2018年4月2日より全国に一斉導入された押忍!番長A。
今回は番長Aの営業について考察していこうと思う。

※毎週水曜日はGカップライターのエイミーレポートでしたが、緊急特集のためにエイミーさんの記事は明日にスライドさせます

• ▼押忍!番長Aの基本スペック
• ▼押忍!番長Aの営業の基本概念
• ▼押忍!番長Aに設定が入るパターン
• ▼ジャグハナ以外のAタイプは全部ダメ
• ▼バラエティコーナーのAタイプの現実

押忍!番長Aの基本スペック

導入情報
タイトル	押忍！番長A
メーカー	大都技研
導入台数	約10,000台
導入日	2018年4月2日
コイン単価	約2.3円

スペック
タイプ	A+RT
1Gあたり純増	約0.2枚/G
千円あたりG数	33〜35回
ゲーム数天井	非搭載

設定	BIG	REG	合算
1	1/273.1	1/331.0	1/149.6
2		1/273.1	1/136.5
5	1/237.4	1/331.0	1/138.3
6	1/240.9	1/240.9	1/120.5

設定	出玉率	出玉率（フル攻略）
1	98.5%	100.7%
2	101.4%	103.2%
5	105.2%	107.2%
6	109.7%	111.8%

ボーナス	図柄	獲得枚数	RT
青７番長ボーナス	青7揃い	最大304枚	50G
番長ボーナス	赤7揃い 白7揃い 赤7/赤7/白7	最大260枚	20G
REGボーナス	赤7/赤7/BAR 白7/白7/BAR	最大106枚	なし

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押忍!番長Aの営業の基本概念

まどか☆マギカAタイプの販売台数が25,000台だったので、それと比較してみると分かりやすい。
今回の押忍!番長Aは10,000台ということなので、まどマギA以上にバラエティへの設置がメインとなる機種となる。

実際にまどマギAにおいては、バラで営業しているホールがほとんどであるわけだから、番長Aにおいてもそのような運営となるわけだが、問題は設定が入るか否かというところである。

そこでスロット営業の基本概念としてあるのは、メイン機種を薄利で動かしてバラエティを利益要因にするってことなんだけど、これっていうのは居酒屋に例えると分かりやすい。

最近では生ビール1杯100円とかっていう居酒屋もあるじゃないですか？

あれっていうのは、生ビールってどこの居酒屋でも定番メニューなわけで、比較されやすいもんだからそこで値段を上げて利益を取るということはできないわけなんです。

むしろ、生ビールの値段を思いっきり下げることにより客数を増やして、その結果来店した客に対して高単価の一品料理を食わせるというビジネスモデルなんです。

つまり、ジャグラーとハナハナはメイン機種であり常に他店と比較される機種なんで、そこで利益を取ってはいけないってことなんです。

逆にジャグハナ以外の「アクロス・大都・山佐・その他もろもろのメーカーのAタイプ」といったメインにならない機種がAタイプの利益要因となるわけなんだけど、その理論でいくと番長Aは利益要因になるってことですね。

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押忍!番長Aに設定が入るパターン

しかしながら、最近ではバラエティに設定を入れるホールも増えてきたので、ホールによっては番長Aに設定が入るケースも考えられる。

そして、今回は10,000台という販売台数の為に、ほぼすべてのホールがバラエティに番長Aを設置すると思うが、仮に3～5台で設置しているホールがあるとすれば、その場合はバラに1台という営業よりも平均設定が高くなる傾向にあるということは言うまでもない。

では、一方のバラに1台の設置の時に高設定が入るパターンとはどのようなケースが考えられるだろうか？

それは言うまでもなくイベント日に設定を使っていることをアピールしたいケースとなる。

特にバラエティにおいては、20～30台のボックスに4～5台のAタイプが設置されているケースが多く、例えると「クレア」「偽物語A」「ニューパルサー」「北斗将」「タイムクロス」「プチマーメイド」「キングジャック」「スーパー海物語ＩＮ沖縄２」というパターンである。

そして、イベント日においてはバラエティにも設定が入っているアピールをしたいので、それらのAタイプに設定を入れるというのはよくある設定配分である。

例えば20～30台ほどのボックスのバラエティにある「獣王　王者の覚醒」や「リング　終焉ノ刻」といったART機に設定６を入れたとしても不発になる・・というより全く回されないことがことがほとんどなので、バラエティにも設定を入れてますアピールをする為においては新基準ART機は適さない。

