パチ屋の面接で思ったこと
この業界ではアルバイト(以下AB)はとても重要な存在であり、必要に応じて求人を掛けています。
なぜ重要かというと、一つの店に在籍するスタッフのうち約70%がABで構成されているからです。
つまりABがいないと店が回らないんですよね。
現状では在籍スタッフを100%社員で固めるのは、コストが掛かるので難しい。
そこで必要に応じて都合よく雇えるのがABとなるわけです。
しかし、現在は人材が集まりにくい時代であり、パチンコ業界の求人状況は年々厳しくなっております。
理由はいろいろとあるのですが、今の若い人達はあまり高収入を求めていないという傾向があります。
所謂、さとり世代ってやつですね。
バイトしようとなったときに時給1100~1400円のパチンコ店は高収入といえますが、何だか大変そうだし700~800円のコンビニでいいやと思う傾向が強いそうです。少ない賃金でもそれなりに暮らせれば良いということですね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
話はそれましたが、私としましてもABの採用面談をすることが多いのでそこで感じたことを記載してみます。
面接に来た人に対して、働きたいと思った理由を尋ねると「接客が好きだから」「人と接するのが楽しいから」「お客さんと話すのが楽しいから」といった声をよく聞きます。
まあ、そういう人だからこそ接客業を選んで面接にきたのでしょうが、私としてはその気持ちが理解できないんですよね。
っていうのも私自身が接客が大嫌いですのでw
「来店客に挨拶する、呼び出しランプの対応では笑顔で接する、ジェットカウンターで会話をする、カウンターで会話をする」
またはパチンコ業界でなくてもそういった接客のその場その場の対応ってありますが、それのどこが楽しいのかって思うんですよね。面倒なだけじゃないですか?
こういった接客に対して「好き」と言える人はそりゃあ接客に向いてると思います。
実際に採用されたその後の行動を見ていればその発言が本当だったのか否かはある程度わかりますし、実際に接客が好きという人を沢山見てきました。
私自身、接客が大嫌いですからこういった人達を見ると羨ましいですね。
そして、私自身の話ですが接客が嫌いという性格はどうにもならないですから、接客を好きになる暗示を自分に掛けて頑張りましたね。嫌いではあるけどプロ意識を持って頑張った感じです。
ってことで私自身、最高の接客をすることができるけど根の部分では接客が嫌いなんです。
ですから本当の意味でホスピタリティを持った接客はできない自信があります。
で、あるならこの業界やめろって話なんですけどここからが重要な話で、何か問題があったときに自分がその職場に合わせるべきだと思うんです。
これが合わないからってことで安易に会社を辞めて転職を繰り返してはますます貧乏になるでしょう。
接客は嫌いだけど、パチンコ・スロットは好き。釘や設定やイベントの仕事にも興味がある。
であるなら嫌いな接客を一定のレベル以上に引き上げる努力をして続けるべきだと思うんですよね。
そんなわけで、嫌いな接客を我慢して店長までのし上がり今は好きな営業の仕事をやっております。
・・・・しかし、だいぶ話はそれましたが。
それほど接客が嫌いな私だからこそ「接客が好き」という入社希望者と接すると不思議に思ってしまうんですよね。
「お前本当に接客好きなのか?」「正気か?」って(笑)
たえず笑顔を意識して元気な挨拶をするっていうその行為自体を本当に楽しいと思える人はある意味キチガイなんじゃないかって思ってますw
しかし、そういった人達が現実的にいるのを見ていると、ある意味その人達から見れば「釘や設定やイベントを考えることのどこが楽しいの?」と思うかもしれないですね。
とはいえ、面接で「接客には興味ありません。時給が高いので働きたいと思いました」とか「接客は大嫌いですが、スロットが好きで入社したいと思いました」とか言われたら間違いなく落としますけどねw