姫路サルーンはなぜ営業できたのか?|パチンコ業界と暴力団
今回は質問にお答えします。
題名: 裏モノについて
メッセージ本文:
このブログが大好きで移動中にいつも見ています。
もっと業界の裏話とか書いて欲しいです。
前回質問答えて頂きありがとうございました。
今回は今までのパチスロ人生で一番気になったことを質問してみたいと思います。
素人ではなく業界人の意見を教えてください。
昔摘発された。姫路のサルーンをご存知ですか?
どこの地域にもなん店舗かあった裏モノの時代ではなく。5号機時代に堂々と営業してた有名店です。
出張の帰りに行ったことはあります。
風営法でたしかダメだったと思うんですが、まず店内で酒を販売してた。バニーガールがいた。
その他、ジェットカウンターが2種類あって、8000枚以上だと専用のジェットカウンターで明らかに枚数少なくなる。
万枚オーバーで県外の客は翌日交換。身分証コピー。
なにより設定6への打ち換えを営業中にもやる。
裏モノは基盤などを調べない限り、理論上、1G連が10連も可能ですし、子役が1000ゲーム落なくても、ノーマルのジャグラーでもありえなくはないのでまだ言い逃れが出来ると思いますが、上に書いた営業スタイルだと明らかにアウトだと思うんですが、なぜ全国区で有名になれるくらい営業を継続できるのですか?
素人的には関西と言うこともあり、黒い社会の経営者。または部落などの複雑な繋がりがあって、警察が摘発しない。できない。
他店がいくら告発しても警察のトップとズブズブで黙認の状態。
警察が手を出せないほどの権力者が裏にいる
たしか一回摘発されて、2ヶ月くらいリニューアルオープン準備で再度営業してまた裏モノをおいて、摘発され、そのまま閉店になりました。
自分がフル稼働してた4号機時代に新宿のスロット専門店で営業中にボタンが外れて、押し込んでそのまま摘発で閉店したお店を知ってます。
地域で差があるのはわかりますが、業界にいる方として、どうしてこの店は営業できてたのでしょうか?
こんばんは^^
いつもご愛読ありがとうございます。
姫路サルーンは当時は社内でも話題になりましたよ。
正直なところ営業出来た理由はよく分かりません(^^;
ただし、一番有力というかよく聞かれるのは山口組の奥さんが経営していたということもあり、警察との繋がりがあったので見逃してもらっていたという説です。
まあ、これは噂レベルでの話ですので実際のところはよくわかりませんが。
ジャグラーが5G以内に連チャンするゴッドverの裏物を使っていたようですね。
千円あたりの回転数は18G程度であり、天井も存在するようです。
店内にはバニーガールが存在していて、バーも設置されており酒も提供していました。
ただし、そのバーというのは一度外に出てからの休憩コーナーとなっていたそうです。
まあ、部類としてはパチンコ店ではなく“闇スロ”ですよね。
しかし、闇スロにしてもここまで有名になって全国からファンが集まるといった現象は極めて異例です。
闇スロは闇の中でしか営業できないので、有名店になってしまった瞬間摘発となりますからね。
そういう意味では、実際に摘発されて閉店している点では一緒ですが、なぜ短期間でも営業することができたのかって話ですよね。
私の見解を語らせていただきますと、所轄によって規制の温度感が全く異なるのも事実ですから、まずはそういった状況が影響していたことが考えられます。
4号機から5号機へ移り変わった時期の時代背景
これは私自身も姫路サルーンが存在していた時期に体感していたことなのですが、その時期って所轄による規制の温度差が非常に激しかったのです。
さらに、それだけではなく同じ所轄のエリア内でも店舗ごとに対する対応が違っていたことを今でも憶えています。
例えば、所轄の違うエリアで規制が違うのはまだ分かります。
今で言うと、営業時間や換金率、または広告規制による温度差です。
例えば、東京と埼玉エリアでは換金率がことなりますし、埼玉と茨城エリアでは営業時間が異なります。
そのように、所轄が異なれば規制も異なるというのはまだ腑に落ちるのですが、同じ所轄内でも店舗に対する対応が違っていたという時代が存在していて、それがまさに姫路サルーンが営業していた時期と被っていました。