一方、旧基準機AT機に関しては、そもそもバラエティに入れている台数は少なく、出すとしてもバラエティ以外の場所で出すので設定が入る可能性は低い。

例えば、モンハン月下が7台設置してあるホールがあったとして、6台が列で、1台がバラに設置されていたとしたら、バラの方のモンハンには高設定が入らないという理論と一緒である。

以上のように、バラエティに設置してある旧基準AT機と新基準ART機においては設定が入らないと考えてみた時に、それでは何のバラエティであれば設定が入るのか？という話になってくるわけであるが、その答えはAタイプのバラエティとなる。

つまり「クレア」「偽物語A」「ニューパルサー」などであれば、バラエティにも設定が入ってますアピールをするのにはもってこいとなる。

その為、特にバラエティでは人気の高い「まどマギA」には高設定が入るケースが往々にしてあるという件についても、当ブログ読書のパチプー共であればすでにご存知のとおりかと思う。

実際に「まどマギA」であれば、どこのホールでも4～5000Gは回されているので、高設定を入れてもそれが誰にも回されずに閉店となることもなく、それでいて低設定のまぐれ噴きという事故のないAタイプだけにユーザーからすると「高設定が存在していた」と認識してくれるわけである。

だから「まどマギA」にはそういった設定師の思惑が合致したタイミングあれば高設定が存在するし、番長Aにおいてもまどマギ同様の人気コンテンツであるので、それと似たような運営方法となるという理論である。

まとめると「基本１で運用して、イベント日に５６を入れるときもある」といった営業となると思う。
実際にバラエティにバーサスやサンダーVがあったとしても出玉率は番長Aのが上なので、出玉アピールには適していると言える。

また、話は戻るが、別に“バラエティの新基準ART機には設定が入らない”と言っているわけではない。
当然出す日であれば、高設定が入るケースもあるのだが、高設定を使うのであれば新基準ART機よりもAタイプの方が営業的な視点で費用対効果が高いということなのである。

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ジャグハナ以外のAタイプは全部ダメ

先ほど番長Aについては「基本設定1で運営」と書いたが、それについては間違いないであろう。

その理由は機械台が回収できないからである。

例えば近年登場した「偽物語Aタイプ」「サザンアイズ」「タロットエンペラー」「エヴァまごころ」「戦国乙女Aタイプ」「ニューパルサーSP２」などなど・・。

そのすべてにおいて、機械台が回収できずに撤去という流れを余儀なくされている。

そして、それは「まどマギA」においても例外ではなく、まどマギAでさえも120日でどうにか回収できるかといったレベルの話であり、流石に導入から4ヶ月となると稼働を維持するのは困難となり撤去されてしまう可能性がある。

以上のように、回収すらままならない機械に高設定を入れる余裕はないので、平常時は設定1という営業を余儀なくされるというわけである。

スロット営業においては、大部分の粗利は旧基準機とジャグハナで構成されており、新台Aタイプはともかく新基準機による粗利貢献度は非常に低いというのが現実である。

つまり、粗利貢献度の低い不人気機種に高設定を入れて育成するというのは、スロット営業のセオリーから反するという意味で、それらの機種に高設定が入るということは低いというわけなのである。

ただ、もちろんその例外もあるわけで、先のセクションで書いたように「押忍!番長Aに設定が入るパターン」も確かに存在するのでその瞬間を見逃さないようにできればといったところとなるだろう。

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バラエティコーナーのAタイプの現実

機種名	3月26日	3月16日	3月6日	2月26日	2月16日
バーサス	1	2	2	1	5
偽物語Aタイプ	1	1	1	1	1
クレアの秘宝伝２	1	1	1	1	1
ニューパルサーSP２	4	1	1	1	1
まどか☆マギカAタイプ	1	6	1	1	1
戦国乙女Aタイプ	1	1	1	1	1

上記は私の営業するホールのバラエティコーナーに設置しているAタイプの設定履歴であり、その詳細は以下のとおりとなっている。

・6のつく日が旧イベント日である
・等価交換である
・バラエティの設置台数は40台
・バラエティに設置してあるAタイプは上記の6機種である
・バラエティを煽っている（強化している）

ご覧のように、特定日においてもバラエティのAタイプをオール１で営業することもあるし、設定4～6あたりを入れることもある。
逆にAタイプをオール１にした時に、他のバラエティのART～AT機に設定を入れることはあるのかというと現実的に入れる場合も存在している。

そのため、バラエティのAタイプに設定が入っていないからといって、他のバラエティ機種がノーチャンスというわけではないのだが、特定日であるのにも関わらずバラエティ全台がオール１というケースも何度もあるので、手元にあるデータを見る限りでは掴み所がないというかバラエティの設定狙いはなかなか難しいといった印象である。

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