設定付きパチンコは全国的に甘い!|今後の営業や運用方法を考察
設定付きパチンコが世に出回ってから一ヶ月ちょいが経過したってことで、現状と今後の設定付きパチンコの営業について考察していこうと思います。
設定付きパチンコの現状
これは前回の記事でも触れましたが、設定付きパチンコの稼働は芳しくない状況です。
同じ時期に登場した機種で比較してみると以下のような感じですね。
2018年9月末登場のパチンコ
CR仮面ライダー フルスロットル 闇のバトルver. (ミドル)
アウト:42,580発
粗利:15,003円
玉利:0.35円
CRストライクウィッチーズWCA (ミドル)
アウト:35,060発
粗利:7,952円
玉利:0.22円
CR百花繚乱サムライブライド (ミドル)
アウト:41,980発
粗利:11,587円
玉利:0.27円
CRぷらちなGL ケロロ軍曹 (ライト)
アウト:29,859発
粗利:7,698円
玉利:0.25円
PA FAIRY TAIL 設定付 (ライト)
アウト:32,854発
粗利:5,315円
玉利:0.16円
PコードギアスYR 設定付 (ライト)
アウト:33,021発
粗利:4,402円
玉利:0.13円
上記は9月下旬に導入された新台であり、私の法人とそれ以外の+αのホールにおける営業数値の平均値です。
ダイコクSISといった全国平均値にも、おおよそ近い数字となっています。
基本的にライトスペックよりもミドルスペックの方がアウトは高いのですが、ライトスペックの中では設定付きパチンコの営業数値は高い部類です。
まあ、比較対象がケロロ軍曹といったクソ版権なんで、これはあまり参考にはなりませんが(^^;
また、基本的に設定付きパチンコは玉利が低いので、同じライトスペックを打つのであれば設定付きパチンコを打ったほうが絶対に遊べます。
2018年9月中旬登場のパチンコ
CRJ‐RUSH4 HSJ (ミドル)
アウト:15,845発
粗利:986円
玉利:0.06円
CR戦国乙女5 (ミドル)
アウト:18,254発
粗利:4,213円
玉利:0.23円
CRA花満開~天ノ舞~SP (ライト)
アウト:17,580発
粗利:5,138円
玉利:0.29円
PFR‐18Honey ver. 設定付 (ライトミドル)
アウト:14,580発
粗利:1,354円
玉利:0.09円
PA地獄少女 宵伽 設定付 (ライト)
アウト:19,679発
粗利:1,758円
玉利:0.08円
続いて、9月中旬に登場した新台の営業データです。
まずは、期待のJ‐RUSH4が酷い結果に・・。
アウト15,000発の1000円程度の利益となると、流石に厳しいですね。
利益が低くても、もっとアウトが入るのであれば置く価値はありますが、この程度の数字であればこれは全国的に外れていくと思います。
ただし、全国的に玉利0.06円の激甘営業をしているホールが多いのはたしかなので、思わぬお宝台が眠っているかもしれません。
ちなみに、設定付きパチンコにおいては、同じ時期に登場した花満開とはさほどアウトは変わらず、その上で利益が1/3しか取れていないので、やはりここでも設定付きパチンコが甘いということが伺えます。
総括すると、通常のパチンコよりも設定付きパチンコの方が全国的に甘いです。
最近のディスクアップやHey鏡も甘いですが、そのパチンコ版が設定付きパチンコといえます。
設定付きパチンコであれば設定判別という意味での技術介入要素があるということと、そもそもの機械設定であったりホール側の扱いがとにかく甘いので、ガチでも遊び打ちでも設定付きパチンコの方が断然お得です。
実際に数字を見ても利益が1/3程度なので、3倍遊べるってことですからね。
設定付きパチンコの運用方法
私が数値を見て感じたのは、そもそもの話でやはりパチンコ店の営業形態を抜本から見直していく必要があるということですね。
今後、粗利が今までの1/3に落ちることを想定して、現状の経営体質を変えられるのかってところです。
