店休日から分かるパチンコ店の勢力図
今回はPETBOTTLEさんからのご質問にお答えします。
こんばんは。1点質問があります。 私の現在稼働している地域は埼玉県の片田舎ですが、この地域のパチンコ店は新台入替の際に必ず前日定休日になります。 以前稼働していた神奈川(横浜と神奈川西部)は定休日になる事は全くなかったので、とても違和感を感じるとともに打ちたい日に休みだとガッカリもしています。 恐らく警察の検定か何かの関係で前日に休みにしないといけないのだと推測はしているのですが、県によって条例などが違うのでしょうか? また、新台入れかの日が重なって地域の店がほとんど休みの時もありますが、ライバル店と日をずらしたりしないのでしょうか?後から導入すると遅れを取ってダメージが大きいとか? 質問は以上です。 |
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店休日の有無は地域によって異なりますね。
基本的には都道府県によって異なる場合が多いです。
新装開店前には必ず所轄の検査がある
新装開店前には店休を取る取らないに関わらず必ず所轄の警察の新台検査があります。
検査の内容は遊技台の検定番号やQRコードのチェックとなります。
検定番号はメーカー認定のものであるという照明ですので、そういったところをチェックすることによって不正なものでないかといったことを確認するわけです。
ちなみになぜ県によって店休日があるとことないとこがあるのかはわかりません。
あまり深い意味はないような気がします。
各曜日の店休日の特色
これは店休日がある地域での話となりますが、何曜日に店休をとっているかによって、その店の営業スタイルであったり営業力というものが浮き彫りになってきます。
【月曜日店休~火曜新装の場合】
新台を最も早く稼働できるのが最大のメリット。デメリットとしては祝日の振替休日として月曜日も営業することが多々ある為に、頻繁に店休日をずらすケースが多くなる。そうなると客も混乱するし月曜日は店休という先入観がある為に月曜の集客に若干影響がある。
【火曜日店休~水曜新装の場合】
月曜店休の次に新台を早く稼働することができる。さらに振替休日により店休日をずらさなくてはならないというデメリットもない。
【水曜日店休~木曜新装の場合】
新台の稼働は2日間の遅れを取ってしまっている。メリットは皆無。
【木曜日店休~金曜新装の場合】
新台の稼働は3日間の遅れを取ってしまっている。ただし、金曜に集客することによって良い形で土日の営業に繋げられる。
特に週末の稼働を重要視する店舗や中古台を中心に新装開店を行う低パチ低スロの店に多い(中古台であれば稼働が数日遅れてしまってもさほど損失はない為)。
新台は導入週であればどの曜日から動かそうが各店の自由です。
極端な話、最も早く稼働させたいのであれば日曜日に店休を取って月曜日に稼働させるという考え方もありますが、所轄の警察が検査に来れるのは平日のみなのでそれは不可能です。また、稼ぎ時である日曜日を休みにしてまで新台を早く動かすメリットはないので、現実的にどれだけ早くても火曜日からの稼働となります。
そして、例えば牙狼金色を40台買ったとします。その場合にはなるべく早く新装開店をして稼働させたいですよね。
特に牙狼金色に関わらずどんな新台でも1台あたり1万円といった高利益調整にするので、月曜日に店休日を取って火曜日には動かしたいと思うのが普通です。しかし、もしそれが火曜日ではなく金曜日に動かすとなると理論上120万の利益を損失したことになります。
しかも、新台は多くの客が早く打ちたいものですので、それが1日でも早く導入されるという店舗はそれだけで大きな魅力ですよね。
ですので、基本的にどの店舗も月曜店休にしたいのです。
ただし、月曜店休に関しては土日に祝日が被った時に振替休日が月曜日となりますので、その場合は店休日を火曜日にずらします。
当然、祝日となると休むのは勿体無いですからね。
