番長3に毎日6を入れ続けている店長との話
先日、私の直属の部下ではないんだが、営業を教えて欲しいって言ってきた店長がいたので、一緒に飲みに行ってきました。
真面目だが営業センスのない店長
その店長の名は手持鹿(でもしか)といった。
手持鹿店長は私から見ると、営業のセンスがあるのか微妙な奴なのだが、けっこう勉強熱心で真面目な店長だった。
何というかリサーチが得意で、周囲の動向に対して研究熱心な奴であり、それでいて部下に対する気遣いもよくできている為に、非常に部下から慕われていた人間だった。
しかしながら、前述したように、そいつからは営業のセンスを感じることはあまりなかった。
率直にいうと、店長向きではなく本社向きの人間なのではと感じていたのである。
そして、手持鹿店長とは現場が離れていた為に、それほど交流があったわけではなかったのだが、度々連絡がくることが多かった。
スロットで利益が取れない時の相談であったり、機械代が著しく制限されてしまった時の相談であったりと、実際に私自身がグループ内でトップクラスの営業成績を出していたということもあって、色々と相談されることが多かったのである。
スロットの稼働を上げる為に番長3に6を入れ続ける
手持鹿店長とは、相模原市内の「和食屋 朧」で飲むこととなった。
この店であれば個室があって話しやすいし、特にメニューの「イワナの煮物」が絶品なのである。
※「和食屋 朧」についてはこちらをお読みください
https://rx7038.com/?p=8413
その後、ビールで乾杯すると、さっそく手持鹿店長が話を切り出した。
「北山エリア長(クロロのこと)。
先月からノルマが低くなったのでスロットで還元して稼働を増やそうと思ってるんです」
「いいね。その戦略は?」
「番長3に毎日6を入れています。
設置台数は14台なのですが、常連はそれに気づいていてアウトが上昇してきました」
「なるほどね。
利益はどうなの?」
「それが・・。
期間を通じて赤字になってまして(苦笑)
もう、この辺が限界で4で誤魔化そうかなと思っているんです」
「絆ならともかく、番長3の6を4で誤魔化すのは難しいと思うぞ。
期間で赤字になっているようじゃダメだな。帳票を見せてくれないか?」
その後、手持鹿がカバンからタブレットを取り出し、先月の番長3の帳票を見せてくれたのだが、私はそれを見て驚愕したのだった。
「なんだこりゃあ~~!」
「すみません。間違えました(汗)
こちらが本物です」