換金所殺人で500万奪って逃走した話【後編】
昨日の前編の続きです。
「換金所スタッフを刺して500万奪って逃げた。今、町田に向かっている」
といった冗談を親友のフィンクスに話したら、そこから同じく親友のジョネスに話が行き渡ってジョネスからも電話が掛かってきたって話です。
結局その後、深夜にフィンクスと電話した時に換金所を襲ったのは冗談だったということを打ち明けました。
フィンクスは
「なんだ~!冗談だったのか~。一瞬、マジだと思ったよwww」
と言いました。
なぜ、こんなくだらない冗談を信じたのでしょうか?
その理由はその後の、フィンクスの話で明らかになりました。
フィンクスがクロロの嘘を信じた理由
その① 実際に換金所強盗が起こっていたのでリアリティがあった
私が殺人を犯して換金所から500万奪って逃げたという話をした時点では、フィンクスは「またいつもの冗談だろ」と思っていたのですが、その後フィンクスは彼女との電話の際に「そういえばクロロさんが住む山梨県の●●市内のパチンコ屋で強盗殺人があったみたいだよ。犯人はまだ逃走中みたい」といった内容を彼女から聞いたのでした。
それを聞いた時に「これはマジかもしれない…」と思ったそうです。
確かにそのタイミングで彼女からそういったことを言われたら信憑性が増しますよね。
その② クロロならなんかやらかしそう
フィンクスやジョネスとは幼少からの付き合いなので、二人とも私の性格はよく知っており「通常では考えられないことをやる奴」といったイメージを抱いています。その為、今回の冗談を信じたそうです。
まあ、こんな話をすると私が危ない奴と思われるかもしれないですが、決してそんなことはないです。
殺人はおろか、喧嘩や人に危害を加えたことは生まれてこの方一度もしたことがありません。
ただ、昔から人とは違ったことをして友達を笑わせることが好きだったんですよね。
クロロの嘘が分かった後の二人の反応
フィンクス
「なんだ~。やっぱり嘘だったかw彼女との電話の件で一瞬マジかと思ったよ。ただ、クロロが逃走してるって聞いてワクワクしたっていうかそれもそれでいいかなと思った。俺も大学生活とか人生どうでもいいと思っているから、クロロが逃げ込んでくるのも面白いと思った」
ジョネス
「なんだ嘘か~。でも、良かったよ。安心した、本当に良かった」
繰り返しとなりますが、冗談を言うことは度々あってもここまで話が大きくなったのはこのケースくらいです。
二人とは毎日連絡を取り合うほどの仲であり、3人のバンド活動で練習したりレコーディングしたりライブをやったりしたことなどは今でも永遠の思い出です。
ジョネスに関しては現在、介護士の仕事をしており優しい彼の性格に合った天職のように思います。
一方、フィンクスは6年前に他界しました。私はフィンクスのことが大好きでしたのですごく寂しいですね。
今でも、度々彼のことは思い出すし久しぶりに一緒に飲みたいな~って思うことはありますね。