パチンコ店であった超絶パワハラ上司の話 中編
パチンコ店であった超絶パワハラ上司の話の中編をお送りします。
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パチンコ店であった超絶パワハラ上司の話 前編
人をパチンコ台のスペックに例えて侮辱
私は、上司である副店長のレオルのパワハラ発言を録音する為に、常にボールペン型のボイスレコーダーを携帯し、チャンスを伺っていました。
すると、数日後に事務所でレオルからの説教が始まりました。
ちなみに何に対しての説教だったのかは憶えてません。
多分、どうでもいいことに対しての説教だったと思います。
レオルは説教好きなので、職場で起こりうるどうでもいい事例をかいつまんで問題視し、説教することが大好きなのです。
おそらく皆さんの職場にもこういった人間は1人はいると思いますが、これは組織の足を引っ張る極めて厄介なケースです。
組織においては「問題を解決する能力」よりも「何を問題と捉えるか判断する能力」の方が圧倒的に重要です。
問題を解決しても一向に状況が改善されず、目的に到達できないという組織は、往々にして問題を絞れずに無駄に体力を消耗しているからこそ、前進できないパターンが多い。
レオルはまさにそういったタイプの人間で、彼のどうでもいい説教で仕事中の部下の手を止めさせ、組織の足を引っ張っていたのです。
レオル「クロロ。お前に足りないことに関して最近気づくことができたよ」
クロロ「えっ!?何のことでしょうか?」
レオル「お前は300~700台規模の小型店や中型店の経験がメインで、800~1000台以上の大型店での経験が少ないから、感覚が今の店舗に追いついてないんだよ」
クロロ「・・・・・・・」
レオル「お前の小型~中型店で培われた小手先の考えはここでは通用しない。
これはどういうことかというと、例えるならお前はパチンコでいう甘デジやライトミドルなんだよ」
クロロ「・・・・・・・」
レオル「今働いているのは900台規模のホールだ。考えを変えろ。甘デジとかライトミドルじゃダメなんだよ。
MAX機になってくれないとこのホールでは通用しないぞ」
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この発言には、流石に頭に来ました。
いや、頭に来たというか呆れました(苦笑)
まったくどこまで人を馬鹿にするんだって感じです。
私が反論しないからって、完全に舐めているわけです。
しかし、私はその発言をボールペンのボイスレコーダーに録音することができました。
この時点で証拠を握ったわけですが、それでも行動を起こすのには不十分でした。
クロロの作戦
そこで私は以下の様な作戦を考えました。
①相談があるからとレオルを応接室に誘い入れる
②クロロが今までされたパワハラ行為を読み上げて謝罪を要求する
③レオルがキレる
④応接室に入ってからの一部始終を録音していたことをレオルに話し、それを店長及び人事課に報告すると警告
⑤呆気に取られたレオルはめちゃくちゃ焦る
⑥本当に店長及び人事課に報告
⑦レオルが何らかの処分を受ける
⑧処分が甘かったら労働基準監督署など何らかの法機関にも訴える
完全に頭に来ていたので、その作戦を家内にも話し実行は秒読み段階に入っていました。