マックス機が設置できていた頃はめちゃくちゃ儲かってましたけど、それがなくなってミドルスペックまでとなってしまった頃よりもさらに厳しい時代がやってきます。
だから、今後利益が落ちることを見越して、無駄な経費を掛けないという風潮が今まで以上に業界全体に行き渡ると思います。
例えば、200万払って明日香キララを呼んだりとか、そういうお金の使い方であればOKなんですが、
それ以外の経費においてはシビアに削っていく必要があるということです。
▽キング観光サウザンドの明日香キララ来店ポスター。まあ、彼女を呼ぶのであれば必要経費といえよう
前置きが長くなりましが、設定付きパチンコの運用方法としては大きく2つあります。
・設定で出玉調整する
・釘で出玉調整する
本来、封入式パチンコとして、釘がいじれない状態で登場して「出玉調整は釘ではなく設定でやれ」というのが設定付きパチンコのコンセプトだったのですが、どういうわけか保通協のクソ共は「釘をいじれつつ設定が変えられるパチンコ台」を世に送り出してきました。
ってことで、高設定を入れる一方で釘をシメるということが可能となっています。
しかし、私が思う運用方法としては以下の2パターンを推奨します。
①現状の設定付きパチンコの中で、最も設定差が大きく設定示唆が多い台はPF革命機ヴァルヴレイヴWなので、この機械においては、釘をいじらずに設定で出玉調整をするのが良い。
②逆に、ライトスペックのPスーパー海物語IN沖縄2やPA地獄少女宵伽などは、設定差が小さいので設定はいじらずに釘で出玉調整する(あくまで所轄のクソ共にバレない範囲で上手くやること)。
以上のことを考慮すると、高設定はヴァルヴレイヴ以外に入れる必要がない。
っていうのも、高設定を狙っている連中がそもそもヴァルヴレイヴにしか存在していないので、入れるのであればヴァルヴレイヴとなる。
例えば、旧イベント日やパチミーなどで設定6を数台刺しておけばそれで良い。
また、その際にはレイアウトの作り込みも重要。
ヴァルヴレイヴに関しては、スロットコーナーに最も近い場所に台移動して、島の入口に設定1~6の大当たり確率の違いが書かれたポスターをでかでかと設置するのが良い。
また、設定6確定演出などのポスターも設置するのも良いが、所轄のクソ共のツッコミが怖いのであれば、設定6確定のYou Tube実践動画を島の入り口にモニターを設置してこれ見よがしに流しておけば、パチプー共が勝手に煽られて打ってくれる。
以上のように、イベント日などに設定を入れるのであればヴァルヴレイヴ以外に入れるのは反応が薄いのでヤメたほうが良い。
また、ヴァルヴレイヴの台数が少なく、そもそも育成する価値がないと感じたのであればイベント日に下手に動く必要もないだろう。
あと、補足だがライトスペックの設定付きパチンコにおいてはベタピンのスタート値調整で良いのだが、地獄少女やフェアリーテイルといった藤商事の機械は設定2以上の設定示唆演出が多いので、客層によっては2で運用することをオススメする。
とりあえず、2以上の示唆が適度に出現すればあいつらは6だと勘違いして打ってくれるだろう。
▽PIA京急川崎におけるパチミー開催の様子。ヴァルヴレイヴは依然としてスロプー共の反応が高い
パチンコユーザーは何を求めているのか?
そもそも、パチンコユーザーが何を求めているのかって話である。
当たる台を求めているのであれば、スタート値を下げて設定を上げれば良く、
回る台を求めているのであれば、スタート値を上げて設定を下げれば良い。
個人的には後者なのかなと思っていて、いくら設定を上げて当たりやすくなっていても200~300はザラにハマるので、スタートがキツイと次の千円がなかなか入らないのではと思っている。
だから、個人的にはオール1で極限までスタートをアケた方が結果的にはアウトは上昇すると思うんだよね。
その辺は現在検証中だが、そのような傾向を年代別にリサーチすることによって、各機種で適切な機械運用をしていくことが今後のパチンコ営業には求められてくるといえる。