パチスロ必勝ガイドを読んでも勝てない
今回はいわゆるパチスロの攻略雑誌について考察しようと思います。
まあ、いろいろと必勝雑誌がありますよね。
などなど・・
それらの雑誌を読んでいるとけっこうツッコミどころ満載で「こりゃあ勝てないわ」と感じることがかなり多いんですよね。
突っ込みどころ満載の攻略雑誌
とにかくパチスロ攻略雑誌は突っ込みどころ満載で面白い。
まずはこれ
北斗強敵の上乗せバトルの振分けが詳細まで載っているんですけど、こんな細かい情報は勝つためには必要ないでしょう。
もちろん上乗せ枚数で何らかの示唆があるのであれば、そこだけ大きく書けばいいのに、勝つこととは関係ない情報が9割以上を占めてる感じですね。
こうなってくると逆に勝つために必要な情報を見落とす危険が発生します。
もちろん、それは勝つために(設定狙いするのに)重要な情報ですけど、最も重要なポイントが抜けちゃってますよね。
それは何かっていうと、高設定を狙う為のマインドや立ち回り、またはホール選びといった情報です。
本当に“必勝”という名前通りに読者に勝たせるつもりで書いているのであれば、そこの情報をもっと口酸っぱく書く必要がありますよね。
・ホールにある台の設定はほとんどが1
・高設定の見込みのない台には1枚足りとも無駄打ちしてはいけない
・メダルは例え少枚数でも流してカードに入れる
・そもそもホールにある台の設定はほとんどが1なので設定狙い自体をやってはいけない
・勝つためにはハイエナ一本で遊び打ちは一切してはいけない
・AT後は即ヤメ、ゾーン抜けヤメを徹底
・MB出目を暗記して1Gだけ回してコインを増やすべし
・通常営業日はほぼ設定1なのでハイエナ以外はやってはダメ
などなど、こういったことは書いていないわけです。
(もしかしたら書いてあるかもしれないけど、少なくとも重要性を持たせていない)
つまり、どんな台が6なのかという情報を伝えても、肝心の6お掴み方や見切り方が書かれていないわけですね。
で、最後にこれです
この設定状況のアンケートの内容がアバウト過ぎるw
このなかでは出す日の6の割合が31.3%になってるけど
確実にそれはないw
ってことは平均で100台中31台に6が入っているということになるけど、こんなの大ぼら吹き以外の何物でもありません。
そもそも、内容がアバウト過ぎますよね。
アンケートを取ったホールの数も分からないし、交換率も分からない。
出す日というのがグランドオープンなのか、リニューアルオープンなのかリフレッシュオープンなのかイベント日なのかも分からない。
つまり、本気で読者を勝たせる気はハナからなくテキトーなことを書いているということですね。
むしろ、実際の数値よりも盛っているわけですから、本心は読者を負けさせようと思っているということです。
そりゃあ、絆に31.3%で6が入っていると思うのであればアツくなってつっこむでしょうからね。
攻略雑誌のジレンマ
ただし、そんなことはライターも編集者も分かっていることでしょう。
自分たちは攻略雑誌と言いながら実際にはそれと掛け離れたものを書いているということを。
なぜそんなことが起きてしまうのか理由は以下のようなことが考えられます。
①養分打ちしてくれる人がいないと業界が廃れてしまい飯が食えなくなる
本当に勝つための情報を載せるとなると「いかに打つか」というよりも「いかに打たないか」ということが重要になってきます。
例に上げるとニューアイムの設定狙いで勝つのであれば設定1を打つ比率が全体の2割を越えるとプラス領域に持っていくのが難しくなってくるわけですね。
その為に例えば「5000G以上で合成1/120」という条件を越えないのであれば打ってはいけない。
ということを書く必要があったとして、それを書いてしまうと誰もジャグラーを打つ人はいなくなる(例え話)ので業界自体が廃れてしまう可能性があるわけですね。
だから書けないということです。
②メーカーを立てる必要がある
雑誌はメーカーから許可を取って取材して雑誌に載せているので、その機械のことを悪く書いてしまうと取材させてもらえなくなりますよね。
なので、例えその台がつまらなかったとしても面白く書かなくてはならない。
とにかく、その台が面白いと感じてもらえるよな記事を書いて読者に興味感心を持ってもらう必要があるわけです。
つまり、これっていうのは勝つための情報ではなく養分打ちさせる為の情報ですよね。
やってることは“必勝”ではない。
例えば「この台はこんなところが面白いけど新装日から高設定を使う可能性はゼロに等しいので絶対に打ってはダメ」といった情報が“必勝”という情報を発信するのであれば書かなくてはならないんでしょうけど、そういった文章は見たことがありません。
多分、ライターも編集者もバカじゃないでしょうから勝つ為に新台を打ってはいけないということは知っているはずですけど、それができないのは「メーカーを立てる必要がある」ということが関係していると思います。
③雑誌一冊を作る上で、攻略情報だけでは不十分
本当に勝つための情報だけを載せるとなると、かなり情報が限定されて雑誌一冊分に満たなくなるので、無駄な情報を載せる必要が出てきますよね。
で、無駄な情報だけならまだいいんでしょうけど、結果としてなんか至るところに養分打ちさせようとするような情報が多くなってしまっているんですよね。
攻略雑誌を読んでも勝てない
というわけで、結果として攻略雑誌を読んでも勝てないということになります。
いや、勝てるんですけど正確には“正しく読まないと勝てない”ということです。
設定狙いやハイエナにおいて、勝つために必要な情報ももちろんあるわけですからそこだけ取捨択一して読むってことですね。
少なくとも全部真に受けて読んでたら養分確定です。
以上のような感じで、好き勝手に書かせていただきましたが、もちろん攻略雑誌をなくして今日の業界の発展はなかったと思うし、業界には多大なる貢献をしているのは間違いありません。
そして、これからパチスロでは大幅なスペックダウンの時代に突入しますが、そのピンチを乗り越える意味でも雑誌の存在は大きかったりしますよね。
ただ、“攻略”っていうタイトルがあまりに滑稽に思えたので、ちょっとぶっちゃけてみました。
ちなみに皆さんはどんな雑誌を買います?
私は買うとしたらガイドですね~。