HEY!鏡 設定6を掴むための設定狙い考察|ホールの設定状況と運営方法・スランプデータを公開
2018年10月1日にHEY鏡が導入されてから約50日が経過しました。
ここで現状の設定状況についてを営業する側の視点からお伝えしたいと思います。
HEY鏡に6が入るタイミング
取材系のイベントにおいて、全6で営業するホールが多々存在しています。
頻度としては多くはないですが、存在しているのは確かです。
そして、HEY鏡を全6で営業するホールには以下の特色が見られます。
・小型店
・稼働が低いホール
あくまで特色なので、大型店や高稼働のホールにも全6で使われる可能性はあるのですが、なぜ上記のような特色が見られるのかというと、出ても3000枚なのでホール側としては赤字が膨らまずに済むからです。
特に小型店においては、AT機で全6をやってしまうと死活問題になるので基本やりたくありません。
かと言って、取材系のイベント日に全台系の見せ場を作らなくてはならない状況もあるわけで、そういった時にもってこいなのがHEY鏡となるわけです。
HEY鏡の6であれば、確実に右肩上がりのスランプとなるので出したい時に安定して出すことができますし、かといって5000枚以上の猛爆は起こりませんので、小型店や過疎店、そしてノルマが達成されていない関係上あまり出したくないけど取材イベントを入れてしまったホールにとってはHEY鏡の全6はうってつけなわけです。
そういう意味では、HEY鏡の全台系は月末に多く入る傾向があるといえます。
実際に私が見てきた中でも、月末に入っているケースが多かったです。
ですので、前半に出し過ぎてノルマが達成していないんじゃないかと思われるホールの、月末の取材イベント日にはHEY鏡を狙って見るのが良いかと思います。
HEY鏡に設定6を入れたくない理由
逆にHEY鏡に設定6を入れたくない理由としては、設定6が分かりやすい点にあるといえます。
例えば、全6機種のイベントがあったとして、鏡を全6としてしまったらオープン2時間あれば全6であることがバレてしまうでしょう。
実際に私自身も以下の記事でHEY鏡を実践しましたが、設定6はかなり分かりやすい仕様になっていると感じました。
しかしながら、営業する側としてみれば6の中に5を入れるのもかなり有効かと思います。
ちなみに、全6イベントで4を入れるのはバレるんでヤメましょう。
一方、5であればまだバレにくいと思います。
特に鏡では、赤7ボーナス時のチャンスゾーンステージ振り分けにおいて6かそうでないかがほぼバレます。
しかし、5であれば若干誤魔化せるといった程度のものではありますので、苦肉の策として5を使うのも選択肢の中に入れておきましょう。
まあ、6が簡単に分かるというのは、デメリットであると同時にメリットでもあります。
信頼を失っているホールが6を使っているアピールをしたいのであれば、鏡に入れるでしょうし、元々信頼があるホールであればその必要性も低くなります。
営業する側は絶対にその辺を考えて鏡に設定を使いますので、その心理を逆手に取ると6がツモれるかもしれません。
HEY鏡の通常営業の設定ベースは?
これに関してはベタピンではないホールも多々見受けられます。
少なくとも通常のAT~ART機よりは、通常営業日のベースは高いと思ってください。
私が営業を見ているホールで11.2割営業でハナハナに1を刺してしまうような超絶ボッタ店においても、鏡には毎日2を使っているという現象も見受けられました。
つまり、一般的なAT~ARTの通常営業日のベースはほぼ設定1なのですが、鏡に関してはその限りではないということです。
その理由は、4号機吉宗や5号機のハーデスを思い返してみると分かりやすいです。
それらの爆裂機は設定1でも万枚出る機械ですので、デフォとしては1で十分なわけであり、通常営業で2を入れる理由は全くもって存在しません。
しかし、4号機から5号機、または5号機から6号機といったように、スペックダウンが伴う時代の移り変わりにおいては「設定1の放置はマズイ」と考える法人も少なくありません。
なぜなら、それらの機種においては極めて設定に忠実な出玉となってしまうからです。
しかも、6号機の新台となると客からの注目も集めるわけですからね。
以上の理由により、11.2割でハナハナに1を刺してしまうレベルのボッタ店でも、HEY鏡を毎日設定2で営業しているというケースがあるというわけです。
HEY鏡の設定1~2のスランプデータ
鏡では設定1~2しか使ったことがないので、それらのデータしかお見せすることができないのですが、鏡の低設定のスランプはどのような推移となるのか?
