カルトのオカルト回胴録①|仮面主婦スロッターの憂鬱
どうもパチンコ店長のクロロです。
本日から毎週金曜日に新連載がスタートします。
内容は以下をご覧ください。
仮面主婦スロッターカルトのオカルト回胴録
画像元:HUNTER×HUNTER OVA DVD-BOXより
【コンセプト】
Aタイプをオカルト実践!
【詳細】
主婦スロッターのカルトは、旦那にはスロットが大好きであることを隠しています。
一方の旦那は、ごく普通の一般スロッター(養分)でありカルトが自分よりも圧倒的にスロットに詳しいということを知りません。
そんなカルトが繰り広げる、Aタイプのオカルト回胴録です。
クロロ店長から一言
カルトさんから「ぜひ当サイトでライターとして記事を書かせてほしい」というメッセージが届いたのは5月中旬くらいです。
その後、話をしたのですが色々と条件に合わないことがあったので、一旦は交渉決裂となりました。
しかし、カルトさんはそれでも諦めずにアメブロで記事を更新していて、15記事ほど出来上がった時に「記事を見てほしい」と連絡がありました。
その結果、記事はなかなか丁寧に書き上げられていたので、自分も熱意を感じライターとして雇わせていただきました。
本当はパチスロが大好きなんだけど、そのことを周りの誰にも言っていないというカルトさんのエピソードはなかなか面白いと思います。
また、正攻法を心得た上でオカルトを検証しているという側面もあり、そういったところも興味深いと思いました。
カルトさんの連載をどこまで継続するかは、読者の反応次第ですが、とりあえず毎週金曜日に連載していこうと思いますんで、宜しくお願い致します。
ではでは、以下からストーリーの始まりです。
仮面主婦スロッターカルトの憂鬱
私は3○歳のどこにでもいる主婦。
子育てをしながら、パートに出て家事をして。
でも、みんなには内緒でスロットをこよなく愛するスロッター。
今まで付き合って来た彼氏にも誰にもその姿は見せて来なかった‼️
唯一旦那とは行けるようになり、一緒に実践はするが、その旦那にも嘘をついている
私は旦那にスロットを教えてもらったことになっているが、
私の方がキャリアは長い
そして、私の方がうまい…
目押しが出来ないふりをして、
知ってる機種の話も知らないふりをして、
間違ってる情報にもそうなんだ~と頷いて、
…
…ごめんなさい
私は誰にもこんな自分を見せられない、見せかけだけを繕うダメな主婦。
人の目、人の評価が気になり、嘘を重ねるダメな主婦、ダメな女性、ダメな人。
自分は、回りにいるスロットをする人を軽蔑したり、悪い目で見ることはない。
むしろ色々な話をしたい。
堂々としている人がうらやましい。
プロになる人。
勝ち組な人。
スロットを仕事にしている人。
尊敬している。
でも、私は昔から一般論を常に気にしている。
自分を客観的に判断し評価している。
私はギャンブルをする人間像とは真逆の人間像を作っている。
自分がスロットをしている事を知れば、私に対する他の人の評価が変わる人間であることを知っている。
もし、女性でなく男性であれば違ったかもしれない。
男性でもギャンブルをすることで、少なからず女性からの評価が下がる事もあるかもしれない。
でも、男性同士でワイワイ出来るじゃないか!
イベントには一緒に並んで、台の情報交換が出来るじゃないか!