例えばその時期の思い出で、私のホールではメールなどで設定示唆の表記をしてしまうと所轄から厳重注意が来ていたのですが、ライバル店にはそのような注意処分が入らなかった為にやりたい放題やられて、かなりの稼働率差を付けられたということがありました。
その時に「なぜあのホールには注意処分が入らないんだろう」という話を幹部を交えて話をしたことがありますが、結局「警察と繋がっているんじゃないか」といった結論となりました。
実際に客を装ってライバル店のクレーム(違法性)を生活安全課に電話したことがありましたが、特に聞いてくれただけで具体的にそれで警察が取り締まりに動いたということはありませんでした。
そういった、警察の対応もいい加減で不平等な時代だったからこそ姫路サルーンのようなホールが存在したことも理解できますし、もちろんバニーガールや酒の提供となると、これはもう一発アウトという話ですがそれでも営業できたのはそういった時代背景と暴力団の存在もあったんだと思います。
あとは、実際にホールから裏金をもらって規制を甘くしていたことが発覚し捕まった警察幹部も存在しましたよね(^^;
なので、姫路サルーンが短期間といえども営業できたのは
・時代背景
・地域性
・暴力団
・賄賂
といった要素が考えられます。
もちろん、暴力団に関してはほぼ全てのパチンコ法人に関わっているものであり、その存在なくして営業することはできません。
実際にうちのホールにも毎月地元暴力団の子分が集金に来ますよ。
だいたい「植物」や「置物」を持ってきて5万円前後で買わせられます。
また、年末にはカレンダーを持ってきてそれも5万前後で買わされます。
それを断った日には翌日にトラックがエントランスに突っ込むことになりかねないので、会社の指示で買うことになっています(^^;
2016.8.14追記
42才のスロ好きです。今は兵庫県で休日に遊び程度で打ってます。昔は亀有等でセットロムの台を打ったり、ヤスダで5年ぐらい働いてました。業界関係者にも知り合いがそこそこいます。
数年前は姫路のSaloonが酷かったです。桜しか出ません。
桜から、台をとればいいと思いますが、桜の着席後、数分でコインが詰まった等の理由で台を開け設定変更。
裏物メインの営業でしたが、たまたま、高設定が入って桜の台をとれた時は、トイレに行ってる間に設定下げます。リプを揃えてトイレに行ったのに、帰って来てレバー叩いても回りません。酷い時は急遽、打ち止めにされたり、23000枚ぐらい出て交換したら、20000枚の表示3000枚のジェットカット。とにかく有り得ない話のオンパレードでいい思い出です。
2016.9.2追記
※読者様からの画像提供
2017.1.21追記
題名: 姫路のお店
サルーンのお店の件とかで懐かしくなったので、送ってみました。
件の店とは違いますけど、その店をオープンする前に系列店で働いていました。
知っている事をちょっぴり書いておきたいと思います。
当時、近隣の店舗も含めて市内全域に近いレベルで裏モノが
はびこってたのはそこそこ有名で、沖スロをメインに、ストック機やパチンコもそうでした。
10店回れば、8店舗は裏モノを設置してたと思います。
今は絶対無理ですが、営業中の釘開け、スロットの設定打ち変えや設定公開、遊技中に壊された台の部品を営業時間内で修理、新台を入れるからと急遽営業時間短縮したり年に一度のイベントではくじ引きで豪華景品プレゼントとかやりたい放題でした。
今だからこそ言えますが、釘開けは、ここで話題になってる方もよくやってましたよw
開ける理由が、パチンコの出玉が少なすぎるからとかむちゃくちゃな理由で開けられてましたね~…まあ、その分スロットが黒だったんで、パチンコは赤でも良かったんでしょうけど。
もちろん、日々のトータル収支が黒なのは、台が台なだけに当然でしたが、余り利益を出し過ぎたくないっていう不思議な方でした。
話しがそれすぎましたが、当時の当たり障りのないエピソードをいくつか…
ドル箱のタワーも当時からやっていて、基本は縦積み10箱。
出玉がそれ以上になると隣に積んでいくって感じです。
パチンコは、センターの広い通路に、ドル箱を三角形にして交互に積み上げていくっやり方で、これも10段w
どちらもバランス良く積むには下段を出玉で一杯にして、上になるほど少しずつ減らしていくってのをやってましたね。
そうしないと、重みで潰れるのが目に浮かぶでしょ?