ということを理解していると、全台系の立ち回りの時に参考になると思います。
LINEお友達の方限定で公開しますので、クロロ店長のLINEで「鏡の設定1」または「鏡の設定2」(数字は半角)と入力してください。
それぞれのキーワードに対応して、データ送られてきます。
キーワードの入力例
クロロ店長のLINEはこちらから追加できます
HEY鏡以外の大都系機種の設定状況
ちなみに、HEY鏡の導入を契機として、他の大都系機種である「番長3」「サラリーマン番長」「クレアの秘宝伝」などといった他の大都系機種を盛り上げてくる可能性が高いのでそれに連動して設定を入れてくるといったことを上記の動画でも解説しました。
それから一定期間が経過しましたので、各機種の現状もまとめてみようと思います。
押忍!番長3
とにかく設定6が分かりやすいという印象が営業する側の人間にも染み付いているので「6を使ってもすぐにバレるんじゃねえか」というイメージばかりが先行してしまい、以前よりも6を使う例が少なくなってきている。
特に懸念材料なのは、6を使ってしまうとスタートからずっと右肩上がりという推移になる例が珍しくない機械なので、アップダウンすることなくずっと勝ちっ放しという展開になりやすく、例えばバジリスク絆の設定6でもクソテーブルが選択されればキツい展開を強いられるということがなく、最初から最後まで安定して出てしまう特性がある。
つまり、平たくいうと設定6を入れてしまうと台売がまったくつかない機械ということである。
なので、番長3には6を使いたくないというのが設定師の本音であろう。
実際に一時期よりも6を使う設定師はかなり少なくなったし、かといって5を使う例も私の見てきた中ではほぼ存在しない。
しかし、5を使うホールということをユーザーに認知されて、イベント日に5を使うことができればホール側としてはかなり理想的な運営ができる。
っていうのも、番長3の5であれば台売を数万円つけた状態で出玉が魅せられるようなスペックであるので、ホールとしては間違いなく6よりも5を中心に使って運営したい機種といえる。
ただし、何の示唆もなしに5を使い始めてもユーザーには1のまぐれ噴きと思われてしまうので、個人的にオススメなのは旧イベント日に漢オフミーを開催して、番長3に設定5を複数台入れることである。
これを何度か繰り返して「旧イベント日=番長3に5がある」という認識をスロプー共に擦り込ますことができれば、漢オフミーを開催しなくても旧イベント日に番長3の5を狙ってくれるスロプー共が出現することと思う。
そうなってくれれば、旧イベント日に設定6を使わなくても反応してくれるので営業にはかなり有利。
繰り返すが、番長3を設定6で集めようとするとノーリスクで勝たれてしまうんで無駄な放出となってしまう。
そうではなく、設定5で集客するのが理想といえる。
特に、当ブログの専属ライターである龍也が番長3の設定狙いで食いまくっていることを見れば、番長3の6がいかにノーリスクで勝たれてしまう機械なのかということがお分かりいただけると思う。
そういった機種に6を入れ続けるのはリスクでしかないので、基本的にはヤメたほうがよく、それよりも設定5でも狙ってくれるユーザーを相手にすべきである。
鏡導入後の設定状況⇒「高設定を使うホールは少なくなった」
サラリーマン番長
そもそもサラリーマン番長は3~4台機種で構えているホールが多く、イベント日に全台系にしたりしなかったりという使い方をするホールが多い。
そして、その機種構成から台数を増やして育成すると考えるホールが皆無な以上、平均設定が上がるということは鏡の導入を持っても見られなかった。
今後も、イベント日に全台系になったりならなかったりというような使われ方をして、撤去されていくのだと思われる。
鏡導入後の設定状況⇒「これまでと変わらず」
クレアの秘宝伝
ホールによって3~4台で構えたり、バラエティに入れたりといったケースが多いが、以前よりも若干高設定が入らなくなっているが、その原因はディスクアップの影響である。
ジャグハナ以外のAタイプに関しては現在ディスクアップがトレンドとなっており、ユーザーもそちらに流れている傾向があるので、このタイミングでクレアを育成しようとするホールは減少傾向となった。
ちなみに、ディスクアップ以外ではアクロス系やまどマギA、そしてニューパルSP2の方がクレアよりも優先して高設定を入れている傾向があり、クレアはその次にくる程度のコンテンツである。
さらに、そこから下にくるのが番長Aと不二子Aであり、私自身もこの辺にはしばらく設定を使っていない。
鏡導入後の設定状況⇒「高設定を使うホールは少なくなった」
盗忍!剛衛門
こちらに関しても、番長3と同様に6が分かりやすく、かといって4を入れても反応が皆無なので高設定を使う機種ではない。
その状況は鏡の導入を持ってしても変わることはなかった。
鏡導入後の設定状況⇒「相変わらず高設定は入らない」
政宗2
剛衛門よりも高設定が分かりづらく、出玉のポテンシャルは上という特性を持つ。
しかし、ユーザーからすると狙う機械ではないんで店側としても高設定を使うことはほとんどないし、実際に私自身もここ1年以上、高設定を使っていない。
鏡導入後の設定状況⇒「相変わらず高設定は入らない」
忍魂 ~暁ノ章~
AT機30%規制で多くのホールにリバイバルで導入された機械。
ゲーム性は逸材なのだが、稼働が恐ろしく低いんで高設定を入れても動かないし、そこで使っているということをアピールしても稼働が増える見込みがない機種。
ゆえに、高設定は導入してからずっと使っていない。
しかし、繰り返しとなるがゲーム性はかなり面白いので、今人気のエウレカAOくらいのレベルには育成できるポテンシャルがあると思っている。
これが忍魂ではなく、番長か秘宝伝のキャラならヒットしたんだろうなあ。
鏡導入後の設定状況⇒「相変わらず高設定は入らない」
すみません(^^;
鏡の導入を契機に大都系機種の状況は良くなると思ったんですけど、総評すると全体的に悪くなっているようです。