入社したての頃にお世話になった先輩の話【前編】
とあるパチンコ系列のA店にて、閉店後にその日出勤だった全スタッフが集められました。
店長「両替機から120万なくなった。心当たりの者はいないか?」
その時に両替機の鍵を持っていたスタッフは全部で3人いたのですが、今までに見た中でかつてないほど顔を真っ青にしていた人物がいました。
その人の名前はイルミ班長でした。
その半年後に私はB店に入社しました。
そして、B店は地域一番店だった為に、他店から多くの社員を移動させ人員を揃えました。
その人員の一人としてA店のイルミ班長が私の働くB店に転勤となりました。
ちなみに店内組織図としては当時はこのような形になっていました。
店長>副店長>主任>班長>社員
そして、入社したての私は当然社員という立場だったのですが、当時の私にとってはイルミ班長は憧れの存在でした。
班長ということで人をまとめたり機械を直したり、その他の仕事もとてもテキパキとやる人でした。
とても真面目そうな方で話やすかったですし、私は一刻も早く仕事をマスターしてイルミ班長のようになりたい。
とにかく班長というポジションに昇進したいと憧れを抱いておりました。
それから1~2ヶ月後の話です。
遅番終了後に多人数で居酒屋に飲みに行ったあとにカラオケに行きました。
当時の私たちは若気の至りでカラオケの部屋内で暴れてしまい。
ソファーや機材に傷を付けてしまいました。
さらにマイクをドラクエのくさりがまのようにグルグル回していたら照明器具に当たって照明が割れてしまいました。
その後、会計を終えて帰ったのですが、次の日にとんでもないことになりました。
私たちの勤め先が一部のカラオケ店員にバレていたらしく、そこから本社に対して苦情の電話がいったのです。