パチンコ業界の就職状況
4月というと新卒が企業に入社する月でもあります。
私の会社でも例外なく十数人の新乳社員が入社しました。
一方、業界で10%近くの売上シェアを持つマルハンの状況はどうでしょうか?
マルハンの入社状況
2016年度のマルハンの新入社員数は247名。
現在のマルハンの業界シェアを考えると明らかに少ないと思いましたね。
今年も、新店バンバン出してくることが予想されますが人材は足りているのでしょうか。
パチンコ業界は人材不足
パチンコ業界では年々人材の確保が困難になっています。
というのも、パチンコ業界の最大の魅力は給料の高さにあるのですが、現在の若者が給料の高さで働く場所を選ばなくなっているという傾向があるので、わざわざ世間体も職場環境もよくないパチンコ業界で働く理由がないんですよね。
各台計数機などの登場で、少ない人数でも営業できるスタイルができつつありますが、そのような体制を作っていかないとうちの会社も含めて非常にキツイ状態になると思います。
では、どんな職種が人気あるのかちょっと調べてみました。
1位 公的機関&士業
2位 金融・保険
3位 メディア・広告関連
4位 ゲーム、音楽、パチンコなどのエンタメ・レジャー
5位 医療品・化粧品などの生活用品・サービス関連
6位 食品・農業
7位 電機・精密機器
8位 IT情報関連
9位 自動車・重機械関連
10位 小売・外食関連
※BIJOH/ビジョー調べ
あれっ!?
以外にもパチンコ店の人気は高く、4位にランクインしています。
ただ、あくまで“パチンコなど”と書いてあるので、実質的には他の業種のエンタメ系の方が人気があるんでしょうね。
それにしても、1位が公的機関というのは何とも日本人らしいですね。
安定志向の学生が非常に多いということが伺えます。
ただ、こういった人材こそあまり企業にとっては欲しくないということは何となく想像できますが‥。
パチンコ業界への就職について
私個人はパチンコ業界への就職をあまりオススメしませんが、就職するのであればマルハンかダイナムなど大企業が良いと思います。
逆に一番ヤバいのは、2~3店舗の小規模グループです。
これらの企業では、社員層も薄い為に過酷な労働環境を強いられる可能性が高い。
例えば、新台入替のある日には早番終了後に再び夜に出勤して入替作業を手伝うといったケースが日常的に起こります。
さらに店長ともなると朝から閉店まで通しで働くことが日常的にあったり、主任クラスでも早番終了後に閉店後出勤して集計をやったりとか、とにかく人が揃っていないので労働環境が過酷なわけです(しかも残業代は出ない)。
唯一のメリットといえば、小規模グループは大型チェーンよりも幹部が少ない分、一人あたりの給料が高かったりします。
ただ、それも店長以上まで上り詰めればの話だし、弱小店舗でも儲かっていたバブル時代の話ですので、やはり現状では小規模の企業はデメリットしかないと思います。
個人的に指標にしているのはその企業で働いている社員が上を目指しているか否かってところです。
ブラックな企業では、班長・主任・店長といった役職にはなりたくないと思って働いている社員が存在したりします。
理由としては、多少は給料が増えるけど拘束時間や責任が大幅に増えるというデメリットが存在するからです。
これって、良くないですよね。
社員が昇進を目指していない職場環境に未来はないでしょう。
人員が整備されている大型チェーンであれば、昇進して責任は増えるけど拘束時間が大幅に増えるってことはあまりないです。
そして、昇給ももちろんですけど店長になれば高級車を買い与えられる凄まじい企業も存在します。
まあ、高級車の件はレアなケースですが、つまりは昇進しても拘束時間はさほど変わらないので純粋に給料の単価だけが上がってく感じですね。それなら、誰もが昇進を目指すはずです。
もう1年以上前の話ですけど小規模の弱小店舗で働くズシという後輩と昇進についての話をしたことを記事に書いたことがあります。
今回の論点とはちょっとズレますが良かったらご覧ください。