ジャグラーに設定1を使うシチュエーションを考察してみた
日々の営業の中で部下の設定表に目を通していると、つくづく思うのが“ジャグラーには設定1は使われない”ということである。
これは王道のアイムジャグラーであったり、ハイスペック系のマイジャグラーであったり、またはミラクルやファンキーといった邪道系ジャグラーであったりと、様々なジャグラーが存在するのわけだが、いずれのケースにおいても設定1を使うことは全くといっていいほどない。
しかし、そんなジャグラーにおいてもごくたまに設定1を使う瞬間があるのだが、そのケースにおいては必ず何らかの理由が存在している。
今回はそれらの理由を考察することによって「ジャグラーに設定1を使うケース」についてを考察していこうと思う。
貴様らスロプーどもは、これらのケースを肝に銘じることによって是非ともジャグラーの1を回避していただきたいと思う。
ジャグラーに設定1を使うシチュエーション
アイムジャグラーに設定1を使うケース
例えば、その日はハナハナや番長3などで全6やってたりといった感じで、特定の機種において還元している場合においてはジャグラーの設定配分は弱めになるケースが多々ある。
ただし、ことさらアイム系に関しては設定を下げるケースはほとんどなく、常に設定3で営業するケースが多い。
何故かというと、そのようなイベントに関係なく日々アイムジャグラーを打っている年配層が存在するケースにおいては、周りの機種の影響でアイムの設定を上げ下げしては、その機種だけを遊技している年配層に負担を掛けてしまうからである。
例えば、マイジャグやファンキーといった機種に低設定を入れるのであれば問題ない。
その場合は、ハナハナや番長3といったイベント台を狙う層がそれらの機種を狙うケースもあるので、それで低設定だったとしても彼らは納得する。
何故なら、全台系をスカった結果として低設定を打ってしまったということであるので、他の機種に本当に全台系が存在していたのであれば、ある程度の納得感があるというわけなのである。
つまり、まとめると
いつもアイムジャグラーしか打たない年配層が存在するケースでは、イベントの有無に関係なく常にオール3営業。
一方の、ハイスペック系ジャグラーにおいては、オール3ではなくメリハリを付けるという特色があるわけだ。
以上のことから、アイムジャグラーに1を使うケースは存在しないと言って良い。
これは等価でも5.5枚交換でも同様であるのだが、仮にアイムで1を使うケースがあるとすれば、それは以下の条件が揃ったケースである。
【アイムジャグラーで1を使うケース】
①等価交換
②繁忙期
③高稼働ホール
④角台
これらの条件が揃った時に初めて設定1が使用されるわけなのだが、①~③はある程度理解できると思う。
しかし、④の角台に1が入る理由とは何だろうか?
これに関しては、角台は総じて高稼働になりやすいということが影響している。
特にアイムで設定を組む際には、ヒット回数が全体的に付くように営業することが理想となるので設定1はなるべく入れたくはないのだが、角台であれば回転数が高くなる傾向があるので1を使ったとしてもヒット回数がそれほど低くはならないという目論見である。
例えばヒット回数の低い角台と、ヒット回数の多い角2が空き台になっていたら、大概の一般ユーザーは角台を打つ。
理由は角台の方が快適に遊技できるからである。
以上のような理由で、①~④の理由が揃えばアイムジャグラーに1を使うことがある。
ただし、裏を返すと5.5枚交換のホールであれば、どんな状況であれアイムジャグラーに1が入ることは絶対にないということなのである。
マイジャグラーに設定1を使うケース
こちらにおいては、アイムとは打って変わって様々なケースで1が入るケースが存在する。
等価でも5.5枚でも1は存在するし、角でも角2でも1は存在する。
それでも、特にこのケースにおいては1が使われる可能性が高くなるというケースについて話をしていこうと思う。
まず、他の機種に設定を入れているケースにおいては、マイジャグラーが利益要因となるので1を入れるケースがある。
例えば、全6や全456機種が、聖闘士星矢海皇やコードギアスR2などに存在していたとする、その場合はそちらに設定を入れている分だけマイジャグに低設定を入れるわけであり、稀に1を使うケースもある。
基本的に他のAT~ART機に高設定を入れたとして、マイジャグの設定は2を死守するのが一般的であるゆえに1を使うケースはほとんどないのだが、現実的に1を使うホールも存在しているということをここに記載しておく。
邪道系ジャグラーに設定1を使うケース
次に、ファンキーやミラクルといった邪道系ジャグラーに設定1を使うケースについて記載する。
これらの機種の使い方は、基本的にはマイジャグと一緒なのだが、マイジャグよりもさらに平均設定が下がるという意味で1が使われる可能性がアップする。
なぜ、平均設定が下がるのかというと、マイジャグよりも設置台数が少ないからである。
おそらく貴様らスロプーどものマイホを見てみれば分かると思うのだが、基本的にファンキーやミラクルよりもマイジャグの方が設置台数が多いと思う。
