換金率による営業戦略
今回はナックルさんからのご質問にお答えします。
いつも、ブログ拝見させて頂いております。 29collegeの交流会ではお世話になりました。 in横浜の時に、みんなでファミレスで喋っていた時に対面に座ってました。 クロロ店長さんに質問なんですが、最近マイホの換金率が 5.6枚→5.1枚に変更になりました。 ここで、質問が2つあります。 ⒈今年の4月に増税の影響で等価から5.6枚になって、11月から5.1枚になりましたが 特に等価から5.6枚になってからも、客が減ることもなく稼働は良好だったと 思うのですが、今回なぜ5.1枚になったのか理由が分かりません。 考えられる理由は何かありますか? 2.この5.1枚になった時、その辺り周辺のホール6店舗すべてが5.1枚に なりました。 これは、やっぱ各ホール相談的なことをしていたのでしょうか? クロロさんの経験や、考えを教えて頂ければと思います。 お忙しいと思いますので、お時間のある時にでも解答してくれればと思います。 ありがとうございました。 |
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ナックルさんは介護士兼スロッターという異色の方で、介護職員ナックルのスロット日記というブログを運営していらっしゃいます。
数ヵ月前に
29college(29カレッジ)というブログ制作・アクセスアップ塾の交流会を通じてお知り合いになりました。
ナックルさんは介護士で私はパチンコ店長。
職種は違えど同じサラリーマンであり、兼業スロッターであり、ブロガーであります。
リーマンであれ、スロッターやブロガーとして成果を上げることが他のリーマンの励みになると思いますし、お互いに頑張っていければいいなと思っています。
それでは前置きが長くなりましたがご質問にお答えしましょう。
>今年の4月に増税の影響で等価から5.6枚になって、11月から5.1枚になりましたが特に等価から5.6枚になってからも、客が減ることもなく稼働は良好だったと思うのですが、今回なぜ5.1枚になったのか理由が分かりません。考えられる理由は何かありますか?
真相はわからないですが、もともと等価の店だったということでなるべく等価に戻したいのだと思われます。
しかし、増税の絡みで渋々5.6枚にしたとすると、それから時間も経過して所轄からもうるさく言われなくなったのでスっと等価に近い交換率に戻したのではないでしょうか?
ナックルさんの話では稼働が良好だったと書いてあるのですが実際のところはそれもわからないですからね~。
>この5.1枚になった時、その辺り周辺のホール6店舗すべてが5.1枚になりました。
これは、やっぱ各ホール相談的なことをしていたのでしょうか?
違う法人同士で相談して換金率を決めるなんて考えられないというか、少なくとも私の今までの経験上ではないですね。
ただし一つ言えるのは、ライバル店の動向によって換金率を見直すということはよくあることです。
例えるなら同じ換金率の5.5枚で営業していたのに、ライバル店がいきなり等価にしてきたら、こちらもそれに合わせる可能性はありますよね。そうでないと客がライバル店に流動する可能性があるわけです。
逆に同じ等価で営業していたとして、その状態では絶対にライバル店に勝てないと判断した場合には換金率を下げるという荒治療もあります。つまり、同じ等価という土俵から抜け出すことによって、差別化を図るということです。
換金は悪くなったけど、設定のベース値が上がっているということを客に上手く表現することができれば、稼働が上昇する可能性もあるわけですからね。
換金率による営業戦略
たかが換金率、されど換金率というわけではないですが換金率という概念が非常に重要ということは言うまでもありません。
換金率とはその店の営業スタイルそのものとも言えますからね。
例えば、等価が主流のエリアに出店するときは等価以外では厳しいでしょう。
ある程度はそのエリアの主流の換金率に習う形となります。
私のエリアでは
50枚貸出の50枚交換
47枚貸しの47枚交換
47枚貸しの50枚交換
50枚貸しの55枚交換
50枚貸しの56枚交換
といった形で、様々な換金率の店が存在します。
しかし、ここから浮き彫りとなることは強い店(集客力という意味で)ほど等価交換という戦略を取ることが多いということです。
その中でも「47枚貸出の47枚交換」という戦略を取れるのは相当強いと言えます。
その理由として「等価でも利益を捻出できる」「47枚貸しでも稼働を維持できる」という2点を備えているからです。
「等価」で営業する為の必須条件は集客力です。集客が弱いと等価交換では利益が上げられません。
機械代・土地代・人件費・光熱費など最低限の利益を確保する上では、集客の低い店では換金率を下げざる負えないケースも出てくるでしょう。
「等価」という換金率はそれだけで客側にとっては大きな魅力となりますよね。
皆さんのお知り合いでも等価に拘る人はかなり多いのではないでしょうか?
ちなみに私のメルマガ(押忍!サラリーマンクロロ~俺に会社は辛すぎる~)で登場したレオリオなどは「パチンコ店は等価にすればどこでも繁盛するんだ」といった支離滅裂なことを言うほど等価が大好きです。
つまり、等価というだけで来店の大きな動機付けとなりますので、地域一番店を狙うのであれば等価という選択をするのが基本です。
何よりあのマルハンがどこの地域でも(関西ではわかりませんが)等価という営業を貫いていますので、等価で営業するということがどれだけ重要であるかということがお分かりいただけると思います。
地域一番店が等価交換にしない例外
これはいくつかありますが、一つは殿様営業のパターンです。
つまり、エリアに3店舗くらいしかパチンコ店がなくて一人勝ちというパターンですね。
例えると
A店 750台
B店 360台
C店 280台
といったパターンです。
この場合は台数でもB店とC店はA店に太刀打ちできないですし、稼働率でも他店に大きな差を付けて揺るぎないポジショニングが取れているのであれば等価にせずに営業する場合もあります。
紛れもなくこういった形が一番おいしいパターンです。
逆に、そのエリアに800台クラスの等価の店が出店されるとなった場合には、A店は等価にせざる負えなくなると思います。換金率とはそのような様々な外部要因によっても変わってくるのです。
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