沖スロのジグマ専業の思い出 島娘・南国育ち(4号機)
もう15年近くも前の話となるが、とある田舎のホールで働いていた時に沖スロを専門に打つジグマの専業が存在した。
そして、その専業は朝一から来店し閉店間際まで打つという感じで二人組で行動していた。
年齢は30歳くらい。
二人とも田舎のマイルドヤンキーといった風貌で、1人は金髪であり結婚しているようだった。
そして、当時としては南国育ちの4号機が主流となっていたのだが、この2人が打っていたのは島娘だった。
Aタイプ ストック機
左右にボーナス予告・告知機能搭載。
右側に「ときめきランプ」頬が赤く染まった5ゲーム間はBBへのチャンス!
またBBが連続するほどサウンドも4種類に変化する!
波が荒く中毒性ありありです。
引用元:パチスロ攻略道
ちなみに、ハイエナ四天王の一つと名高い「ニュー島唄」はそれから約2年後に登場。
私の友人の養分スロッターであるレッドも当時はニュー島唄のモード狙いでトータル100万勝てたほどの、超絶ハイエナ機である。
▽ニュー島唄
沖スロコーナーの設定配分
そして、当時の沖スロコーナーは1ボックスで入れていたのだが、台数に関しては南国育ちの方が多かった。
南国育ちに関しては設定6の挙動が抜群に分かりやすい台なので、沖スロのイベント日には必ず満台スタートとなり、開店30分後には設定6が分かってしまうといった事態となっていた。
それに対して、島娘を狙う客はほとんどいなかった。
その為、今回のジグマの2人が島娘をカニ歩きして食い散らかしている状態だった。
ちなみに、島娘に関しては設定6を使ったということはほとんどなかった。
基本5を使っており、12台中5を3台入れるという営業をイベント日に関わらず毎日繰り返していた。
まあ、実際に1/4で5を入れ続けたとしてもアウトも粗利も良好だったので、それで何も問題なかったのだ。
一方、南国育ちに関しては5よりも6を頻繁に使っていた。
理由としては6を使っているということをアピールしたいということと、設定5の一撃性がヤバイので怖くて使えなかったと当時の店長は話していた。
5000枚吸い込んだ翌日に8000枚放出
ある日、朝一からレッドが私の働いているホールに遊びにきて、たまたま島娘の設定5に座ったということがあった。
そこで私は「この台、設定5だから閉店までぶん回せ」と声をかけると、躍起になったレッドはそのまま閉店間際まで8000回転以上もぶん回したのだった。
しかしその間、ときめきランプが光ったのはわずか3回。
なんと11万負けという痛すぎる結果となってしまった。
「設定5でも怖え・え・・」
そのように島娘の怖さを痛感したわけだが、その島唄は設定をいじらずに翌日にも据え置くこととなった。
そして、翌日にジグマの1人がその台を打ったわけだが、それがなんと8000枚オーバー。
設定5を2日間据え置いた結果、絵に描いたような天国と地獄の出玉推移となった。
1/4で5でも食えるか?
私は島娘を打ったことがないし、ゲーム性もわからないのだが、1/4で5を使っている環境で2人コンビで立ち回って果たして食えるのだろうか?ということが気になった。
(しかも換金率は5.5枚交換で再プレイはなし)
結論からいう、食えるのだろう。
・・というより、あの2人は相当儲けていたと思われる。
何より連日来店して、南国に目をくれずに島娘だけ打ちまくっていたことがそれを証明している。
ダメなときには5を見つけ出せずに終了となった日もあったのだが、2人で5をツモって15000枚以上出した時も度々あった。
昔はイベント日だけでなく、毎日それなりの配分で設定56を使っていた。
それができたのも毎日それなりの稼働があったからだ。
しかし、今ではどこのホールも稼働が厳しいので、通常営業日に高設定を入れることが難しい状態となっている。
その為、イベント日か週末くらいしか設定を入れることができない。
そうなってくると、昔のジグマのように特定のホールのみで食っていくことが難しくなり、「雑誌でちゃう」を片手に激アツホールのイベント日を渡り歩くようになったのが今の時代である。
現在はジグマという言葉自体が死語になりつつあるが、私にとってのジグマといえば毎日島娘の5をぶん回していたあの二人組だった。