ディスクアップは本当に甘いのか?|フル攻略103%の真相
今回は質問にお答えします。
題名: ディスクアップのホール割
日付:2018/08/17 21:20
いつも楽しく拝見させていただいております。
よければ教えていただきたいことがあります。
フル攻略時の機械割が設定1でも103%と話題のディスクアップについて質問です。
割詐称が日常茶飯事の業界で、実際のところはどれくらいのホール割に落ち着いていますでしょうか。
個人的には、ビタ精度80~90%で、ほぼ設定1しか打ってないにもかかわらず導入からそれなりのプラスが出ており、この台について割詐称はないのではないかと予想してます。
一方でネット上の意見ではビタ精度が高いのに負けているという意見も少なくないです。
また、もしお店にとって利益が取れないようなら人気があっても撤去されそうでしょうか。
最近のAタイプではピカイチで面白い台なので撤去はもったいなく思ってます。
マイホでは減台されたので残念です。
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どうも。
ご質問ありがとうございます。
ディスクアップに関しては業界でも話題になっていますね。
あまりにも利益が取れないので撤去するホールが多いですが、その一方でそれを逆手に取って増台して勝負を掛けるホールも存在します。
ディスクアップ(5号機)
メーカー:銀座
型式名:ディスクアップ/ZS
タイプ:A+ART(純増0.5枚)
設定1の機械割:98.9%(103.0%)
設定2の機械割:100.3%(104.3%)
設定5の機械割:103.3%(107.2%)
設定6の機械割:107.2%(110.0%)
※カッコ内は完全攻略時
ディスクアップの営業データ
バジリスク絆:18,055枚
マイジャグラー4:17,958枚
ディスクアップ:17,065枚
【平均粗利】
バジリスク絆:7,956円
マイジャグラー4:5,857円
ディスクアップ:528円(機械割にして約99.8%)
※期間は2018年8月
うちの系列店の数字ですが、ディスクアップは数あるパチスロ機の中でも平均アウト3位に入るほどの人気機種です。
そして、その人気トップ3の他の機種と粗利を比較した時に利益がほとんど取れていないというのが分かります。
まず、ディスクアップに関してはフル攻略で1でも103%の出率となってしまうんで、等価ホールには置けません。
その為、設置するとしたら非等価のホールとなります。
しかし、11~11.2割営業の非等価ホールにおいても1日の粗利が数百円というゲーセン並みの利益しか取れないので、多くのホールが減台に減台を重ねています。
以上のように実際に利益が取れていないので機械割詐称ということはないです。
フル攻略で103%とはいってもフル攻略できない人がほとんどなので、その辺で中和されて数百円の利益がホールに残るといったのがディスクアップの現状といえますね。
とはいえ、粗利を見ても分かるとおりコイン粗利0.04円程度の激甘粗利で営業しているのがディスクアップの現状となりますので、技術介入ができる人であればディスクアップを打つのが効率は別として確実に稼げると思います。
ちなみに、ディスクアップの次にコイン粗利が低いのはグレートキングハナハナの0.30円で、その次はハナビの0.31円です。
ハナビに関してはこちらもフル攻略で100%を超える機械なので理解できると思いますが、グレキンに関しては単純に設定を入れていたので利益を落ちただけです。
しかし、コイン粗利が低いとはいっても0.30円レベルなので、それに対してのディスクアップの0.04円はいかに抜きん出て低い数字であるのかってことはご理解いただけると思います。
ここまで甘い機械であれば、全国的に撤去して当然といえるでしょう。
▽ベルシティ南浦和店の広告。利益が取れないながらも増台する理由は話題作りによる客寄せパンダ的な目論見か?
逆に、利益は取れないけど人気であるところに目をつけて増台を掛けるホールも存在しますが、現在の中古値は約50万なのでそれを回収するのはほぼ絶望的ですね。
仮にアウトが毎日15000枚入ったとしても、コイン粗利0.04では1日600円の利益しか取れず、それで50万を回収するのには833日(約2年半)掛かります。
それでいて、設置した時に喜んで打つのはフル攻略できるプロ層が中心となるので、そこまで無理をしてこんな儲からない機械を入れるメリットはあるのか?と考えるのが普通でしょう。
それでも人気機種ではあるので、増台するホールも少数ながら存在するかもしれませんが、結局は利益が圧迫されて減台することになると思いますね。