パチンコ店の女性副店長に蹴落とされた話 その③
前回のブログの続きです。
~関連記事~
パチンコ店の女性副店長に蹴落とされた話 その①
パチンコ店の女性副店長に蹴落とされた話 その②
店内で強い影響力を持ったメンチ副店長は気に入らないアルバイトスタッフを次々とクビにしていきました。
[クビに追い込んだ事例]
・以前から馬が合わなかった男性アルバイトが短い期間に2回遅刻したので、それを理由に「彼はクビにすべき」とN店長に提唱⇒採用
・アルバイト複数人で鍋パーティーをやった時にある男性アルバイトがメンチ副店長のヤリマン説を提唱。そこにいた女性アルバイトが後日それをメンチ副店長に報告。怒りを覚えたメンチ副店長はその男性アルバイトが業務中にあるミスをやらかしたときに「彼はクビにすべき」とN店長に提唱⇒採用
まあ、そんな感じで合計5~6人は退職に追い込まれました。
トライアングル?
メンチ副店長ヤリマン説を唱えた男性アルバイトは私より年上なのですが、彼が辞める前にその人から休憩中にある忠告を受けました。
「クロロ副店長。あなたは、誰にも平等で接しやすい人です。できれば、あなたに店長になってほしかった。私はもうすぐ退職しますが店長になってください」
そして、彼は以下のように話を続けました。
「この店はTエリア長・N副店長・メンチ副店長のトライアングルで形成されています。クロロ副店長もそれに入らないとダメですよ。干されていきます」
つまり、彼が言っていたのは以下のような図式でした。
店内は表向きは一人の店長と二人の副店長が中核を担っているのですが、事実上はそこにTエリア長が入り、私(クロロ副店長)は除外されているような状態でした。
図式でいうと赤のラインがトライアングルとなります。
「メンチ副店長はいつもTエリア長やN副店長と3人で飲みに行っています。そこでゴマを擦っていますよ。クロロ副店長もそれをやらないとダメです」
それを聞いた私は、彼の言っていることは理解できるのですが、そのようなテクニックは私にはないので「結局どうしようもない」という状況でした。
そのような状態が継続し、近くにダイナムが進出してくるという情報が入りました。
N店長との確執
信頼の森など特に低パチの使い方に定評があるダイナムということで、自店の1円パチンコのユーザーが流れてしまうという危機感が募りました。
そして、当時の私は1パチの営業を担当していたのですがダイナムのグランドオープンに向けて、ヘソ釘を最大限にアケることと1パチを減台し50銭パチンコを始めようと、私を抜きにしてTエリア長とN店長で話を進めてしまったのでした。
私としては、それは危険と感じたのでN店長の意見には意義を申し立てました。
何が危険かっていうとダイナムにビビッて1パチを減台してしまうことが完全にまずいと思ったのです。
まあ、それには色々と理由があるのですが恐らくダイナムの1パチの台数は自店を上回らないだろうと予想していたので、ダイナムよりも台数を揃えておく必要があると思いました。そして、何より1パチを50銭に単価を下げること自体が愚かだと思いました。
基本的に、単価を下げる行為は最終手段です。
闇雲に単価を下げて利益確保ができず、徐々にジリ貧となる店舗を私は見ていましたのでそれは絶対にまずいと思いました。
以上のことをN店長に話したのですが、私の意見は全く受け入れてもらえず1パチを減台し50銭パチンコを始めることになってしまいました。