Aタイプの設定の入れ方の基本概念
スロットの設定を決める時に重要な感覚というのはユーザー心理です。
その点、私自信がセミプロのようなものなのでユーザー心理に関しては申し分ないはずなのですが、あくまでただのハイエナですので、本当の意味でのユーザー心理はわからないように思います。
そもそもスロットユーザーの9割は負けており、残りの1割がハイエナで勝っていると考えたときに、残り9割のユーザー心理がわからないようですと稼働が上がる営業はできないですからね。
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そこでポイントになってくるのはスロットの最重要機種であるジャグラーとハナハナの設定の組み方です。
これに関してはすごく重要なことであり例えば…
ニューアイムジャグラー
ドラゴンハナハナ
クイーンハナハナ
ニューキングハナハナ
と、この4機種が多くの店のスロットコーナーの大黒柱となっている機械であると思います。
ですので、これらの機種から利益を取り過ぎてはいけないと一般的には考えられております。
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ジャグラーとハナハナは…
おそらく等価であれば設定2ベース
5.5枚交換であれば設定3ベース
が一般的なところでしょう。
しかしながらAT機で利益が取れないとそのしわ寄せがAタイプにきます。
月間でのノルマ割れは最も避けなくてはならないことなので、最低でも2を使っていたジャグラーを1に落としてノルマを達成しようとします。
まあ、これは設定師としてはやりたくないことですが苦肉の策ってやつです。
ですので腕のいい設定師とは、等価の場合にはジャグラーの設定を2~3ベースで使い続ける為にしっかりとAT機で利益を取れる人のことを言います。
Aタイプでは1を使えば利益は取れるのですが、それをやってしまうと客への負担が膨らむので滞在時間も減るし客を失うリスクがあるわけです。また、これはAT機にも共通するのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、AT機の場合はもともと荒いジャンルであると認識して打っている人が多いのでそこまでマイナスイメージにはならないんですよね。さらに、新台の供給も多いので稼働も取り返しやすいし、そういった意味でもAT機は他店と流動しやすい機械と言えます。しかし、ジャグラーやハナハナは一度信頼を付けてしまえば流動しにくいジャンルであり、だからこそ大事に扱わなければならないのです。そういう意味ではAタイプを制する者はスロット営業を制するとも言えます。
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話はそれましたがAタイプの設定の入れ方で心掛けているというか設定師になる際には誰もが教えてもらうのが、3日続けて利益を取るのはやめた方が良いということです。
例えば、同じ客が同じ台で2日間負けていたら3日目には高設定を入れて勝たせてあげます。
ここでは生かさず殺さずというところがポイントで、生かせては利益が取れないし、殺しては来店してもらえないということになります。
そう考えるとジャグラーやハナハナの履歴で昨日と一昨日のデータが沈んでいた際には今日は高設定の可能性があるということになります。
そして、特に年配のAタイプ打ちは2日間沈んでいた際には「次こそは!」と思って打つ傾向が強いので、そんな時に高設定を入れて勝たせてあげると「やはり自分の勘が当たった!」と嬉しくなるものです。
そういった思いをさせてあげることがスロットを打っていて楽しいと思う瞬間であり、そういった瞬間を沢山作ってあげることが後々の稼働に繋がると考えます。
その為には連日沈んだ台を上げるといったわかりやすい設定の入れ方をすることは良くありますね。
特に年配層の多いジャグラーコーナーほどその傾向が強くなります。反対にセミプロ層が多いジャグラーコーナーではもうちょっとわかりにくく高設定を入れますね。
ただし、実際に打つとなると常に2を投げっぱというクソ面白くないホールも多いと思います(特に等価では)ので、ちゃんと設定を使っているホールであるのかの見極めがまず必要ですよね。