ジャグラーのクレーマーの話【中編】
昨日のブログの続きです。
主にジャグラーを遊技する40代後半のチンピラ風の男で、店員を捕まえては数十分に及び自分のジャグラーや業界に関する知識をひけらかしながら店に対する文句を言うという典型的なクレーマーが店に現れてから一ヶ月が経ちました。
この客がやってくると周囲の客がいなくなり、稼働が減るだけでなく店員が足止めされてサービスや業務の妨げとなるので出入り禁止の対応をする必要があると感じていました。
ちなみにパチンコ店に関わらずあらゆる店で、出入り禁止の対応は店主の意向で自由にできるものと法律上には定められております。
つまり、明らかな嫌がらせやサービスの妨げ行為に関わらず、極端な話そいつの顔が気に入らないからという理由で出入り禁止にすることもルール上では可能らしいんですよね。
ってことで、クレーマーに対して「あなた明日より入店をお断りします」といった一言で出入り禁止にできなくもないんですけど、そのやり方では以下の懸念があります。
①逆恨みによる嫌がらせ行為
②店内でやっている違法性のある行為を所轄にチクられる
①に関しては、出入り禁止を言い渡した店長自身もそうですが、スタッフや周囲の客に対して逆恨みして何をするかわかりません。見た目がチンピラ風で話をしていてもかなり凝り固まった偏執的な思考の持ち主ですので。
また、②に関しては自分の経営する店の周辺のエリアでは大多数の店でオススメ機種やオススメの日を匂わしたりといった何かしらの仮想イベントをやっており自店もそれに合わせて営業しているのですが、出入り禁止を根に持たれて嫌がらせでそこを所轄にチクられる可能性があります。まあ、それによって営業停止にまではなることはないでしょうが、かなり厄介ではあります。
ってな感じで入店をお断りすることはできるのですが、①と②のデメリットを避ける為にどう出入り禁止にするべきなのかを考えました。
結論からいうと“なるべく逆恨みをされないように入店をお断りする”といったアプローチが必要かと感じました。
その為にはどうするのか?
それは第三者を使い恨みの矛先を店から違うところに向けさせるということでした。
そして、その為の特殊部隊を裏のルートで探しました。