だにありますが)
バジリスク絆の今後の3パターン
それでは絆に話を戻します。
絆に関しては今後以下の3パターンの道が考えられます。
②年内全撤去の命令は下らなかったのだが、警視庁が認定を認めなかった為にみなし機となってしまう
③年内全撤去の命令は下らずに認定も認められてあと3年間通常設置ができる
まず、①に関してはなさそうです。
強制撤去というわけではなく、あくまで現状の自主撤去を促進せよのスタンスで年内を越せるという話が濃厚になっています。
そして、③に関してもないです。
撤去遊技リストに載っている時点で警視庁が認定を認めることはありえないでしょう。
というわけで、一番濃厚なのが②です。
まあ、それも現段階ではまだ分からないのですが、様々な業界関係者からの話を加味すると②で間違いないだろうと感じます。
ユニバの暗躍
そこで現在暗躍しているのが、ユニバーサルエンターテインメントです。
絆の認定が通らないことを想定して、ホールに絆の「サブ基盤」「ホッパー」「セレクター」「レバー一式」の部品交換を1台16万で実施すると話を持ちかけています。
これはどういうことか?
「10月以降に絆がみなし機となってしまうと部品が壊れたら撤去しなければならない状態になるので、最も壊れやすい部品を予め交換しておけば、みなし機となった後も少しでも長く絆を稼働させることができますよ」
ということなんです。
まあ、実際に上記の4つは壊れやすいというほどではないですけど、過去に故障したことがあって部品発注したことがあります。
ただ、それでも滅多に壊れることはないです。
サブ基盤に関してはバジ2の故障に対応したことはありますが絆では未だにないですし、セレクターやレバーに関しても部品交換せずにメンテナンスで直ることがほとんど。
なのでこの先壊れるかどうか分からないものに対して予め16万も出すというのは、もはや博打ですね。
さらに言うと上記の4点ではなく「メイン基板」や「液晶ディスプレイ」や「リール本体」といった全く関係ない部分が壊れる可能性もあるわけですから。
しかしながら、1台16万とはいえ恐らく多くのホールがユニバに部品交換を頼むんじゃないかと思います。
検定切れ後に部品が壊れて即撤去となったら営業的にも大きな痛手ですからね。
ただ、どこの法人も全店で200~300台とかザラに構えているわけですから、200台だったとしてもユニバに3200万もの金が動くことになります。
ちなみに、絆はP-WORLDに登録してある店舗だけでも全国に7264店舗もあり、平均で10台設置してあったとしても72640台もの台数になります。
もちろん市場にはそれを凌ぐ台数が存在していますが、仮に72640台の半分が部品交換を頼んだとしたら58億もの金額がユニバに流れます。
そして、この58億はホールが負担し、そのホールの負担はユーザーが背負うことになります。
儲かるのはユニバだけといった構図ですね。
まさしくユニバはこの業界を喰い物にしています。
弱小店がどれだけ潰れようが、そんなことはどうでもいいと思ってるわけですね。
パチスロまどか☆マギカ2の抱き合わせ
そういえばまどマギ2の抱き合わせは予想通りパチスロデッドオアアライブ5でした。
デッドオアアライブ5を120台買えば、好きなだけまどマギ2を用意することができると話をふっかけられました。
どうにかこのメーカーをギャフンと言わせる方法はないんですかね?
今後、まどか☆マギカ2やアナザーゴッドポセイドンが登場してもパチスロ業界を守る為に、一切遊技してはいけません!
という運動を起こそうと思うのですがいかがでしょうか?