あと、男性が気になるバニーガールはレースクイーンの格好で毎週数時間来てましたよ。モデル事務所からのイベントコンパニオンでモデルの卵って方達だったかな~…
色々書くと長くなりすぎるので、また何か聞いてみたい事があればご質問下さいな。
分かる範囲と答えられる範囲で回答させていただきます。
長文失礼しました。
2018.7.26追記
題名: サルーンに関して。
平成21年から行方不明になっていた東京の広告会社社長を拳銃で射殺したとして、兵庫県警暴力団対策課などは23日、殺人容疑で、韓国籍の元会社経営、陳春根被告(44)=別の殺人罪などで起訴=を逮捕した。
捜査関係者によると、陳容疑者らは同社長に10億円を貸していたが、返済が滞ったため、21年4月、東京都内の事務所から前田さんを連れ出した。その後、約1年2カ月にわたって姫路市内のマンションなどに設置したおりに閉じ込めたといい、陳容疑者は逮捕監禁罪でも起訴されている。
陳容疑者はこれとは別に、元暴力員の男性2人を殺害したとする殺人罪など計10件で起訴されている。
判決は2018年8月の予定で、初公判から判決までの実審理期間は207日。裁判員裁判では、名古屋地裁の九頭竜湖女性殺害事件の160日を大幅に上回り過去最長となる。
起訴状などによると、陳被告は実行役とみられる上村隆被告(51)=殺人罪などで起訴=らと共謀し、元暴力団組員の下山誠也さん=当時(37)=と元会社社長、前田巌さん=当時(50)=を殺害。韓国籍で元暴力団組員の厳大光さん=当時(57)=を監禁し、死なせたなどとされる。前田さんと厳さんの遺体は見つかっていない。
通称中村春根こと陳春根と言って三兄弟や親戚でパチンコ屋を何軒も経営してることで有名。
姫路で有名だった裏物パチスロ店「サルーン」の実質経営者。
奥さんが山口組というのは無いです。
その時代は所轄により暴力団と平気で癒着していた時代で、ほかの地域でも裏物はありました。
また事件の事もあり当局がある程度泳がせていた可能性もあります。
?
この事件、結構根が深い。話は十数年前に遡るが、
①姫路市内に巨大なパチンコ屋が開店。
②陳春根の父親(パチンコ屋で大金持ち)がヤクザを使って、そのパチンコ屋にトラックを突っ込ます。
③父親とヤクザが揉める(理由は不明。)
④春根がヤクザの腕を折る。
⑤ヤクザが父親に数億円の詫び料を要求。
⑥父親が拒否。
⑦姫路の繁華街魚町で父親がヤクザに襲われ、頭をゴルフクラブで殴られ、死亡。
⑧下山(2011年に殺された奴。)が身代りで入獄。
⑨下山出獄後、春根等に拉致される。(一回目。)
⑩下山は自力で脱出し、警察に駆け込む。
⑪下山、2回目の拉致。保冷車で死んでるのが見つかる。
⑫2010年の事件発覚
⑬裁判中。
詳しくは裁判記録見れば解ります。
サルーンに関連する情報を頂き次第随時追記しております。
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