20スロから10スロ・5スロに台移動するタイミング
前回のブログに関連することで、以前上司と対立したことがありますので、今回はその話を書こうと思います。
その時は結構前の話なのですが、うちの店では以下のような構成でした。
【スロットコーナー】
20円スロット:186台
10円スロット:14台
5円スロット:16台
で、その中にサラリーマン番長も設置してあったわけですが以下のような感じで設置していました。
【サラリーマン番長】
20円スロット:12台
10円スロット:1台
5円スロット:0台
そして、ある日20円スロットのサラリーマン番長が1台故障してしまいました。
その為、部品を発注したのですが部品が届いて直した後は警察検査をしなくてはならないので、約一週間止める必要があるわけです。
そういった状況になった時に、そばにいた上司は言いました。
「よし。10スロの番長を20スロに移動しよう」
つまり、20スロの番長を止めるよりも10スロの番長を止めたほうが売上ロスが少ないので、閉店後台移動することになったのです。
私もそれを聞いた時に、それが一番いいと思いました。
やはり10スロの番長を20スロに移動するのがセオリーでしょう。
ただ、少しして思ったのです。
「そういえば番長はいつも3~4台しか動いてないよな…」
つまり、番長は導入から大分月日が経過していたので、それほど稼働しているわけではなかったのです。
20スロに12台設置されていますが、平日の昼で2~3台。夜で4~5台。土日祝のピークでも8台くらいしか動かない台でした。
しかし、その一方で10スロの番長はほぼ稼働している状態です。
それは1台しかないので当然ともいえます。
つまり、それを考えた時に20スロの番長は12台が11台になったところで何ら影響はない。
しかし、10スロの番長が0台になれば10スロユーザーからの売上がロスになると思いました。
その為に、私は上司に10スロの番長は10スロに置いたほうがいいのではと話をしました。
すると、過去1ヶ月の番長の台粗を見てみようということになりました。
上司との対立
すると過去1ヶ月の番長の台粗利は
20スロの番長:6200円
10スロの番長:4300円
となっていました。
上司はそれを見て
「これで決まりだな10スロの番長を20スロに持っていく」
と言いました。
しかし、私は何故かそれが腑に落ちなくて
「いえ。それでも番長の稼働率を考えると12台が11台になったところで台粗に影響がありませんので20スロの番長を止めたほうがいいと思います」
と言いました。
すると上司は
「20スロを止めて10スロを動かそうとするなんて、とんでもないこと言う奴だな!20スロのが利益が取れているという数値が出てるんだから10スロの番長を止めるべきだろ!」
確かに上司のいうことは最もです。
単価の低い台を動かすという考え方はセオリーに反することなので上司はそこにツッコミを入れてきました。
しかし、私にしてみれば「単価の高い台を動かす」「台粗が高い台を動かす」という表面的なことしか考えずに、判断したことが生兵法以外の何物でもありませんでした。
私は言いました
「確かに台粗は20スロの方が取れていますが、現状の稼働率ではそこから1台止まったところで20スロの総粗は変わりません。しかし、1台しかない10スロの番長が止まれば必ず10スロの総粗が落ちます」
上司は被せるよに話します
「てめえ!数字を見ろ!数字を!物事を感覚で語りやがって。てめえほど俺をムカつかせた奴は初めてだ!」
私は反論します
「確かに数字上では20スロの番長を動かした方が儲かるのですが、数字では語れない要素を考えるべきです。繰り返しますが番長が12台満台で動かないのであれば11台でも問題ないですよね?ましてや現状では余程動いても8台くらいです」
「てめえ!そうは言っても12台の中で1回転も回らないで閉店するような台はないだろう。動いている以上はあった方がいいんだよ!」
もう、そのような感じで1時間以上も討論となりました。
そして、最後は私が折れてその日の閉店後に10スロの番長を外して20スロに設置しました。
同時に20スロの壊れた番長を10スロに設置しました。
20スロを5スロに。4パチを1パチに持っていくタイミング
結局のところそのような結果となりましたが、私は未だに腑に落ちません。
やはり、私の考え方のほうが正しいと未だに思っています。
何故なら今回の「CR牙狼魔戒の花」の例を見てみましょう。
導入初日に4パチに20台で1パチに2台といったように、4パチが満台で動いているのにも関わらず、1パチに入れている例もあるわけです。
恐らく、導入初日の牙狼の台粗は
4パチ:13000円
1パチ:4000円
といったように間違いなく4パチの方が儲かるわけです。
この場合、上司のセオリーで行くのであれば1パチの牙狼を設置0にして4パチで22台稼働させたほうが良いということになります。
しかし、それにも関わらず様々なホールで牙狼を初日から1パチにも入れているということは台粗以外の何かの要素を考えているということになります。
ただ、牙狼のケースでいうと満台になるのが分かっているので導入初週は全台を4パチに入れるべきだと思います。
その後、稼働が落ちてきた時に1パチに移動という流れが一番でしょう。
常に満台に近い数字で稼働しているのであれば、そりゃあ粗利が高い方に台を供給するべきですが、それが50%以下になろうものであれば基本的には単価の低いカテゴリーに回しますね。
今回の上司は、どうも表面的な数字だけで物事を考えているので口論となってしまいました(^^;
これはもう大分前の話なんですけどね。
ただ、その上司はその後降格したのです。
ざまあ見ろって思いましたね。
自分に対するあの口の聞き方もちょっと許せないものがありました。