そして、設置台数が多いということは、場所も目立つ場所にあるのではと思う。
例えば、マイジャグは入り口に近かったり、目立つ場所に設置しているということなのだが、その一方でファンキーやミラクルはその奥の目立たない場所に配置されているケースが多いと思う。
つまり、マイジャグはメイン機種でファンキーやミラクルはメイン機種ではないということが、1が入りやすい理由である。
利益が欲しい時に1をどこで使うかと考えた時に、台数が多いマイジャグではなく、ファンキーやミラクルのような少台数機種で使ったほうが、悪いイメージがついてしまうとしてもその被害を最小限に留めることができる。
だから、マイジャグ以上にファンキーやミラクルには1が入りやすくなるわけである。
もちろん、ホールによってはマイジャグがメインでない場合もあるので、その場合は状況が変わってくるし、台数が少ないということは全台系イベントの時に対象になりやすいという利点もあるので、1が頻繁に存在するリスクがある一方で高設定も使われるチャンスもあるにはある。
ゴーゴージャグラーに設定1を使うケース
ジャグラーの中でも最も低設定が使われやすい機種がゴーゴージャグラーとなるので、ゴージャグに1が使われるケースはシリーズ中最も多いと言って良いだろう。
ちなみに、低設定が使われやすい理由としては、ジャグラー全シリーズで最も合成確率が高いからである。
【各ジャグラー 設定1の合成確率】
スーパーミラクルジャグラー 1/176.2
アイムジャグラーEX 1/176
ファンキージャグラー 1/171
マイジャグラーⅢ 1/173
ゴーゴージャグラー 1/155
ハッピージャグラーV 1/169
みんなのジャグラー 1/167
ジャグラーガールズ 1/167
ファンキーガールズ 1/166
先程、設定を組む際にはヒット回数が付くことを気にすると書いたが、ゴージャグにおいては1でも1/155という甘い合成となっている。
その為、ゴージャグであれば1を使ったとしてもデータカウンターの見栄えはそこまで悪くならないと考える。
もちろん、ゴージャグの1はベースが極悪なのでメチャクチャ辛い。
しかし、そんなことは打った人にしか分からないので、ヒット回数だけある程度付いていればそれで良いと設定師は考えるのである。
だから、利益が取りたい時はゴージャグに1を入れるケースが多々存在するというわけなのである。
角台の考え方
先程、角台の稼働は落ちないので設定1を入れる際には候補になるといったことを書いたが、そのように基本的に角台の平均設定は低くなる傾向がある。
例えば、以下のケースがその一例。
この配分のポイントとしては以下の通り。
・稼働が落ちにくい角台の設定を下げる
・ヒット回数が付きやすいゴージャグの設定を下げる
・マイジャグでは背中合わせに低設定を並べるのを避ける(ジグザグ理論)
・中央通路から離れている場所(ファンキー)では設定を下げる
・ニューアイムの設定は3以上をキープ
ぶっちゃけ、上記の島図にはまったくもって勝つチャンスが隠されていないが、その中でも設定を落とすポイントとしては上記の通りなのである。
しかしながら、時として角台の設定が優遇される場合もあり、そのケースとしては以下の通り。
今回のケースでは、先程と打って変わって設定2ベースの中にちょこっと3を入れるケースである。
この場合は先程よりも平均設定が落ちるので全体的なベースは下がることとなるわけだが、そのような状況下でも角台だけはヒット回数を付けておいてジャグラーコーナーのイメージを良く魅せたいという目論見があるので、角台の平均設定を高くするケースが多い。
つまり、考え方としては、平均設定が低い時ほど角台だけにはマシな設定を入れる傾向があり、
逆に平均設定が高い時ほど、角台の設定を落とす傾向があるというわけである。
ここで例に挙げているのは、あくまで2と3なのでいずれにしても勝てる設定ではないのだが、これらの法則を考えてみた時に設定1が使われるケースというのが見えてきたと思うし、逆に平均設定が2~3のホールで高設定を使うケースが存在した時に入る場所とはどこなのかと考えた時に以下のようなイメージがわいてくると思う。
上の図では、高設定が4台しかないので、その4台をなるべく目立つ場所に投入するということを第一に考える。
(イメージとしては角~角3の範囲内といった感じ)
つまり、この場合は先程書いた例と同じように角台が強めになるというケースである。
以上のように、角台においては1が入るケースと高設定が入るケースと両方ありえる場所なので、入れ方が両極端な特色があるわけだ。
この法則に当てはまると、角台がめちゃ弱い場合は角以外のベースが比較的高めであり、角台が強い場合は、角以外には高設定が少ないと考えて良いだろう。
もちろん、私の知り合いの設定師の中には「角には絶対に6を入れない」という奴もいるんで、あくまで傾向の話ではあるのだがこの法則に当てはまる例はかなり多いハズなんで知っておいて損はないだろう。
(ちなみに、その設定師の営業する店のイベントで角2の絆に座ったらまんまと6をツモることができた。ざまぁwwwwwww)