でも、私はいつも一人で、人の目を避けてスロットをしている。
自分の事を知ってる人がいない遠い所まで遠征をしていた時期もある。
イベントでもないのに遠くまでいく。
なんて虚しい響きだろう
20年ほど前は、まだ今みたいに携帯でポチポチ検索も出来なかった。
台の情報は雑誌が主流だった。
でも、でも、でも
私はその本を買うことすら出来なかった。
人目が気になるから。
本を買って家に置いておくことなんて出来ない
だから常に負け組だ
吉宗で大勝したこともある。
アラジン2エボリューションで連チャンをしたこともある。
スーパービンゴで、999Gをゲットしたこともある。
でも、
大抵は負けている。
モードもゾーンも機種の仕様もわからず、ただ打っていたから。
吉宗では生涯で一番の負け金額を記録し、
アラジンでは愛想よく対応してくれていたお店の店員さんにもうやめておいた方が良いですよ、と笑顔で言われ、
ビンゴでは、一月で稼ぐ給料と同じ位の換金を始めてし、後ろにいたおじさんに、「楽してお金もらっちゃって」とつぶやかれた。(普段はちゃんと仕事してるわ‼️と心で叫んだ)
そんなスロット人生の中で、一つだけ変わらない物がある。
それはリーチ目を楽しむこと。
始めてその楽しさを知ったのは、HANABI…
ではなく、
ゲゲゲの鬼太郎なのです。
スロットを始めてから1、2年ほどたった頃でしたが、中押しの楽しさを覚えてしまったのです。
簡単に説明すると、中リールに青七を狙い、右リールを適当打ちする。
中リール下段に青七が止まる際、ベル、スイカ、青七となるのですが、右リールが小役外れの時点で2確となるのです。
通常は小役テンパイとなる見慣れた止まりをするのですが、これがボーナスの時、普段と違う出目がパッと出たときの快感を覚えてしまった瞬間でした。
最初に出会ったのはHANABIでしたが、まだ最初の頃は目押しも充分ではなく、好きだった人(彼氏ではない)と一緒にいることが目的でした。
ゲゲゲの鬼太郎を打つ頃にはその彼とも離れ離れだったため、一人でリーチ目を求めて打っていました。
自転車に乗り、ゲゲゲの鬼太郎を求めてスロット店を駆け巡りました。
設定なんて関係ない。
減り行くスロット台。
設置しているお店も限られる中、ひたすら探し求めた日々。
私のリーチ目探しの日々はここに始まったのです。
今の私の好きな言葉は
・リーチ目
・技術介入
・目押し
・Aタイプ
です。
そんな私が過去の事を思いだしつつ、
・設定判別
・技術介入
・オカルト
を駆使して、勝ちをつかむ回胴録を書いていこうと思っています。
私が勝てなくても、私の情報があなたの役に立つかもしれません。
私はAタイプをこよなく愛しています。
だから打ってる台のやる気と機嫌がわかります(笑)
台の機嫌を見ながら勝ちを掴むことをオカルトと私は呼びます。
色々なスロットを打ってきましたが、今の行動、考え方になった経緯や、持論はまた別の機会に書かせて頂こうと思います。
スロットとの出会い
みなさんはどういうきっかけでスロットを打ち始めましたか?
また、スロットさえやってなければ良かったのに。
って思った事はありませんか?
私はスロットをやってなければ良かったのに。
って、思った事は何度もあります。
でも、きっかけさえあればいつでもスロッターになったんだろうとは思います。
そして、どんなきっかけだろうと
今のように誰にも知られずひっそりとしていたことは変わらないだろう。
…そう思います。
「私がスロットを始めたきっけ」は
私の好きな人がスロットをしていたから
ただそれだけのことなのです。
しかも、その好きな人とは
恋人同様の関係なのに(ご想像におまかせします)
恋人ではない!
でも、遊びとか、割りきった関係
と言った関係ではなく、
私にとっては純愛そのものでした。
ただ、嫌われたくない一心で、自分を納得させ、そういう関係を受け入れるしかなかった…。
でも、その人も決して遊び人ではなかった。
ただ好きな人に裏切られたことで、その人も大きな傷を負っていた。
私はそれを理解したつもりで、ただ側にいた。
力になるつもりでなれてなかった。
そして、
スロッター
としての人生を歩む大きな分岐点となってしまった
と叫びたい。
その彼に連れられて初めてスロットを見たとき、七七七
が揃っただけで、
ものすごい事だと本気で思っていたのです。
ゲームセンターのコインゲームの感覚で見ていたから。
七七七が揃っただけでコインがわんさか、一気に出てくるものだと思っていました。
すごぉ~い!!
と言ったら、今からだよ(笑)‼️と。
そして、その後風鈴が揃ってはコインがジャラジャラ
風鈴が揃ってコインがジャラジャラ。
何故風鈴をそんなに揃えられるの(驚)!!!!
