借金返済でパチンコ店の金庫から金を持ち出した主任の話【後編】
昨日のブログの続きです。
サラ金の借金取りより返済を迫られたトンパは店に直行してその時に金庫番であったレオリオに40万の金を貸してくれと土下座しました。
パチンコ店の金庫金
話はそれますが、パチンコ店の金庫にはいくらの金が入っているのか気になる方は多いと思います。
これは店舗の規模によって全く異なりますが、3,000万~6,000万くらいですかね。
なぜそれほど大きな金額になるかっていうと、一日に換金する分の金が金庫に保管されているからです。
つまり、特殊景品に変えて換金所で受け取る金は全て店内に用意されているものを換金所スタッフが来た時に運ぶわけですね。
そういった金も管理しているとなるとそれは膨大な金になりますよね。
レオリオの対応
話を物語に戻します。
トンパから店の金庫内から40万を貸してくれと土下座されたレオリオはこのように言い放ちました。
「店の金庫から金を貸せだと!?」
「てめ~!ふざけたこと言ってんじゃねえ!」
「そんなことできるわけねえだろ!」
「持っていくなら、てめえで勝手に持っていきやがれ!」
そう言ったレオリオは金庫のカギを床にぶん投げました。
「ありがとうレオリオ。恩に着るよ」
トンパは金庫キーを拾って金庫内から40万を抜き取りその場を立ち去りました。
そして、その3時間後にトンパは東北に住む実家の親から金を送金してもらい、40万を片手に店舗に現れレオリオに金を返しました。
その後、レオリオは金を金庫に戻しました。
レオリオとクロロの金庫引き継ぎにて
その後、すぐに当日遅番であった私は出勤し、16時過ぎに早番金庫番のレオリオの前で金庫金のチェックをしました。
当然、金庫金に誤差はなくその場のチェックは終わりました。
しかし、その時に例の話をレオリオから聞かされたのです。
「それってマズくね!?」
一時的にであれ店の金を借りたという行為が会社の規定に反すると感じた私は、レオリオと口論になりました。
そんな感じで僅か10分足らずで終わるはずの金庫引き継ぎが長引いた結果、その時にたまたま事務所にいた店長に声を掛けられました。
「何をそんなに話してるんだ?」
こうなってしまうと、もう真実を話すしかなくなってしまいレオリオはトンパに金を貸したことを打ち明けました。
すると店長はこう言いました。
「トンパとレオリオ。お前らはクビだ。本部の判断を仰ぐまでもねえ」
その後、トンパとレオリオはクビになりました。
もちろん、この不正の件は本社にも報告し当然懲戒解雇という判断となりました。
今回の記事は以上です。
まあ、レベルの低い話なので私からは何ともコメントのしようがないのですが、金庫から金を借りようとする奴もそうだし、金を貸す方もどうしようもないな~ってところです(^^;