つまり、月曜店休とはいっても、振替休日となったりその日が祝日であったりで営業することが何かとあるところがデメリットになるのです。これが火曜店休であれば基本、月曜は営業しているので問題ないのですが、月曜店休の店では「月曜日は休み」というイメージが客についてしまっているので、いざ営業しても多少は集客に影響があるものです。
ただし、そういったデメリットを考慮してもやはり月曜店休~火曜新装が最も理想です。
数百万掛けて導入した新台を最も早く稼働できることは大きなアドバンテージです。
その一方で、特に低パチ・低スロ専門店であれば機械代を抑えているので中古台での新装開店が多いです。
または、新台を買うとしても初週から入れない場合も多いでしょう。
その場合は新台を導入するタイミングが多少遅れてしまったとしても、損失は少ないので木曜日に店休を取って金曜日に新装してくる店舗も存在します。
理由としては金曜日に新装をやる店舗が少ないということと、金曜の稼働は土日の集客へと繋がる重要な集客ポイントですのでこの曜日にテコ入れしたいってことですね。
店休日で分かる店舗の勢力図
やはりどの店も月曜店休の火曜新装をしたいと思っています。
繰り返しとなりますが、新台を地域一番の早さで稼働させることは大きなメリットとなるからです。
では、次のようなエリアがあったとして店休日のシミュレーションをしてみましょう。
店舗名 | 台数 | 稼働率 | 店長名 |
---|---|---|---|
A店 | 1000 | 52% | びん娘 |
B店 | 880 | 58% | ペルセポネ |
C店 | 380 | 40% | 蛍火 |
D店 | 260 | 28% | アリス |
E店(低玉・スロ専門店) | 240 | 48% | 撫子 |
このエリアはA店とB店の2強ですね。
そして、E店が低玉・低スロという薄利によって稼働率では3番手という位置づけになってます。
この場合ではA店とB店はどちらも月曜日に店休を取りたいと考えます。
しかし、どちらの店舗も月曜日に店休を取って同時に休んでしまうとC・D・E店が美味しい思いをするだけではなく、エリア外に客が流れてしまう可能性があります。
さらに重大なことは、A店にしてみればB店が店休日の日は爆発的に稼働がアップするということです。
それはB店にとっても同様であり、どちらかが休みの時はどちらかが営業するという状態にすることがお互いにとって都合が良いということになります。その為に、A店とB店は店休日をずらすのが一般的です。
そのような考えから
A店 月曜店休
B店 火曜店休
となったと仮定します。
となると他の店舗はいつ店休を取るのでしょうか?
例えば、C店が月曜日に店休を取ってしまうのはちょっと勿体ないです。
理由は月曜日はA店が休みなのでそこでの顧客が来店する可能性があるからです。そう考えるとB店が休みの火曜日に店休日を取ることも勿体なくなるので、店休日は水曜日に取らざる負えなくなります。
つまり、A店よりも新台導入が2日も遅れるわけですね。
しかし、それは仕方のないことであり、このようにエリア内の勢力図によって店休日を取る曜日が変ってくるのです。
例えば、そういった勢力図を気にせずにC店が新台を地域最速で稼働させたいので強引に店休日を月曜固定にしたとします。
そうなると新装開店がA店と被ってしまうというデメリットとA店が休みの月曜に営業できないというデメリットが存在してしまうわけであり、結局月曜店休自体が利にそぐわないということになります。
逆に地域一番店のA店にしてみれば、C店が休みの日に営業できないことやC店と新装開店が被ってしまうことはほとんどデメリットにならないわけです。むしろそれよりも新台を地域最速で稼働できるメリットの方が遥かに大きいでしょう。
以上の理由から月曜~火曜店休はA店とB店。
水曜~金曜店休はC店とD店とE店となります。
また、基本的に月曜店休が最もメリットがあるのでA店とB店がお互い譲らずに月曜日を店休にしてしまうという例も存在します。
しかし、それを長く続けていると月曜日にはそのエリアから顧客が流れてしまう為に、お互いに共倒れっていう懸念もありますね。
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