勝利至上主義こそビジネスの本質
最近の月頭は忙しい。
急速に加速している私のビジネスにおいて、専属の税理士との打ち合わせや領収書などといった書類処理だけで月の1~5日は作業に追われるという悪循環が続いている。
早いところ、こういった事務処理はスタッフに任せたいところなのだが、落とし込みが上手くいかずに身動きが取れなくなっている。
結局、金の管理に関しては私自身が続けた方が良いという結論となり、そうなるとそれ以外のことで作業をしてくれる人員を増やしたいと思っている次第だ。
ただ、すでに今月も6日目に入ったこともあり、若干スロットに行く余裕も出てきた。
やはり、私自身もスロットブロガーの成れの果てとして、明日からはマイホでハイエナ稼働をしていきたいと思っている次第である。
ある夜の出来事
その日の夜は家族で夕食を食べてきた。
地元のラーメン屋なのだが、ラーメン・半ライス・餃子3個のセットを食べただけで、少食の私はグロッキー状態となり、腹が苦しくなった。
その後、帰りがけにセブンイレブンでアイスコーヒーを購入し、家に帰ると珍しく居間に横たわりながらテレビを見ていたのである。
少し横になったら、書斎に行ってブログでも書こうと思っていたのだが、何となく付けていたテレビにカトパンが写っていたので、妻から話掛けられていた世間話も上の空で、私はテレビ(というかカトパン)に釘付けになっていた。
▽カトパン。おしゃれイズムという番組に出ていた
そして、番組の中で「CMのあとはカトパンが理想の男性について語る!」なんて予告が出たので、CMが終わってそれを見るのを楽しみにしていた。
すると、次の瞬間・・!
妻がテレビのチャンネルを回したのである。
いや、妻自身は嫌がらせで回したのではなく、単にCMに入ったから他の番組に回したのだろう。
室内では何となくテレビが付けられている状態で、妻はまったくテレビを見ていなかった。
そして、妻自身も私がカトパンに釘付けになっているとは思いもよらなかったのであろう。
ってことで、妻はチャンネルを回したわけであり、私はその瞬間イラッとしたのだが、流石にさっきのチャンネルに戻せとは恥ずかしくて言えない。
「えっ!?アンタこんな番組見てたの?」
「いや、カトパンが好きなんだよ」
「気持ち悪る~~」
このような展開になることは目に見えている。
だから、カトパンを見てるだけで目の保養になるからチャンネルを戻してほしいなんてことは口が裂けても言えなかった。
ファン10万人がガチで投票!高校野球総選挙
しかし、その一方で妻の回したチャンネルで「ファン10万人がガチで投票!高校野球総選挙」という番組が写っていたのだが、野球好きの私としてはそれにも興味を示し結局最後まで見てしまったというわけである。
そして、この番組に関しては、野球ファンにアンケートを取って最も印象に残った高校球児は誰?という内容だった。
で、結果としてベスト10位を上げると以下のような順位となった。
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10位 ダルビッシュ有
9位 清宮幸太郎
8位 桑田真澄
7位 王貞治
6位 大谷翔平
5位 田中将大
4位 清原和博
3位 江川卓
2位 松坂大輔
1位 松井秀喜
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私自身は完全に松坂大輔が1位になると思っていたので、松井秀喜の1位はかなり予想外だったんだけど、松井秀喜の紹介のところではあの有名な5打席連続敬遠が取りざたされていた。
松井秀喜5打席連続敬遠(まついひでき5だせきれんぞくけいえん)は、1992年8月16日に阪神甲子園球場で行われた第74回全国高等学校野球選手権大会2回戦の明徳義塾高校(高知)対星稜高校(石川)戦において、明徳義塾が、星稜の4番打者・松井秀喜を5打席連続して敬遠する作戦を敢行し、この試合で松井が一度もバットを振ることないまま星稜が敗退した出来事である。
