パチンコ店の女性スタッフに笑っちゃうほど嫌われた話 前編
入社して数年が経過し、いい感じで社畜に染まってきた時のある思い出話です。
その時は20代半ばから後半くらいで、その時は班長だった私は主任を目指して頑張っていました。
まあ、不器用ながらもクソ真面目に働いていましたね。
主任になれば今よりも2万円給料が上がる。
さらに副店長になれば5万円給料が上がる。
5万円上がれば、それで今住んでいるアパートの家賃が払える。
こんなにすごいことはない。
早く、主任~副店長~店長に昇進したい!
昇進して給料を上げて、奥さんを楽にしてあげたい。
そう思って、ガムシャラに働いていました。
入社から数年後にとある過疎店に配属
入社して数年後に転勤になりました。
転勤先は比較的田舎の地域にあるパチンコ店です。
過疎店ってほどではないですけど、300台以下の小さな店舗でした。
そして、そこで働いている社員は定年を迎えている年配社員が多く、要は会社にとって一番優先順位が低い店舗だったので、所謂使えない人間が回されている店舗であり、主任以上はまともでしたが班長やそれ以下の社員はモチベーションが低くやる気がない状態でした。
まあ、やる気がないっていうのには語弊があります。
やることはやるんですけど、向上心がない人達が集まっている感じですね。
その日暮らしで先のことはあまり考えない(昇進を目指していない)。
店舗の利益よりも、さっさと仕事を終わせて家に帰りたい。
万事こんな感じです。
ちなみに、その時に転勤してびっくりしたのは遅番出勤時に社員ミーティングが始まる前に、室内で競馬新聞を読んでいる定年間際の班長がいたんです。
これには思わず笑っちゃいました(苦笑)
あとは、終礼時にタバコを吸うのがOKという規則になっていたり、まあ昔のパチンコ店といった感じでした。
で、そんな場所に20代中盤のいい感じで社畜に染まってきたモーレツ社員のクロロが転勤してきたからさあ大変。
「こんな状況ではまずい!もっと店舗を良くしていかねば!」
といった形で色々と行動したわけです。
稼働を上げるためにやるべきこと
転勤してから約一ヶ月後に私はミーティングを開きました。
実際に私が転勤してきてから、感じたことをレポートにまとめて他の社員に言及しました。
そのレポートは「稼働を上げるためにやるべきこと」というタイトルでした。
そこで働いている社員は、全てにおいて「早く帰るため」とか「楽するため」といったことに基づく合理的な考えで動いているので、そうではなくて「稼働を上げるため」という目的に基いて行動しようという話をしました。
※もちろん、露骨にそんなこと言ったら喧嘩になるので、もっとオブラートに包んだ言い方で話してます
まあ、具体的に言うと、閉店1時間前から次の日の装飾の準備をホール内で始めてるわけですね。
BOXの中でお客さんが遊技してるのに、そのBOX内のフラッグを外して次の日のフラッグに差し替えてるわけです。
それって、お客様のご迷惑になるし、閉店後の前倒し作業よりも目の前のお客様を優先しましょうなんて話をしたわけです。
(まさに入社数年後の社畜がいいそうなことですねw)
その結果として、自分より全員年上の班長であったり社員はいちおうはその通りにやりましょうということになりました。
まあ、明らかにその時の自分は煙たがれる存在でしたけど、向上心がないながらも真面目な社員は自分について来てくれました。
ベテランアルバイト
そういった感じで改革を初めて行き、当然その時の店長からは期待されていました。
その店長自体も私と同じタイミングで転勤してきて、私と同様にカルチャーショックを受けていたので、お互いにどうにかしなきゃならないという気持ちはあったということです。
そういった境遇がキッカケで、その店長とは親密となり今でも付き合いがあります。
現状、その店長は8年前に退社してしまいましたが、現在もパチンコ業界に携わる仕事をしており、先月東京で飲みました。
(その時の話もけっこう面白いので後日記事に書こうと思います)
そんな感じで、まずは社員から改革を始めたわけですが、次にアルバイトもしっかりと巻き込む必要があります。
で、その時のアルバイトは全部で6人いたのですが、早番専門の女性アルバイトでマチという23歳のバツイチ子持ちのスタッフがいました。