入社したての頃にお世話になった先輩の話【中編】
昨日の記事の続きです。
遅番勤務終了後に多人数でカラオケで暴れてしまい、そこから本社に苦情の電話がいってしまった話です。
その時にいた人数は8人だったのですが、その中で最も職位が上だったのはイルミ班長でした。
つまり、8人中班長が一人で残りは社員やアルバイトだったのです。
その為、今回の不祥事の責任はイルミ班長にいきました。
社員~アルバイトは厳重注意に留まったのに対してイルミ店長のみ三ヶ月間給料10%減となってしまったのです。
まあ、上司であるのならそういった状況の時に止めないとダメだろうといった見解なのでしょう。
実際に居酒屋の時点では主任や他の班長もいたのですが、カラオケに移動した時には主任と他の班長は帰ってしまったんですよね。
ですので、カラオケに行った時に最も立場が上なのはイルミ班長となったわけです。
その後、事務所内では度々店長からイルミ班長が怒られているシーンを目撃しました。
当時の私は、それは今回の懲戒のことで怒られていたのだと思っていました。
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その後もイルミ班長とは仕事上でお世話になりました。
勤務中も色々な話を聞きました。
「スロットのことをもっと勉強したいのだって?スロットというのは結局パチンコと作りが一緒なんだよ。液晶かリールかの違いだけなんだよ」
「スロットには全部で3種類が存在することを理解するといいよ。一つはAタイプでもう一つはBタイプ。そして最後の一つはCタイプさ。この違いがわかるかい?」
「半年前くらいはスロットで100万以上勝ちまくっていたなあ。あの時は凄かった」
「クロロ君はずっとこの会社で働くつもりなのかい?俺はそうは思ってないかなぁ。将来子供が成長した時に父親がパチンコ屋で働いているというのも情けないじゃん」
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そして、それから数日後にイルミ班長が今月一杯で退職するという話を聞きつけ、私は本人に確認しました。
「仕事は今月で辞めるよ。ヨークシンシティで親戚から紹介された大工関係の仕事をやる予定。パチンコ屋にいつまでもいるべきじゃあない。クロロ君も将来のことを考えたほうがいいと思うよ」
そのような形でイルミ班長は退職しました。
まあ、元々辞める予定だったかどうかはわからないですが、例の懲戒の話が影響していると思っていました。
店長からも連日怒られている姿を目撃していましたしね。それで職場に居づらくなったのでしょう。
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そのような出来事があってから12年の月日が流れました。
そして12年後に、うちの会社を退職したB店の元店長ととある販社で再会しました。
その店長は退職後はパチスロの中古機器を販売する販社で働いていました。
その店長との会話の中でイルミ班長の話題が出たのですが、その時にイルミ班長が退職した本当の理由とその悪事が明らかになったのです。