本当にあったパチンコ店のサクラの話 中編
昨日のブログの続きです。
特定のグループ(計3人)が設定6確定台に朝から座っているという状況が続き私が店長に報告した後に、設定漏洩していないのか店長が副店長を調べだしたところからの話です。
副店長が設定を知らない日の打ち子の動きを検証
副店長が設定漏洩しているのであれば、副店長がその日の設定変更に携わったときに、打ち子が設定6の台を掴むことになります。
ですのでシフト表を見て打ち子の動きをリサーチすることにしました。
日付 | 店長のシフト | 副店長のシフト | ||
---|---|---|---|---|
3月1日 | 遅番 | 設定変更 | 早番 | – |
3月2日 | 遅番 | 設定変更 | 早番 | – |
3月3日 | 休日 | – | 遅番 | 設定変更 |
3月4日 | 早番 | – | 遅番 | 設定変更 |
3月5日 | 遅番 | 設定変更 | 休日 | – |
3月6日 | 遅番 | 設定変更 | 休日 | – |
3月7日 | 休日 | – | 遅番 | 設定変更 |
3月8日 | 早番 | – | 遅番 | 設定変更 |
3月9日 | 早番 | – | 遅番 | 設定変更 |
3月10日 | 遅番 | 設定変更 | 休日 | – |
3月11日 | 遅番 | 設定変更 | 早番 | – |
そこで上記のシフト表を見てほしいのですが、基本副店長が早番でいるときはいつでも自由に設定を見ることができますので、3/1・3/2・3/11は打ち子は朝一から設定6を掴む可能性が高くなります。
また、当時設定変更は遅番の閉店後に行っていたので、副店長が遅番の時も翌日の設定に関しては、当然副店長は把握していることになります。
そう考えると、3/4・3/5・3/8・3/9・3/10も打ち子は朝一から設定6を掴む可能性が高くなります。
そうなると、副店長が設定を知ることができない日は3/3・3/6・3/7の三日間となります。
もしこの三日間で打ち子が朝一から6をピンポイントで掴んだら、副店長が白となり他の日で設定6を掴んだら黒の可能性が高くなります。
検証結果
3月1日から3月11日の間に、打ち子が来店し設定6を掴んだのは、副店長が設定を知り得る日もあれば知りえない日もありといったところで黒なのか白なのかもわからない状態でした。
いや、むしろ副店長が設定を知りえない日に打ち子が設定6を掴んでいる時点で副店長は白だといえます。
となると犯人は別の人物なのか?
しかし、設定を知り得るのは店長と副店長の二人だけだし、設定の書かれた帳票は設定変更が終わった後に、ホルコンに入力しシュレッダーしている。
そして、ホルコン上で設定値を見ることは可能だが、それらの項目に関しては店長と副店長しか知らないパスワードにより管理されている。
つまり、主任である私とボルノレフはホルコンを見ても設定値だけ表示されないようになっているのである。
打ち子は本当に設定を知っているのか?
そうなってくると、打ち子は本当に打ち子であるのかも怪しくなってしまい。
まずはその真相を確かめるべく以下のことを実施した。
店長「南国育ちの設定1にホルコン上では設定6と入力しよう」
つまり、犯人は早番出勤後にホルコンで設定値を調べて、オープン前に打ち子に設定をメールで教えている可能性が高いのでそのホルコンに嘘の設定値を入力しておこうというのである。
もし、設定6と表示された設定1の台を、打ち子が終日ぶん回していたら明らかに怪しい。
そして、南国育ちの設定1に設定6と入力したのである。
メーカー/オリンピア
導入開始/2004年05月
設定6の出玉率は113%だが、6の挙動が最も分かりやすい機種として有名。
設定6に変更すると初当たりボーナスの75%で1ゲーム連が確定する。
さらにそのボーナスでは85%で1ゲーム連が確定。
そしてそのボーナスでは10%で1ゲーム連が確定となる。
つまり、初当たりからボーナス3連に繋がり4連しなければ6濃厚となる。
当時、南国の6は様々なホールで使われたし客は朝一から南国を狙ってボーナスが3連で終了したら閉店まで全ツッパという光景が日常茶飯事だった。
なるほど、たしかにホルコンに設定6と入力された南国の設定1を打ち子が終日ぶん回していたら、明らかに設定6と確信して打っていることになる。これをやるだけで本当に打ち子かどうかはほぼ確実にわかるだろう。
打ち子は果たして…!?
そして、Xデーとなるその日は南国育ち合計3台に設定6とホルコン上で打ち込んだのである。
もちろん、それらの台は全部1であり6は他の場所に入っている。
するとどうだろうか…
なんと打ち子グループ3人とも南国のダミーの6に座ったのである。
これは間違いなく黒だ…。
しかも、明らかに低設定の挙動なのに夕方まで回していたのである。
(おそらく夕方にヤメたのは間違った台番を聞いたのか不安になったのだろう)
真犯人浮上
これで3人が設定を初めから知っていて遊技していたということが分かった。
となると、いったい誰が設定漏洩しているのだろうか?
そのような感じで事件が迷宮入りに入りかけたその時にある一人の人物の名が浮上した。
クロロである。
いや、間違えました(^^;
ボルノレフである。