試合途中から場内は騒然とし、明徳義塾が勝利した後も騒ぎは収まらずに大手マスコミなどでも取りあげられる事件となった。
この連続敬遠をきっかけに明徳義塾高校に「ヒール」のイメージがつきまとっただけでなく、高校野球における敬遠ないし「勝利至上主義」についての議論が湧き起こった。
-Wikipediaより-
▽松井秀喜に対する5打席連続敬遠に怒り狂いフィールドに勝ち勝ちくんを投げるパチプー共。そして、それを拾いにいくバジキッズ衆
改めてこの時の映像を見てみると、実況と解説者が「勝負してほしい」みたいな発言を連発していた。
しかしながら、いずれのケースもチャンスで松井に打順が回ってきていることもあり、
「いや、あそこは敬遠だろw」
ということは素人の私からみても明らかなのだが、それを実況者ならともかく解説者まで「勝負してほしい」と言っていたのだから呆れるばかりである。
最終的に松井を5打席連続敬遠したことが功を奏して明徳義塾は星稜高校に勝っているので、明徳義塾の監督の判断は正しかったことになる。
そして、ただそれだけの話なのに、高野連が急遽記者会見を開くなど社会問題にまで発展したという件においては、本当にバカバカしい。
例えば「敬遠せずに正々堂々と勝負する」というと聞こえがいいが、それだと勝負そのものが安っぽいものになってしまう。
そうではなく、ルールの範囲内でいかに知力を尽くして勝負にこだわるかという点こそスポーツの醍醐味であり、そのような要素があるからこそ面白いのだ。
「勝利至上主義についての議論が湧き起こった」とあるが、スポーツというものは勝利至上主義の中で生まれるドラマであるので、それを否定してしまうプロレスのような茶番になってしまう。
松井が敬遠されない為の秘策は存在した
これは今回の松井の件に限らず、敬遠されている打者が敬遠されない為の秘策として「これをやればいいのになあ」というアイデアが私自身にあるのだが、それについてを説明する。
例えば敬遠というものは、以下のようなカウントで発生するものである。
B●●●
S◯◯
この場合、投手は最初からボールを投げてそのままノーストライクでフォアボールとなるわけだが、例えばボールを投げた時に初球と2球目でわざと空振りしたらどうだろうか?
B◯◯◯
S●●
その場合は、
ツーストライク
ノーボール
となるので、投手有利のカウントとなる。
つまり、このカウントを空振りすることによってわざと作ることができれば、勝負してくれるかもしれない。
いや、フツーに考えて最初は敬遠しようと思っていても、
ツーストライク・ノーボールになれば、予定変更で勝負するだろw
例えばそのカウントから、ストライクからボールゾーンに変化する変化球を投げることによって、空振りしてくれるかもしれない。
そうなったら儲けものだし、歩かせてもいいという頭でリスクなく勝負できると思うのだ。
だから、敬遠されてガタガタ文句いう奴はその前に頭を使えといいたい。
わざと2回空振りすれば勝負してくれるかもしれないではないか。
逆に、2回空振りしてカウントが不利になるのは嫌だというのであれば、敬遠されることに対して文句を言ってはいけない。
プロ野球の歴史も100年とかあると思うけど、敬遠された時に何が何でも相手に勝負させる為に、わざと2回空振りするようなトリッキーな奴はいなかったのかね?
勝つために知力を尽くす。
勝負させるために知力を尽くす。
こういう試合こそ面白いと思うし、それはビジネスでも一緒ですよね。
明徳義塾の戦い方を称賛するようなタイプの人間でないとビジネスで成功することは難しいと思いますね。
そうではなく「社会ではこの連続敬遠をきっかけに明徳義塾高校に“ヒール(悪役)”のイメージがつきまとった」というのだから、そりゃあ日本経済は停滞しますわな。
そんな思考が根底にあるから、ビジネスで勝てないんですよ。
逆に、今伸びている企業って、5打席連続敬遠なんて常識はずれの発想を実行できて、明徳義塾みたいに勝利至上主義に徹することができるチームだと思います。
私は5打席連続敬遠の件があってから明徳義塾の大ファンになりました。
今年も明徳義塾を応援していますよ。