スロット設定狙いのノリ打ちでありがちな展開 後編
昨日の記事の続きです。
前編を見てない人はこちらの記事からどうぞ。
スロット設定狙いのノリ打ちでありがちな展開 前編
ケンミがピンで勝負する
その日の週末の6のつく日は、3人でのノリ打ちはやらない予定だったのだが、ケンミが勘違いして1人で現地に来てしまった為に、ピンで勝負することとなった。
その為、私はそのケンミに対して整理券で50番以内を引いたらジャグハナを打つようにとアドバイスを送った。
で、結果として350人ほどの並びがあったようなのだが、そこでケンミは12番という番号を引いてしまうのだった!
12番といえば全体のトップ3%であり、これはなかなかの強運のヒキであるといえる。
そして、それから約2時間後にケンミからメッセージが届いた。
ご覧の通り、内容が芳しくないらしく「やめて帰る」という内容だった。
にしても「小役が出にくいので高設定ではない」という理論はハナハナシリーズでは聞いたことがないのだが、まあそれは彼なりの理論なのだろう。
昼にレッドが参戦
すると午後になると以下のようなメッセージがケンミから届いた。
どうやらケンミが整理券で12番を引いたということで、レッドも様子を見に昼くらいに現地に駆けつけたところ、ドリハナで捨てた台をレッドに譲り自分は沖ドキを打ったということだった。
それによってケンミは偶発的に沖ドキで2000枚を出したのである。
その後は、ケンミがフリーズを引いたというLINEがレッドから届いたので、面白そうだなと思い仕事を終えた16時くらいに私も現地に駆けつけたのだがその時に見たものとは・・
ケンミが沖ドキで約4000枚
レッドがドリハナで約2000枚
出している光景が広がっており、それはまさしくエンペラータイム状態となっていたのだ!
私は一瞬目を疑ったのだが、それはまさしく現実だった。
ちなみに、レッドに関してはケンミの台をもらって打ち初めると、3千ほどで光ってそこから爆連したとのことだった。
私は20分ほどホール内の様子を見ていると特に打つべき台もなく、三国志がやりたくなったので近くのゲーセンで夜までプレイしていた。
結局3時間ほどプレイしたのだが、その中でも大逆転で勝利した対戦があったので動画にアップしてみた。
動画は相手視点で撮っており、私は蜀軍(関羽張飛がいるほう)の方なのだがぜひ観て欲しい。
ケンミとレッドの稼働結果
最終的には上記のようなメッセージが届いたので、ケンミは6000枚交換したらしい(投資は不明)。
一方のレッドは3千円投資で約3000枚の交換といっていた。
二人とも勝てたことは何よりである。
ただ、私が気になったのはケンミの沖ドキの立ち回りの件だった。
もちろん、これはノリ打ちではなく個人の勝負なので沖ドキを打とうが何を打とうが問題ないのだが、ケンミはプライベートでは沖ドキを打つことによって稼いでいると話していたことがあったのだ。
というのも、今まではジャグラーばかり打っていたのだが、それでは勝てないことに気づいたらしく「今は沖ドキで手堅く勝負している」と先日話していたのだ。
私はその手堅くというのを聞いて
・天井狙い
・モードB狙い
・リセット狙い
等のことをまず想像した。
沖ドキで手堅く立ち回るというのであれば、まずはこの3つの戦法が思い浮かぶ。
とはいえ、この3つを完璧に近いレベルで実践したとしても、トータルで勝つことは非常に難しいと思っている。
それほど沖ドキで勝つ(言い換えると期待値を積む)というのは難しいのだ。
これは以前「沖ドキの設定判別が絶望的なまでに難しい理由」という記事にも書いたのだがそういうことなのである。
とはいえ、ジャグラーのテキトー打ちから、沖ドキの3つの戦法に切り替えたのであれば大きな進歩といえる。
「ケンミも成長したな」私はそう思った。
・・が、その後の彼の話を聞いてみると、彼の沖ドキの立ち回りは完全に養分稼働だった。
グラフを見て、波や設定を読んで打っているということだったのである!
沖ドキで勝っているプロはこの世に存在するのか?
今回、ケンミは沖ドキで6000枚出したが、それはその後の稼働ですぐに溶けるだろう。
もし、1年後に会った時にさらに収支をプラスに増やしているというのであれば、あっぱれだがそれはほぼ絶望的だと思われる。
私は沖ドキで勝っているプロはこの世に存在しないと思っている。
夏目五郎さんも沖ドキのB狙いで期待値を積みまくったのに結果が出なかったので、沖ドキには触れないことにしたと話してたし
上谷清志さんも沖ドキでハイエナして30万勝って浮かれてたら一瞬にして30万マイナスになったなんてことも話していた。
そして、私の知り合いでは「沖ドキで勝率80%で勝ってます」なんて話していた奴もいたのだが、それは2年前の話で今では燦々たる内容となっていると風の噂で聞いている。
とにかく、こういった色んな人の意見を聞いてみた時に、沖ドキで勝っているプロは果たして存在するのか?
と思ってしまう。
もちろん、地域やホールによっては沖ドキを甘く使っている店は多く、平均設定も高い傾向にあるのは間違いないのだが、例え1/2で6というレベルでも敬遠してしまうプロが多いというのが沖ドキなのである。
私は友達と数人で抽選で並ぶノリ打ちというものがとても好きなので、ケンミには今後も勝ち続けてもらい特定日には一緒にノリ打ちを楽しみたいと思っているのだが、沖ドキで味をしめているケンミは非常に危険であり、これはエンペラー(皇帝)タイムではなくスレイヴ(奴隷)タイムに突入してしまったといえる。