本気でそう思っていました。
どんどんどんどんコインが出てきます。
そして、その人に「やってみぃ」と言われ、
恐る恐る言われた通りにボタンを押したら
リプレイが揃ってコインがジャラジャラ(嬉)
※JACIN後だと思われます。
「もう一回やってみぃ」と言われたが、
失敗して揃わなくなったら怖いので、やらなくて良いよって伝えました。
今となっては本当に何もわかっていなかったなぁ~と少し笑えてきてしまいますが、その時の感動はきっとすごかったのだと思います。
だから19年たった今でも、その時の光景は鮮明に蘇ります。
その後パチ屋のモーニングに行った事も覚えています。
朝から、彼と彼の友達と私で並びました。
凄い人の数でした。
私には良くわからない事だったのですが、朝イチ全ての台にボーナスが仕込んであり、1ゲーム目で当たると言うものでした。
私はHANABIの台に座るよう促されました。
全ての台は電源が落ちており、コインサンドにお金を入れて、コインを出したら電源を入れてくれる。
つまり、仲間同士でコインを渡して、投資をせず当たると言う事がないようにしていたのだと思います。
普通なら、1000円が6000円~7000円になるのだから、みんながすぐやめれば、お店は一人に対して5000円を配っているようなもの。
10分もしないで一日のバイト代(当時は大学生で時給700円程のバイトをしてました)を稼げるのに、みんな、その後もまわし続ける。
記憶では
どこかの機種に6
もしくは末尾○が6
そう言うイベントが付属としてついていたのでしょう。
私はその頃まだついて行ってるという程度だったので、そのままコインが呑まれるまで回して終了となりました。
きっと私の台も彼の台もハズレだったのでしょう。
今だったら周りの状況を見て回さない!と言う選択肢もあったとは思いますが、当時は本当に言われるがままでした。
そんな私が
どんなタイミングで
何がきっかけで
一人でスロットを打つようになったのか?
全く思い出せないのです!!
彼の事が何故そこまで好きだったのか思い出せない様に!!
友達に何度もそんな男「やめな!!」って言われ続けても、マイナスにしかならない恋をやめられなかった!
心ではわかっているにの、彼が振り向いてくれることはないこともわかっているのに。
私の事を好きだといってくれる人もいたのに…
と、と、と……
ついつい話が脱線してしまいました ヘヘヘ
色々な事を思い出すのですが、
気づいたら一人でスロットを打ちに行くようになってました。
それも、スロットを教えてくれた彼にも内緒で行くようになっていました。
何かのきっかけで、スロットを打つ楽しさを覚えてしまったのでしょう。
でもこのときから既に私の心の中には
「スロットをするのは良くないこと」
まして、私の様な女性が「一人で行く」なんて、
「世間では許されない事」
「イメージダウン必至」
そう言う気持ちがありました。
当時は今のようにパチ屋に女性がいることがあまり珍しくないと言う時代ではなかったように思います。
見渡す限り男性。
女性専用シート
や
カップルで並びで打てるシート
何かも、もう少し後に増えた様に記憶しています。
まだまだリーチ目を楽しむ
事に出会う前で
当たる快感。
当たればお金が増える。
と言うものに魅了されている時代でした。
なので、良くわからない台を打ち散らかしていました。
当時の彼との思い出の最後は
彼の卒業の日の事。
彼は私の二つ上の先輩でした。
お互いに一人暮らしをしていました。
最後の最後まで中途半端な関係を続けていました。
そして彼は卒業して実家に帰り就職することが決まっていました。
「じゃあね」
と、お互い泣いていました。
そして卒業式に行ってらっしゃい。と。
送り出した後、
寂しい気持ちを抱えつつ
「スロットを打ちに」
行きました(≧ω・)
時間があったら「打ってしまうんですよ」
それでも、やはり心の中は「彼との思い出(今は全然思い出せない…)」が占めている訳です。
そうすると、
「良く当たる」
んです。
人間「欲」があるとダメですよねぇ~
やっぱり「純粋に彼を思い続けた心」
それがあればスロットも勝てちゃう訳です。
そんなオカルトを身をもって得た時に
携帯が鳴ったのです。
彼「今○○(私)の家に来たけどどこにいるの?」
私………の心の中
(えっ?さっき泣いてさよならしたんじゃないの?)
私「寂しくて自転車でブラブラしてた。今から戻るね」
コインを流して慌てて帰りました。
それ以降、彼の事を考えながら打つ打法は「失敗」で終わり、封印したのでした。
ジャッジメント
ドゥイイーーーン!
ドゥイイーーーン!
ドゥイイーーーン!
第1回目のオカルト回胴録はいかがでしたか?
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「つまらなかった」と「すごくつまらなかった」が2回連続で過半数を上回ると「仮面主婦スロッターカルトのオカルト回胴録」は連載終了となります。