バジリスクから学ぶ世間体や伝統の正体
逃れようがない絶望に進んでいくストーリーが大好きで、映画でいうと以下のようなものとなります
セブン [DVD]
ユナイテッド93 [DVD]
タクシードライバー [Blu-ray]
中でも、タクシードライバーの面白さっていったら群を抜いています。
余りにも素晴らしい映画なのでDVDはおろかサウンドトラックまで買いました。
(音楽も有名でバーナード・ハーマンが作曲している)
そんなことを考えてみた時にスロットで人気のバジリスクシリーズって絶望に向かって物語が進行しているわけですよね。
あと、まどか☆マギカも基本的には絶望に向かっているんですかね?
ちょっと原作読んでないので詳細まではわからないです。
まどマギに関してはグロテスクな敵キャラがどうしても見れなくて、ストーリーには興味あるのにDVDを借りられない状態なんです(^^;
ってことで、ストーリー全般は職場にまどマギが大好きの女性スタッフがいるので、その子から休憩中に毎回教えてもらっています。
まあ、話をバジリスクに戻しますと結局はある一族が第三者の勝手な都合で殺し合いをさせられているわけですよね。
もちろん、一族の中にはそれを喜んでいる人物も存在します。
ただ、殺し合いをするわけだから行き着く先は不幸(一般的な観点で)ということになります。
同様に戦争もそうですよね。
政治家であったり、機械メーカーであったり、一部の利権を持っている人物の為に無理やり戦いに参加させられたりします。
弦之介はお上の命令に逆らえなかったのか?
お上から代理戦争を命じられて不戦の約定が解かれた時に弦之介は命令に背くことはできなかったのでしょうか?
それは伝統やしきたりなど、いうなれば世間体が許さなかったのだと思います。
弦之介は人格者ではありますがアウトサイダーではないので、お上や伝統に背くことなんて当然できません。
なので、流されるがままに一族の殺し合いに参加し、最後は不幸なことが起こっているんだけど強引にいい風に考えて物語は幕を閉じます。
世間体を優先すれば自分の幸せは逃げていく
サマセット・モームの短篇選で「この世の果て」って話があるんですけどそこには「世間体を優先すれば自分の幸せは逃げていく」といった教訓が書かれています。
なので、私はバジリスクを見た時にそれを思い出したんですよね。
それでは、お上の命令に対して弦之介はどのような手順で反発(または反旗を翻すなど)すれば良かったのでしょうか?
まあ、それをここで書くつもりはありません。
色々シミュレーションするのも面倒くさいですし。
ただ「世間体を優先すれば自分の幸せは逃げていく」っていうのは自分の教訓であって、バジリスクを見た時に再度感じましたね。
私は赤口も先勝も大安も仏滅も気にしたことないですし、他人から何を思われようが自分の主張したいことを自分の方法で主張します。
父の日や母の日、クリスマスにわざわざプレゼントはあげないですけど、気が向いたらあげます。
あとは、そういった他人が決めた記念日ではなく自分の気の向いた日にプレゼントしたいって思います。
興味が無い職場の飲み会の誘いは全て断り、自分の興味のあることだけやっていたい。
「こうあるべきだ」という世間体や伝統の正体は、結局のところ本人を不幸にする要素で溢れてますよね。
もちろん、全てがそういうわけではないので、そこを見抜いて取捨択一することが前提です。