養分スロッターとの顧客トラブル
【養分とは?】
パチスロ(スロット)においては、低設定の台で遊戯を続ける者や天井間際、高確、前兆、リーチ目状態等で遊戯をやめる者は養分とされる。 前者は店の売り上げに貢献するが、後者は次にその台に座った者に直接的な利益を与える。なお、この利益のためにスロットを打つ者はハイエナと呼ばれる。(ニコニコ大百科より) |
まあ、そういった人達によってパチンコ店が成り立っているのは言うまでもありません。
もし客が私みたいなハイエナだとしたら朝からどの台も稼働せずに閉店を向かえることになるでしょう。
それに私がスロットで毎月儲けているのもそういった人達がいるからこそです。
ですから、いわゆる“養分”に関しては常に感謝していますね。
前置きが長くなりましたが先日、私の店であった顧客トラブルの話をしましょう。
昼過ぎに事務所で仕事をしている私のもとへ部下がやってきました。
「すみません店長。さきほど北斗の拳でデータランプの表示の誤作動が発生し、お客様からのクレームがありました」
そこで詳細を求めると続けてこのように話しました。
「ATに入ってデータランプの大当たり表示が1と上がったのですがその後まもなくATが終了したあとの通常中にも上が
ったらしいのです。お客様的には、なぜATに入っていないのに大当たりの信号が上がったのだと怒っています」
私はその後、ホルコンで対象の台の大当たりデータを調べました。
確かに大当たりは初当たり1回ですぐに終了している。ではなぜ当たってないのにATの信号が上がったのだろうか。
これには様々なケースが考えられるのですが代表的なものでは『自動検知による大当たり信号の発生』や、『変速打ちによる突入リプレイの入賞』が考えられます。
ちなみに『自動検知による大当たり信号の発生』とは小役の連続を誤ってATと認識し大当たりデータとして上げてしまうことで、『変速打ちによる突入リプレイの入賞』とは、通常では右打ちしていれば揃うことのないリプレイであり、言い換えるとATに当選した際に変速打ちで突入リプレイに入賞することによってATに入るというものであるので、通常中にそれを揃えてもATには突入しないが大当たりデータとしては上がってしまうというものであります。
私は部下にデータランプの誤作動の可能性があるのでそれを話して納得してもらうように指示をしたところ部下は困った顔をして「輩系の人ですので、それで納得してくれるかどうか不安です」とのことでした。
仕方がない。それじゃあクレーム対応は場数を踏んだ自分が対応してやるかと思い現場に向かいました。
その後、ホールで北斗の島に入ると金髪の20代中盤くらいの男が北斗を打っていました。
私はその客の側に行き、片膝を付いて目線を客より低くした上で「データランプのトラブルの件で伺いました」と告げました。
その男は私と会話しながら打っています。
私はトラブルの件については考えられる原因をいくつか述べた上で、データの上がり方に関しては遊技台の内部的な問題とは何ら関わりはありませんと伝えました。
しかし、その男は当たり散らしたような態度で「当たってないのに、当たったように見せかけるなんてふざけるな!」さらに「お前、実際に当たったのは1回なのに2回と表示させるなんて詐欺だろ」とも言われました。
「金髪の若いのがよくしゃべるな~。なんて短気な奴なんだ」と思いながら対応していたのですが、その男は納得してくれず「2回目が当たったから俺はその後も追加で合計3万も使ってるんだ!この追加分の金は返してもらうからな!」と言われました。
話をしながら「なんて頭が悪い奴なんだ」って思いましたね。
こういう思考の人って完全にギャンブルで負けるタイプだなって思います。
そんな感じで、男は納得できないという態度をとり続けながら遊技していたのですがその途中でたまたまATに当選しました。そこで少なからず男の怒りが多少収まったように感じたので「申し訳ありませんが、ご了承ください」といった対応でその場をスっと離れました。
ホルコン上ではATは3連程度で終了。
その後、男はいなくなっていたので退店されたようでした。
まあ、かなり暴言を吐かれたので気分は悪かったですが、結局のところああいう養分がいるから俺はハイエナやパチンコ店の経営で稼がせてもらってるんだよなとしみじみ思いました。
負けた金を返せという言葉を発する輩がたまに存在するのですが、ギャンブルとは自分の責任で投資しているので勝っても負けても納得しなければならないものなんですよね。
この発言はまさに自分の行動に責任が取れないことの現れであり、間違いなくギャンブルで負けるタイプの人間(養分)と感じます。
私はギャンブルで何万負けようが全ては自分で選択して使った金ですので後悔しないですね。
まあ、そもそも大きな損害を被ることもほぼないですが。
その後部下には「対応を変わっていただいてありがとうございます。大丈夫でしたか?」と言われると
「まあ、納得してもらえなかったけど話してる途中たまたま当たったので強引に話をまとめてその場を立ち去ったよ。しかし、輩で暴言も吐いていたのでさすがに俺もイラっとしたね」と答えたあとに
「でも、ああいう養分がいるから俺らはスロットでいつも勝たせてもらってるんだよな~。少し話しただけでコイツはギャンブルで勝てないタイプだなってことがすぐにわかる。いつも勝たせてもらっている俺らからすればこれは感謝するべきだよ~」と話しました。
部下も「確かにそのとおりですね~」
と苦笑いしながら納得していました。
これは以前ブログに書いた
『遊技中に台を殴る人は逆にありがたい』という記事と言ってることは同じですね。
暴言を吐かれたり、隣で台を殴られたりすると打っていてイライラしますが最終的にはそういった輩のおかげで自分は稼いがせてもらってるんだな思ってますね。
最後に今月初の稼働の記録を乗せて締めます。
【7月1日稼働報告】
種別 | 機種 | 内容 | 枚数 |
---|---|---|---|
20円 | 蒼天の拳2 | 349 | +321枚 |
20円 | 蒼天の拳2 | 339 | -22枚 |
20円 | モンキーターン2 | 155宵430 | +51枚 |
20円 | モンキーターン2 | 148宵582 | -224枚 |
1円 | CR銭形平次withチームZ | 77回転@千円 | -1000玉 |
移動件数 | 3 |
日別収支 | 1,520 | |
---|---|---|
今月累計 | 1,520 |
今月からパチンコ稼働と移動件数も合わせて記載しようと思います。
ハイエナであぶれることもあるのでパチンコという選択肢を持つことは今の時代非常に大切ですのでパチンコでもある程度の稼げるスキルを身に付けたいと思っています。