ノリ打ちの苦い思い出 後編
先日のブログの続きです。
高橋は徹夜で新台整理券をゲットしてゴルゴ13に着席しました。
高橋は自分の渡した2万と彼の2万とを合わせた計4万の軍資金を持っておりそれで勝負して勝ち分を折半するというわけです。
ちなみに当時の高橋は無職であり、実家で暮らしながらバイトを転々としていました。
また、自宅では同人誌を書いておりそれを地元の古本屋等に売り込みに行っていました。
自分はよくわからないですけど、ギルティギアとかのエロマンガを書いていましたね。
話はそれましたが、9時にオープンすると高橋のゴルゴ13の出玉はすこぶる調子が良い状態で、ゴルゴチャンス(AT)のみでドル箱勝ち盛り1箱まで出していました。
自分はホールで働きながらニンマリしていたのですが、そこからは出玉がピタリと止まりメダルはみるみるうちに飲まれていきついには追加投資までする状態になってしまいました。
その後はだいぶ現金投入がかさんでしまい、昼過ぎになるとついに高橋は台移動してしまいました。
そして台移動後打ったのがロデオのダブルチャレンジ。
この台はおそらくパチスロ史上最もギャンブル性の高い台です。
最大の特徴は通常時に獲得したATを掛けて増やすことで、ATの獲得ゲーム数は100or10ゲームなのに対してそれを1.5~30倍で賭けることができるんです。
つまり、AT100ゲーム獲得したとしてそれを30倍に掛けて成功したらAT3000ゲーム獲得となります。
そして純増は1ゲームあたり3枚だからほぼ万枚確定ってわけです。
当然、賭けに失敗するとATゲーム数が消滅します。
たしか30倍に掛けたときの成功率は1/28でした。ほぼほぼ外れますが当たれば万枚ってのはすごい話ですよね。
話はそれましたが高橋はダブルチャレンジに座って勝負していました。
しかし、そこでも数十分で負け。
すべての金を使い果たしてしまいました。
このような形で自分と高橋のノリ打ちはお互いに2万づつ負けた形であっさり終了。
すごく気まずかったというわけではないですが、仕事後も特に高橋には電話しませんでした。
今思うと、新装の新台打てばほぼ勝てるとかずいぶん誤解と偏見を持っていたのだなと思います。
でも、当時はそれが分からなかったんですよね。
知識もないし、いつも働いていて新台の稼働と出玉に騙されていたんだなって思います。
まあ、それって売上が見えない皆さんも同じ気持ちですよね。
今思うとそんなもの勝てるわけがないと強く思います。
新装開店時に新台で勝とうなんて思わないほうがいいです。
新台は間違いなく機械代を回収しにきますからね。
とにかくどこが苦い思い出かって、二人で4万負けてしまったこともそうですけど深夜から並んだのにも関わらず勝てなかったということでしょうね。
ノリ打ちは今でもちょいちょいやるし、一人で打つよりもだいぶ好きなんですけどノリ打ちするときってピンで打つときよりも勝ちたいなって気持ちが強いです。やはり人を巻き込んでいるわけですからね。
ただ、今やってるノリ打ちは今ブログで書いたような博打ではなく、理論的な立ち回りに基づいたものですのでハッキリいって勝利はかなり高いですヽ(´ー`)ノ